《概要》
listwin はリストウィンドウを表示するスクリプト用のツールです。
リストの中から項目を一つ選択するためのユーザーインターフェースです。
バッチファイルや VBScript などで使用するのに便利なツールです。
《パラメータ》
listwin [/r 行数] [/w 幅] [/s 番号] [/e] [/m] [/f[d]] [/i アイコンファイル] [/u] タイトル メッセージ リスト... | ファイル
/r リストの最大行数を指定する
/w ウィンドウの最大幅を指定する(最小 200)
/s 初期選択するリスト番号を指定する
/e メッセージにエスケープ文字を使う
\n:CRLF \t:TAB \\:\
/m Windows UI フォントを使う
/f リストパラメータの代わりにファイルを使用する
d ファイルを削除する
/i アイコンを設定する
/u Unicode のファイルを使用する
選択されたリストの番号は終了コードで返します。
《詳細》
listwin はリストを表示して項目を選択する 64bit ウィンドウズアプリケーションです。
選択されたリストの番号は終了コードで返します。キャンセルが選択された場合は終了コードは 0 となります。
「タイトル」でリストウィンドウのタイトルを指定します。
「メッセージ」でリストウィンドウに表示するメッセージを指定します。
「/e メッセージにエスケープ文字を使う」が指定された場合、メッセージにエスケープ文字を使用することができます。使用できるのは改行とタブです。
「リスト」でリストウィンドウに表示する選択項目のリストを指定します。
「/m Windows UI フォントを使う」を指定すると Windows UI 用のフォントを使用します。Windows UI の標準のフォントは 9 ポイントのメイリオ(Windows Vista, 7)、 Meiryo UI(Windows 8.1)、Yu Gothic UI(Windows 10, 11) です。
「/f リストパラメータの代わりにファイルを使用する」が指定された場合、リストを指定されたファイルから読み込みます。各行がそれぞれリストパラメータとして扱われます。
「/fd」が指定された場合、リストを表示した後に指定されたファイルを削除します。
「/u Unicode のファイルを使用する」が指定された場合、指定されたファイルを Unicode として扱います。
「/s 初期選択するリスト番号を指定する」を指定した場合、指定された番号が選択された状態でリストウィンドウを開きます。
行数、ウィンドウ幅は表示内容によって自動的に設定されます。
表示される内容がウィンドウに収まらない場合、スクロールバーが表示されます。
「/r リストの最大行数を指定する」を指定するとリストウィンドウを表示するときの最大行数を指定することができます。表示する内容が指定された行数より大きいときに指定された行数で表示します。
「/w ウィンドウの最大幅を指定する」を指定するとリストウィンドウを表示するときの最大幅を指定することができます。表示する内容が指定された幅より大きいときに指定された幅で表示します。
「/i アイコンを設定する」を指定するとウィンドウのアイコンを設定することができます。アイコンのインデックスも指定することができます。
アイコンファイルとインデックスは「"C:\Windows\System32\shell32.dll,98"」のように指定します。インデックスを指定しなかった場合は「0」が使用されます。
「/void」(隠しパラメータ)のみを指定するとプログラムは何も実行しないで終了します。スクリプト内でこのプログラムが実行可能か事前に調査するために使用してください。
このプログラムは日英バイリンガルメッセージに対応しています。
《動作環境》
Windows Vista, Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10, Windows 11。
《バージョン履歴》
Version 1.00 - 2019/04/05 正式版初リリース
Version 1.10 - 2020/10/01 ライブラリのアップグレード
Version 1.20 - 2021/01/06 ウィンドウ最小化の追加、アイコンのオプションを追加
Version 1.21 - 2021/04/02 エラー表示に関する改善
Version 1.30 - 2022/01/14 ライブラリのアップグレード
Version 2.00 - 2024/03/07 64bit 版の追加
Version 2.10 - 2024/04/15 フォントのオプション追加