大衆ラジオ


 ここでは、普通の中波、FMラジオ、ポケットラジオ、ホームラジオ等の紹介をします。奥様方が居間で、また、台所で家事をしながら使うようなラジオです。



 NATIONAL  R−1018

 1978年発売
 定価 2200円
 周波数カバー範囲:MW

 私がラジオを集めていることは、私の会社の仲間も知っているが、たまに「ラジオやるわ」と言って、ラジオをくれることがある。このラジオもそんななかの1台である。私の会社の従業員の多くは、公園をまわっていてたぶん拾ったものだろう。
 この機種は、実に変哲のない、ごく普通の中波受信専用のポケットラジオ。正面上部がチューニングダイヤル(周波数表示窓)、正面下部にスピーカーを配している。右側面にチューニングダイヤルつまみ、左側面に電源スイッチ兼ボリュームつまみ、イヤホン端子があるのみのシンプル構造。
 日中、地元ローカル局を聞くには充分。夜間は大電力局には対応できると思うが、混信には弱いだろう。

※ 定価情報提供 札暢さん


 NATIONAL  R−1019

 発売年 1979年頃と思われる
 定価 2200円
 周波数カバー範囲:MW

 なぜか家にあったラジオ。上記R−1018とは型番もひとつ違いで、造りも同じ。1018と幅は同じだが、少し高さがあるのでひとまわり大きい印象を受ける。見た目が1018より若干新しいように思うため1979年頃の発売と推定した。
 各メーカーとも、同じような型番で、同じような造りの似たようなラジオを多数発売しているため、実にややこしいがこのラジオは1018よりも音質が高音強めのキンキンタイプ。選局もダイヤルが硬くあわせにくい。1018のほうが私の好みにあっている。
 性能的には同等と思われる。

※ 定価情報提供 札暢さん


 SONY  ICF−S14

 1984年発売
 定価 不明
 周波数カバー範囲:MW
          FM(76〜108MHz)

 大きさは上記、R−1019と同等のSONYさんのポケットラジオ。同じような造りだが、選局つまみをまわすと針が動く方式。FMも受信できるので右側面に選局つまみとともにバンド切替スイッチがある。それからチューニングランプが装備されている。
 このラジオは松下さんのラジオよりも音がこもって聞こえる。ガリも発生しており、一般に松下さんのラジオよりも造りは華奢で粗末な感じ。中波、FMともに感度も良くなく、FM受信時にロッドアンテナを使うと安定感が無く、危なっかしい。
 ボリューム等のガリについては、以前、新品で購入したSW1000Tがすぐにガリが出た例もあり、SONYさんのラジオはすぐに壊れるという印象がある。



 NATIONAL  RF−584

 1982年発売
 定価 不明
 周波数カバー範囲:MW
          FM(76〜108MHz)

 後述のAIWA FR−C35よりもひとまわり小さい。このクラスになると選局もしやすくなるし、スピーカーも大きなものが使用されているため、音質も安定している。
 別にどうということの無いラジオだが、FMはロッドアンテナを使わなくても聞けるほど感度が良い。FMに関しては、松下さんのラジオは全般的に優れていると思う。SONYさんのラジオは、アンテナを使っても実用にならないものも多い。
 中国製。
 



 SONY  TR−1835

 発売年不明(1970年前後と思われる)    定価 不明
 周波数カバー範囲:MW(530〜1605kHz)

 先日、時間潰しに喫茶店で新聞の「譲ります」コーナーを読んでいると「ラジオ譲ります。」というご婦人が載っており、早速連絡してゲットしました。
 このラジオ見て驚いたのですが、今の7600シリーズそっくりです。裏面にスタンド(左右両側に2本のツメ)が付いています。もしかしたら7600シリーズの原型かも?
 裏面には「TR-1835 1-IC 3-TRANSISTORS IF:455kHz」とあります。シングルスーパーなんですね。右上に電源スイッチ、チューニングもボリュームもスライド式です。その他の機能は無いようです。完動品ですごく柔らかい音がします。こういう音なら、長時間聴いていても疲れませんよ。単三乾電池4本で動作します。正確な発売年と定価をご存知の方、御一報ください。



 SONY  ICF−5200
 (SOLID STATE ACTION)

 1972年発売
 定価 9900円
 周波数カバー範囲:MW(530〜1605kHz)
          FM(76〜90MHz)

 スカイセンサーシリーズ発売直前に登場。愛称は「ソリッドステートアクション」。深夜放送聴取者向けと思われるが、おもな装備はTONE調節とダイヤルライトのみ。短波は受信できずホームラジオ的な感じが強く、深夜放送というよりも奥様が居間で煎餅をかじりながらローカル局を聴く、といった雰囲気が漂う。
 各部の造りも丈夫で、選局もしやすく音質、感度もまずまずである。
 



 SONY  ICF−5250
 (Time in Matic)

 1974年発売
 定価 12800円
 周波数カバー範囲:MW(530〜1605kHz)
          FM(76〜90MHz)

 詳細は不明だが、タイマーが付いている。1時間のON/OFFタイマーで上面の青いボタンを押すとタイマーがセットされるもよう。所有機はタイマー機能が壊れているようだ。
 装備に特別なものはなく、TONE調節、チューニングランプ、ダイヤルライトといったところ。
 感度、音質ともに並みである。



 AIWA  CR−AS17

 発売年不明
 定価 不明
 周波数カバー範囲:MW
          FM(76〜108MHz)

 これは祖母が就寝時に使用しているもの。何の変哲も無いごく普通のラジオである。
 FMがワイドバンドになっている。
 昼間にちょっとスイッチを入れてみただけなので詳細は不明だが、祖母はNHKしか聞かない(NHKしか知らない)ので充分用は足りているようだ。



 AIWA  FR−C35

 発売年不明
 定価 不明
 周波数カバー範囲:MW
          FM(76〜108MHz)
          TV(4〜12ch)

 ホームセンターで2000円前後のものと思われるが、リサイクルショップで数百円で購入。
 TVが受信できる他はこれといった特徴は無い。
 妻が居間でSTVラジオを聞くのに使用している。



ホームへ戻る       その他のラジオトップページへ戻る