故郷の送電線


  私の故郷は北海道北部、旭川市から国道40号線を稚内市に向かって北上し、旭川と稚内の中間より少し南にある「美深町(びふか)」という山あいの小さな町である。
  かつて、国鉄時代には日本一の赤字線 「美幸線」の始発駅だったことで知られる。
  夏は30℃、冬には氷点下40℃近くにもなる、まさに極寒の地である。

  そんな故郷にお墓参りに帰郷した際、送電線を見てまわりましたので紹介致します。

 
 この写真はトップページにも載せました、100kv、宗谷1.2号線の104号鉄塔です。
 ここまでは2回線の鉄塔で来ておりますが、このあとからはしばらく1.2号線独立した1回線の鉄塔で進んで行きます。104号鉄塔の次の丘の中腹にあるものは鉄柱と思われます。私が子供の頃は鉄柱ではなく鉄塔でした。
 この送電線の下をくぐり、自転車に乗って魚釣りやクワガタを採りに行ったことが昨日のことのように思い出されます。



 これは、名寄変電所(推定)から
美深変電所を結ぶ22kv
美深線30号鉄塔です。
天塩川を越えるため川の両岸が
鉄塔になっています。
他はすべて鉄柱です。

天塩川を越える美深線



西名寄変電所と前述の宗谷2号線
13号鉄塔を結ぶ、100kv、北幌延線
76号鉄塔。この路線は私が学生の頃
新設されたもの。遠くから見ていても
次々と鉄塔が建てられていくのが
見えたのを覚えている。

深い山を越えてゆく北幌延線。



二宇布川発電所から美深変電所へ
送電する、22kv、二宇布川線54号
鉄塔。道路横断箇所等が鉄塔化
された模様。この鉄塔は始めてみた。
他はすべて鉄柱。

二宇布川線55号鉄柱。
この向こうに美深変電所がある。



美深変電所

2回線鉄柱に向かって
左側3相が二宇布川線
右側3相が美深線。

美深無線局

発電所、変電所の他の
町内の電力設備としては
この無線局がある。


  このように、意識して注意深く見てみると、わが故郷にもさまざまな送電、電力設備があることが判りました。
  あなたも身の周りを見直してみてください。きっと新しい発見があるはずです。


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