つくば選手権のS80クラスに参加したCBR150Rのレポート2(2003-09-14)

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前回、7月のレースでは惜しい予選落ちとなった三井CBR150でした。
9月のレースには2台体制で臨むことになり、急遽製作したのが赤いカウル
の2号機です。一号機とは燃料タンク形状やエンジン搭載方法を変えてあります
エンジン仕様は基本的に一緒ですが、サイレンサーは2号機のほうが大型にしてあり
ます。2台で走ればいろいろなことが解ります。
ライダーは一号機に三井拓也は代わらず、2号機にはパワーパイプの高橋になりました。


2回ほどの練習走行を済ませ、9月14日のレース当日です。
S80は一日で予選決勝を行うので、仕事で時間のとりにくい人にも好評です。
今回のエントリー台数は37台、予選通過は32台です。私(高橋)は30番、三井は
31番手でなんとか予選通過。S80で4サイクルマシンが決勝を走るのは
おそらく20ウン年ぶり位のことでしょう。私の記憶にはありませんから。
 決勝レースでは前を行く2サイクルマシンになんとかついていくようがんばり、
実際、ストレートでは遜色の無いスピードがでています。
ただ、コーナーからのたちあがりでは、やや置いてかれ気味で、ワイドにラインを取って
対抗するものの徐々に離されてしまいます。
 レース結果は2号機に乗る私が23位、三井が24位。ともにトップから1ラップ遅れの
完走でした。今回のレースは18周と長丁場のため、1分09秒で走っていては周遅
れにされてしまいます。8秒台に入れなくてはなりません。


今回のレース出場でわかったことは、
 コーナリング性能は、かなり高い。
とくに立ち上がりでのトラクションのかかり具合は4ストならではのものがあった。
安心してスロットルをあけていけます。
 もう少しパワーが欲しい。
ほとんどノーマルのCBR150だけあってエンジン特性は扱いやすいのだが、1万
回転より先でのトルク上昇がよりするどくなれば、さらに速くなりそう。
 仮に、このCBR150にS80のトップを走るライダーが乗ったら、1分7秒台
くらいのタイムは出すんじゃないかと思います。ポテンシャルは結構高い。そう思っ
たレース参戦です。

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