田中聡さん。
2010年8月28日全日本ロード選手権第4戦SUGO GP−MONOクラス

2010年8月27日 仙台のSUGOに来ています。
マシンは4サイクル250ccエンジンをパワーパイプオリジナルフレームに積んだGP-MONO。
写真のライダー田中聡は今年国際クラスに昇格。腕だめしのノリでSUGOへの参戦になりました。


去年までは2サイクルの250ccマシンに乗っていた田中は今年のレース活動の予定が決まっていませんでした。
そんな彼にGP-MONOマシンを貸してくれたのがエンジン始動をしている馬場隆。田中にとってのスポンサー様です。


殆ど走行経験の無いSUGOでの公式練習が始まりました。
バイクのカウルや着ているツナギが汚れているのは練習用のため。
とはいえ、全日本に参加するメンバーの中では1,2を争う汚さでしょう。


コースイン。SUGOの場合はピットから直接コースイン出来るのが筑波サーキットとは違うところ。


走行を重ねる田中。ラップタイムは1分45秒台。
トップ連中は40秒を切ってくるので、ストレートスピードさえも違って見えます。
今年から乗り始めたモノ、経験の無いSUGOは田中にとって大きな試練です。


SUGOはアップダウンが多く、ここ1コーナー進入は上り坂でのブレーキングになります。
慣れないうちはどうしても手前で減速しすぎ、スピードを載せたコーナリングが出来なくなってしまいます。
頭では解っていてもコース1周を完璧なラインで決めるのは至難の技。タイム差に全日本のレベルを感じます。


2回の公式練習でラップタイムは1分43秒台まで縮みましたが、その後馬の背で転倒を喫し、
最後はレッカー車に乗って帰ってきました。


28日の予選、決勝日。田中が地元で教えているバイク塾の生徒が応援に来てくれました。
先生としては良い所を見せないと・・・・。


予選スタート前。マシンの修理を済ませ、ツナギも新しい物に替えました。
ピット前に看板をぶら下げ、ピットクルーの人数も多くなってきて、活気のあるスタート前です。


予選での走り。下りながらの左コーナー。昨日までは苦手だったコーナーだけど今日は乗れている。
ライダーの気合を感じます。


予選タイムは1分43秒1で23番手。37秒台で走るトップとは大きな開きがあるものの、
田中自身は走るごとにタイムを縮めているので決勝レースに期待が持てます。


決勝スタート前。グリッドに並ぶ。段々走れてきているので、どこまで行けるか楽しみ。


レーススタート。1周目は20番手前後で通過。


数台のマシンと競り合う内にラップタイムは1分42秒台にアップ。
勢いからすればさらにポジションアップが出来そうに見えます。


しかし、5周目のハイポイントコーナーで転倒。そのままリタイヤとなり、
レース後レッカー車に乗せられ帰ってきました。全日本は甘くなかったです。


落胆した様子ながら、本人にケガが無かったので一安心。
走るごとにうまく走れるようになってきました。
全日本の次戦は岡山ですが、距離と費用と時間の関係からエントリーはせず、
余裕のある時に全日本に再度挑戦したいと願う田中です。






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