住宅エコポイント寄附により実施した活動

2011年度の活動予定

2011年度の活動報告

 項目 期間  内容 
高山植物盗掘防止パトロール 5月~8月 盗掘防止のためのパトロールを早朝・夕方を中心に実施。 
レブンアツモリソウ調査 6月  レブンアツモリソウの開花状況や個体数の確認調査を実施。
外来生物の確認調査及び除去  5月~10月  礼文島内に入った外来生物の分布調査や除去作業を実施。 
レブンアツモリソウ調査 
 レブンアツモリソウの生態解明のため、北海道大学の高橋先生の指導で結果率調査が行われています。特定の群落についてこの調査のサポートをしました。6月に開花個体の位置と数を確認しておき、果実が発見しやすい9月に結果数を確認します。
 対象にしている群落は3箇所で、結果率はそれぞれの箇所で80%、15%、0%と各群落で値に大きな差がみられました。結果率は受粉を助けるマルハナバチの活動によっても異なります。継続的に調査することで、レブンアツモリソウの群落が維持できるかどうか推測できます。
 車両代や作業代などの活動費で7,000円使いました。 
レブンアツモリソウの果実
果実の大きさの測定 レブンアツモリソウの花。
開花期に花の位置を確認しておきます。 

これまでに頂いた寄付額は 179,452円です (2012年3月現在

外来生物の確認調査及び除去
 桃岩歩道周辺は特別保護地区で北海道の天然記念物にも指定されています。これらの保護区域内は環境省の事業で外来植物の除去が実施されています。そこで桃岩歩道の南北地域周辺の特別保護地区外でムラサキツメクサ、セイヨウタンポポ、カモガヤを対象に除去作業をしました。 5月は北部で実施しましたが、例年より気温が低いこともあり植物の生育が遅く、早くから開花が見られるセイヨウタンポポが蕾を付けていない状況でした。葉で見分けられる外来植物をボランティアの方にも参加頂き7名で約1時間の作業を行い、45ℓ袋に1袋分除去しました。
 8月は南部で実施しました。3年前からムラサキツメクサを中心に継続して除去している場所で開花個体を2名でレジ袋に2袋分除去しました。10月はボランティアの方にも参加頂き同場所で実施し、遅咲きや種子をつけたムラサキツメクサを中心に7名で45ℓ袋に0.5袋分の除去をしました。どちらも作業は約1時間行いました。継続して除去することで開花個体が少しずつ減少している様です。除去した植物は焼却処分しました。
 除去作業の際に盗掘と間違われる事があるので、作業中であることをPRするためのゼッケンを着けています。参加者が増えた事もあり、新たに10枚作製しました。作業をする際に参加者にも着けてもらえる様にしました。
 桃岩歩道の南北地域は生活圏から近く多くの外来植物が見られるため、除去作業を続けなければ礼文島ならではの美しい植物群落が損なわれる恐れがあります。今後も重点的に作業を行いたいと思います。
 除去作業の車両代や作業代などの活動費として34,000円、ゼッケン作製に22,900円を使いました。 
元地灯台南にて記念撮影
除去作業風景  高校生のボランティア作業にもゼッケンを使ってもらいました。 ゼッケン作成中 
 久種湖北部では特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウの小規模な群落が確認されています。2006年から環境省の事業で除去作業が行われているため、徐々に個体数が減少しています。しかしその事業も2011年度は実施されませんでした。そこで今回は寄付金を利用して実施させて頂きました。
 除去作業は開花期の8月4日に実施しました。2名で1日作業して1,350本を除去しました。2007年には7,747本を除去していて花を咲かせる様な大きな個体が多くみられたのですが、今年は蕾を持ったものは6本で、ほとんどが5cm以下の小さな個体ばかりでした。除去したものは焼却処分しました。
 昨年除去した本数は500本と順調に減少していると考えていたのですが、今年は予想に反して増えてしまいました。過去にばらまかれた種子が何年も生きている様で、しばらく継続して小型の個体を除去する必要があります。
 車両代と作業代などの活動費で28,000円を使いました。 
除去した1,350本のオオハンゴンソウ
   
 発芽したばかりのオオハンゴンソウの密度が高い箇所。  発芽したばかりのオオハンゴンソウの拡大写真。見つけるのも、見分けるのも難しい。  蕾を付けた大型のオオハンゴンソウ。人の背丈ほどの高さになっていました。