谷位征希(たにいまさき)さん。
2010年7月31日筑波ロードレース選手権S80クラス

早朝、まだ薄暗いうちから準備が始まります。
ゼッケン9のマシンを駆る谷位クンは高校1年生、メカニックを務めるお父さんと一緒にレースに臨みます。


今年の第1戦は5位入賞したものの、2戦目はエンジン焼きつきで転倒リタイヤ。
ここ最近は思ったほどにマシンが走らず、やや苦戦気味。


お父さんが言うには、夏場はいつも調子が悪いと。なんとかするべく、新型のチャンバーを用意しました。


レース当日は車検から予選までの時間がわずかなため、ツナギを着たまま車検を受けるライダーが多くいます。
すでに気温は30度近く、暑い中、大変です。


筑波サーキットの場合、ウオーミングアップエリアでのエンジン始動が定められており、
エンジンを掛けてのキャブセット等はこちらで行います。


予選。タイムアタック形式で、オフィシャルの指示による3台ずつのスタート。


予選時間は10分間。序盤からペースをあげる谷位クン。


ゼッケン9は一時5番手に。健闘したのですが、終盤にタイムが伸びず予選順位は11番手まで落ちてしまいました。


谷位クンはストレートスピードの不足とタイヤが小刻みに跳ねるチャタリングを訴えます。


新型チャンバーを含むモディファイは、あまり効果が無かったようで、再び仕様変更。


キャブセットを見直して決勝レースに備えます。


決勝レースのコースイン。


まあまあのスタートを決めて、10番手前後で1コーナーへ。
最終コーナーでチャタリングが原因でコースアウトしかけて大きく順位を落とす。


挽回するべく力走するも伸びないストレートとコーナーでのチャタリングに悩まされ、タイムが伸びない。
決勝中のベストタイムは予選よりも0.3秒以上遅い。


1コーナー進入。3台目が谷位クン。いい走りぶりをしています。


思うにまかせないマシンながら、ライダーの頑張りでゴール時には10位まで順位を挽回。


うまくいかないレースだったけど、次回10月の第4戦までに体制を整えましょう。






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