《概要》
FTime はファイルの日時を表示または変更するコマンドラインツールです。
ファイルの日時を秒、ミリ秒を含めて表示したり、ファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時を変更することができます。
オプションで他のファイルの日時をコピーすることもできます。
《パラメータ》
FTime [/t[cma] 日時 | /f ファイル [/n | /q]] [/v[cma]] [ファイル]
/t ファイル日時を変更する
c 作成日時
m 更新日時(デフォルト)
a アクセス日時
日時: yyyy/mm/dd hh:mm[:ss.fff]
/f 変更時に指定したファイルの日時を使用する
/h 隠し属性およびシステム属性も表示する
/n 変更時の確認なし
/q 変更時の表示なし、確認なし
/v ファイル日時の詳細を表示する
c 作成日時
m 更新日時(デフォルト)
a アクセス日時
《詳細》
FTime はファイルの日時を表示または変更したりするツールです。
コマンドプロンプトで動作する 64bit コンソールアプリケーションです。
ファイルにフォルダを指定した場合、フォルダの全てのファイルが対象です。
ファイルにワイルドカードを指定することができます。
「/t」「/v」のいずれも指定されていない場合、ファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時の一覧を表示します。
「/v ファイル日時の詳細を表示する」が指定された場合、ファイルの更新日時を秒、ミリ秒を含めて表示します。
c,m,a が合わせて指定された場合、それぞれの日時を表示します。
「/t ファイル日時を変更する」が指定された場合、ファイルの更新日時を変更します。
c,m,a が合わせて指定された場合、それぞれの日時を変更します。
日時を指定する時は日時を「"yyyy/mm/dd hh:mm"」のようにダブルクォーテーションで囲んでください。
「/t ファイル日時を変更する」を指定した時に「/f 変更時に指定したファイルの日時を使用する」を一緒に指定した場合、日時を指定する代わりに指定したファイルのそれぞれの日時を使用します。
例えば作成日時と更新日時を変更する場合、指定したファイルの作成日時が作成日時として使用され、指定されたファイルの更新日時が更新日時として使用されます。
「/h 隠し属性およびシステム属性も表示する」が指定された場合、隠し属性およびシステム属性のファイルやフォルダも表示します。
隠し属性およびシステム属性のファイルは名前の後に「*」が付いて表示されます。
なお読み取り専用属性、隠し属性およびシステム属性のファイル日時の変更はできません。
「/n 変更時の確認なし」が指定された場合、変更する時に確認しません。
「/q 変更時の表示なし、確認なし」が指定された場合、変更する時の表示がされず、確認もされません。バッチファイルなどで使用します。
確認操作では「Yes/No/All」が選択でき、Allを選択した場合には以降のファイルは確認なしでファイルが処理されます。
「/void」(隠しパラメータ)のみを指定するとプログラムは何も実行しないで終了します。スクリプト内でこのプログラムが実行可能か事前に調査するために使用してください。
このプログラムは日英バイリンガルメッセージに対応しています。
《動作環境》
Windows Vista, Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10, Windows 11。
《バージョン履歴》
Version 1.00 - 2012/02/07 正式版初リリース
Version 1.01 - 2012/12/03 日時選択のパラメータを複数指定できるように変更
Version 1.10 - 2013/02/01 日英バイリンガルメッセージに対応
Version 1.11 - 2014/07/04 エラー表示に関する改善
Version 1.12 - 2014/09/06 確認表示に関する改善
Version 1.20 - 2015/10/01 ライブラリのアップグレード
Version 1.21 - 2016/02/01 エラー表示に関する改善
Version 1.30 - 2016/03/01 日時変更時にファイルの日時を使用するオプションを追加
Version 1.31 - 2016/07/05 エラー処理の変更
Version 1.32 - 2016/11/01 ヘルプメッセージの改善
Version 1.33 - 2017/05/02 表示に関する改善
Version 1.40 - 2017/09/01 ファイル属性に関するオプションの追加
Version 1.50 - 2017/11/01 確認操作の改善
Version 1.51 - 2018/05/07 メッセージの改善
Version 1.52 - 2018/06/01 キー入力に関する改善
Version 1.53 - 2018/12/05 Windows の表示言語の対応、dll の同梱
Version 1.60 - 2019/07/01 コードページ 65001 (UTF-8) の対応
Version 1.70 - 2020/10/01 ライブラリのアップグレード
Version 1.80 - 2022/01/14 ライブラリのアップグレード
Version 1.81 - 2023/08/07 WOW64 リダイレクトの対応
Version 2.00 - 2024/03/07 64bit 版の追加