《概要》
FList はファイルやフォルダの一覧を表示するコマンドラインツールです。
詳細表示では時間が秒まで表示されます。
簡易表示の書式を選択することができます。
《パラメータ》
FList [/a | /d] [/b[fp]] [/h] [/oneds] [/p] [/s] [フォルダ | ファイル]
/a ファイルおよびフォルダ
/d フォルダのみ
/b 簡易表示
f フルパス付
p カレントフォルダからのパス付
/h 隠し属性およびシステム属性も含める
/o 並べ替え(n:名前、e:拡張子、d:日時、s:サイズ)
/p Kilo、Mega、Giga、Tera を使用してサイズを表示する
/s サブフォルダも表示する
《詳細》
FList はファイルの一覧を様々な方法で表示するツールです。
コマンドプロンプトで動作する 64bit コンソールアプリケーションです。
オプションが何も指定されていない場合、現在のフォルダのファイル一覧を詳細表示します。
オプションでファイル名またはワイルドカードが指定された場合、指定されたものにマッチするファイルのみ表示されます。
「/h 隠し属性およびシステム属性も含める」が指定された場合、隠し属性およびシステム属性のファイルやフォルダも表示されます。
デフォルトでは属性がないものと読み取り専用属性のファイルおよびフォルダが対象となります。
隠し属性およびシステム属性のファイルやフォルダは名前の後に「*」が付いて表示されます。
「/s サブフォルダも表示する」が指定されていた場合、指定されたフォルダ以下の全てのサブフォルダを表示します。
「/a ファイルおよびフォルダ」が指定された場合、ファイルとともにフォルダも表示されます。
「/d フォルダのみ」が指定された場合、ファイルは表示されずにフォルダのみが表示されます。
「/o 並べ替え」が指定された場合、指定された方法で並べ替えられます。
並べ替えは n,e,d,s のいずれか1つを指定します。
「/p Kilo、Mega、Giga、Tera を使用してサイズを表示する」が指定された場合、サイズをそれぞれの単位に短縮して表示します。
「/b 簡易表示」が指定された場合、サブフォルダのパス名、ファイル名およびフォルダ名のみが表示されます。
「/bf」が指定された場合、フルパスが追加されて表示されます。
「/bp」が指定された場合、現在のフォルダから見たパス名が追加されて表示されます。
「/void」(隠しパラメータ)のみを指定するとプログラムは何も実行しないで終了します。スクリプト内でこのプログラムが実行可能か事前に調査するために使用してください。
このプログラムは日英バイリンガルメッセージに対応しています。
《動作環境》
Windows Vista, Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10, Windows 11。
《バージョン履歴》
Version 1.00 - 2012/01/20 正式版初リリース
Version 1.10 - 2013/02/01 日英バイリンガルメッセージに対応
Version 1.11 - 2014/06/05 1970年以前および3000年以後のファイル日時の対応
Version 1.12 - 2014/07/04 エラー表示に関する改善
Version 1.20 - 2015/10/01 ライブラリのアップグレード
Version 1.21 - 2017/01/05 ファイルアクセスに関する改善
Version 1.22 - 2017/05/02 表示に関する改善
Version 1.30 - 2017/08/01 表示に関するオプションを追加
Version 1.31 - 2017/11/01 4GB 以上のサイズのファイルに関する改善
Version 1.32 - 2018/05/07 メッセージの改善
Version 1.33 - 2018/12/05 Windows の表示言語の対応、dll の同梱
Version 1.40 - 2019/07/01 コードページ 65001 (UTF-8) の対応
Version 1.50 - 2020/10/01 ライブラリのアップグレード
Version 1.60 - 2022/01/14 ライブラリのアップグレード
Version 1.61 - 2023/05/01 簡易表示に関する改善
Version 1.70 - 2023/08/07 シンボリックリンクフォルダおよびジャンクションフォルダの対応、WOW64 リダイレクトの対応
Version 2.00 - 2024/03/07 64bit 版の追加