ハンドル型車いす
「利用拒否は人権侵害」

 大阪法務局JR東海に是正勧告

 JR東海が列車や駅でのハンドル型電動車いすの利用を一律に拒否しているのは、重大な人権侵害にあたるとして、大阪法務局は16日、差別的な取扱いをやめて利用を認めるよう同社に勧告した、と発表した。
 ハンドル型電動車いすはスクーターに似た形をしており、自分で運転して移動できる。手元のスティクで操作するタイプの電動車いすより回転半径が大きい。大阪法務局によると、JR東海は狭い車内や駅構内で移動するのは困難などの理由から利用を認めていないという。これに対して、JR東海は16日、「安全確保を重視してのことだが、勧告内容を今後検討したい」とコメントしている。−−−以下省略


       2004.12.17朝日新聞朝刊記事から引用


関係記事追記
 JR東海は24日記者会見で、ハンドル型電動車いすについて、「可能な駅では利用できるようにしたい」と述べ、在来線の一部の駅で利用できるようにする考えを示した。


       2004.12.25朝日新聞朝刊記事から引用