自転車健康法
    緩い坂上って効果アップ

 自転車はジョギングや水泳と並び、有酸素運動の代表格。環境に優しいとして、通勤に使う人も多い。
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 「平地の近距離を、時速12〜13キロ程度の早さでゆっくりこぐだけでは健康づくりの効果はあまりない」と、名古屋市立大学院の高石鉄雄助教授(運動生理学)は断言する。同氏の勧めるのは、公園などに寄り道するなど、遠回りして運動時間を稼ぐことや、走るコースに坂道を取り入れること。
また、「適度に町中のアップダウンがある場所を走ると効果的。また、1日2,3回ぐらい、足の筋肉がちょっと張るぐらい頑張ってこいでみれば、筋力アップも期待できる。」
「ふつう」と「軽い」ギアで3週間自転車に乗っ結果では、軽いギアの方が足を前後の踏み出す反復運動で、敏捷性が上がったことから、同氏は、「転倒予防などにもつながる可能性がある。自転車は高齢者にこそ勧めたい」という。


    2006.04.09朝日新聞朝刊記事
       「元気のひけつ」から引用