車いす、燃料電池で駆動
  栗本鉄工所 普及を目指す
 栗本鉄工所(大阪市)は5月10日、水素を使った燃料電池システムで動く車いすを開発した、と発表した。
リチウムイオン電池を併用したハイブリッド方式で、1回の補給で約10時間動かせる。現在、普及している電動車いすだと、連続走行時間は5時間程度と言うから、動かせる時間は大幅に延びることになる。2年後の普及開始を目指す。
 同社は03年、スクーター用の燃料電池を手がける台湾の企業と技術提携し、車いす用に寿命を長くする電池システムに取り組んできている。
 同社は、国内外の車いすメーカに対し、開発した燃料電池システムを販売するという。


       2005.05.11朝日新聞朝刊記事から引用