世界最小
 ロッカーに入る折り畳み自転車

 コインロッカに入ってしまう、折り畳むと世界最小サイズの自転車を開発したと、愛知県産業技術研究所が発表した。工学院大の塩田清・専任講師らとの共同研究である。
 同研究所によると、開発した自転車はタイヤの直径が14インチ。乗車時の大きさは高さ約1メートル、長さ約1.2メートルだが、折り畳むと縦33.3センチ、横47.4センチ、厚さ25.7センチまでコンパクトになる。
 折り畳み自転車は「二つ折り」が主流だが、塩田さんは「三つ折りに」こだわり、部品同士のすき間をできるだけ少なくする方法を研究。6月には特許を取得した。
 なお、試作品は10.5キロとやや重く、商品化には軽量化が求められるという。

       2004.10.20朝日新聞朝刊記事から引用