韓国 自転車ブーム到来


韓国で自転車がにわかに脚光を浴びている。欧州や日本などど違って「庶民の足」として定着しないまま自動車が主役になり、日陰に押しやられて来たが、最近の原油高や健康志向、環境への関心などを背景に利用者が急増。
「グリーン成長」を掲げる行政も積極的に後押ししている
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国内の自転車販売も00年前後は年100万台程度だったが、07年には約240万台に拡大。大半が輸入品のため、昨年はウォン安による値上がりで減ったが、「一時的だろう」と業界関係者。ソウル最大規模という販売店「ユジンバイク」では、昨年の売上高は5年前の5倍以上だ。

自転車の利用を後押しする自治体も相次いでいる。
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環境関連技術による「グリーン成長」をめざす政府は、3年後に自転車普及率を今の約2倍の30%に上げる目標を掲げ、工場の海外移転などで』国内での生産がほとんどなくなった自転車産業の育成支援も提唱。
李大統領は「5年以内に世界の三大自転車王国になれる」と語った。
(後略)


((別枠))
韓国の自転車普及率は06年で、17%ぐらい、
   日本は約68%
   欧州オランダで約98%
   ドイツ約87%
 保有台数は約800万台(自動車は1540万台)
 自転車が人の移動手段として占める割合は1.2%
   日本は14%
   ドイツは10%



             2009.06.12朝日新聞朝刊記事から引用する