《概要》
showweb は Web ページや html ファイルを表示するツールです。
特定の Web ページを閲覧したり、html ファイルを表示するのに使用することができます。
バッチファイルや VBScript などで使用するのに便利なツールです。
《パラメータ》
showweb [/s[p] 幅 高さ [X Y] | /k] [/f] [/u] [/a] [/d[:プロファイル名] | /p] [/m] [/z] [/i アイコンファイル] [/l[u][ds]] [タイトル] アドレス | ファイル
/s ウィンドウサイズを指定する
p ウィンドウ位置を指定する
/k 全画面モード
/f ウィンドウサイズを固定する
/u UI を制限する
/a 閲覧を制限しない
/d データを残す
/p プライベートモード
/m 音をミュートする
/z ズームの調整をする
/i アイコンを設定する
/l ファイルの html 文字列を読み込む
u Unicode のファイルを使用する
d ファイルを削除する
s ファイルの更新を反映する
《詳細》
showweb は html ファイルや Web ページを表示する 64bit ウィンドウズアプリケーションです。
html の表示エンジンは Microsoft Edge WebView2 を使用しています。
右クリックでコンテキストメニューを使用したり、キーボードショートカットを使用することができます。
「タイトル」を指定するとウィンドウのタイトルを指定することができます。指定されなかった場合は Web ページのタイトルが使用されます。
「アドレス」または「ファイル」で表示する Web ページの url またはファイル名を指定します。また「ファイル」で PDF など Microsoft Edge が対応しているファイルを開くこともできます。
デフォルトでは指定されたアドレスのドメイン以外のページを表示しようとした場合、そのページは Windows のデフォルトのブラウザで表示されます。
新しいウィンドウや新しいタブで Web ページを表示しようとした場合、そのページは同じウィンドウで表示されます。
デフォルトでは閲覧データはウィンドウを閉じた時にすべて削除されます。
「/s ウィンドウサイズを指定する」が指定された場合、ウィンドウの幅と高さを指定することができます。0以下の値が指定された場合、タスクバーを除いた画面の幅または高さから指定された値を引いた値がウィンドウの幅または高さとなります。
「/sp」が指定された場合、ウィンドウサイズとともにウィンドウの位置を指定することができます。0以下の値が指定された場合、タスクバーを除いた画面の右または下からウィンドウまでの空きの幅または高さとなります。-0 を指定することもできます。
ウィンドウサイズが指定されていない場合、1400ドットの幅および、画面の有効な高さの上下それぞれ 10ドットが空いた高さになります。
ウィンドウの幅が画面の有効な幅よりも大きい場合、ウィンドウのサイズは画面の有効なサイズいっぱいになり最大化された状態で表示されます。ウィンドウの高さが画面の有効な高さより大きい場合、ウィンドウの高さは画面の有効な高さの上下それぞれ 10ドットが空いた高さになります。
「/k 全画面モード」が指定された場合、ウィンドウは全画面で表示され、ウィンドウのタイトルバーは表示されなくなります。
「/f ウィンドウサイズを固定する」が指定された場合、ウィンドウのサイズは変更できなくなります。
「/u UI を制限する」が指定された場合、コンテキストメニューやキーボードショートカットは使用できなくなります。
「/a 閲覧を制限しない」が指定された場合、指定されたアドレスのドメイン以外の Web ページも表示できるようになります。
「/d データを残す」が指定された場合、閲覧データを保存することができます。
「/d:プロファイル名」を使用してプロファイル名を指定した場合、プロファイル名ごとに閲覧データを保存することができます。
プロファイル名に使用できる文字は、英文字、数字、「#@$()+-_~.」 およびスペースです。最後の文字に「.」またはスペースを使用することはできません。プロファイル名に使用できる文字数は64文字までです。英文字の大文字小文字は区別されません。
プロファイル名にスペースを含める場合、「/d:"Profile name"」のように指定してください。
現在使用している閲覧データはコンテキストメニューから削除することができます。
閲覧のデータを保存した場合、保存されたデータを使用した Web ページでの入力が補完されます。
「/p プライベートモード」が指定された場合、プライベートモードで閲覧されます。指定されたアドレスのドメイン以外の Web ページは開かなくなり、新しいウィンドウや新しいタブで表示しようとした Web ページは表示されなくなります。
「/i アイコンを設定する」を指定するとウィンドウのアイコンを設定することができます。アイコンのインデックスも指定することができます。
アイコンファイルとインデックスは「"C:\Windows\System32\shell32.dll,13"」のように指定します。インデックスを指定しなかった場合は「0」が使用されます。
ショートカットファイルから showweb が実行された場合にアイコンが指定されていない場合は、ショートカットファイルで指定されたアイコンが使用されます。
「/l ファイルの html 文字列を読み込む」が指定された場合、ファイルの内容の html 文字列を直接ブラウザのエンジンに読み込みます。「/lu」が指定された場合は、指定されたファイルを Unicode として扱います。読み込めるファイルの最大サイズは 2メガバイトです。
「/ld」または「/lud」が指定された場合、 Web ページを表示した後に指定されたファイルを削除します。
「/ls」または「/lus」が指定された場合、指定されたファイルが更新されると Web ページも更新されて、指定されたファイルが削除されるとウィンドウを閉じます。
「/m 音をミュートする」が指定された場合、音声がミュートの状態で起動します。
「/z ズームの調整をする」が指定された場合、画面が拡大されていた場合に Web ページの拡大率を 100 に変更します。
「/void」(隠しパラメータ)のみを指定するとプログラムは何も実行しないで終了します。スクリプト内でこのプログラムが実行可能か事前に調査するために使用してください。実行できて終了コードが 1 だった場合は WebView2 がインストールされていません。
このプログラムは日英バイリンガルメッセージに対応しています。
《動作環境》
Windows 10, Windows 11。
《バージョン履歴》
Version 1.00 - 2022/09/17 正式版初リリース
Version 1.01 - 2022/12/21 ファイルを指定した場合のドメイン判定の改善
Version 1.02 - 2023/05/01 ファイル指定の改善
Version 2.00 - 2024/03/07 64bit 版の追加
Version 2.10 - 2024/05/01 html 読み込みのオプション追加
Version 2.20 - 2024/06/14 ウィンドウ位置のオプションの機能追加、ホームに移動を追加