林道ゲートから登り始めよう

幌尻岳

幌尻岳カシミール３Ｄ
このページの画像は国土地理院発行の数値地図５０ｍメッシュ（標高）を使用しカシミール３Ｄで作成しました。

林道ゲートから	取水ダム	渡渉ポイント	幌尻山荘	命の水	幌尻岳山頂	七つ沼カール
コースタイム	1時間半	５０分	1時間半	1時間半	２時間	1時間半
小　　　　計	1時間30	2時間20	3時間50	5時間20	7時間20	8時間50
七つ沼カールから	稜　　線	戸蔦別岳	１８８１峰山荘へ分岐	六の沢出会	幌尻山荘	林道ゲート
コースタイム	４５分	４５分	３０分	1時間30	２時間	3時間50
小　　　　計	４５分	1時間30	２時間	3時間30	4時間15	8時間05

　　注、コースタイムについては登山家それぞれ個人差が有りますのでご参考程度に

注意平成１７年度より北電林道ゲート約2.5km手前に仮ゲートが設置されていますここから林道ゲートまで約３０分かかります

注意点、ポイント色分けしています

幌尻山荘泊の場合、必ず山荘とシャトルバスの利用予約をし確認受付しておきましょう、受付場所平取町山岳会（０１４５７）３－３８３８日祝日は休み、受付していない場合山荘に宿泊できない場合があるそうで注意が必要です、又、キャンセルする登山者もいると思うので山荘管理人さんに直接聞いてみるのも良いのでは！！本州のように山荘に売店が有りませんので必要品は事前に用意しておきましょう、又、七月の第一土曜日、八月第一土曜日は町民登山等で宿泊出来ません・・・年度により変更ありここ数年行われておりません。大雨時には一日、二日足止めを食らう場合も有ります、1999年7月28日頃一週間？位とにかく長かった登山者27人が林道の土砂崩れで内女性１人を道警ヘリコプターで救出した場合も有りました、必ず予備食を用意しましょう。2001/07/06死亡事故発生、必ず登山計画書を最寄りの警察署、地元の派出所に提出しましょう！（道内どこの警察署でも良いそうです）、下山したら下山報告も同じく連絡しておきましょう、登山家なら当然の事ですよね。山頂付近で携帯電話一部有効との情報試してみては？自家用車で駐車する方は、大雨の年、１・２年前後だったと思いますが、車上荒しが発生しています、要するに車の中には大切な物を入れて置くのはよしましょう。持っていく物、食料多目、渓流靴（素足にわらじの方をたまに見かけますが戴けません、地下足袋のフェルト仕様が安くて良いと聞いたことがあります）、地図、ストック、ヘルメット、コンパス出来ればＧＰＳ、テント、携帯電話（山頂では一部有効か、幌尻山荘では無理）緊急連絡の電話番号帳、クマ除けの鈴、ベル、笛（平取町のヒグマ出没情報で確認）ラジオ、その他必要な物

注意.gif

緊急ダイヤル
管轄日高平取	門別警察署本署	０１４５６	２－０１１０	沙流郡門別町富川東１－４－１
幌尻山荘地元	警察官振内駐在所	０１４５７	３－３０１０	沙流郡取町振内２８－１０
幌尻山荘地元	救急車平取消防	０１４５７	２－２３６１	沙流郡平取町本町３７－１
幌尻山荘地元	平取町国保病院	０１４５７	２－２２０１	沙流郡平取町本町６７－１
幌尻関係管理署	日高北部森林管理署	０１４５７	６－３１５１	沙流郡日高町２５８－３
幌尻山荘管理者	平取町山岳会	０１４５７	３－３８３８	沙流郡取町　日祝は休みです
ＴＡＸＩ	（有）平取ハイヤー	０１４５７	２－３１８１	沙流郡平取町
戸蔦別北西下山	警察官日高駐在所	０１４５７	６－２０２１	沙流郡日高町２９１－１
戸蔦別北西下山	救急車日高消防	０１４５７	６－２２４４	沙流郡日高町３１１－２
戸蔦別北西下山	日高北部森林管理署	０１４５７	６－３１５１	沙流郡日高町２５８－３
戸蔦別北西下山	日高町国保病院	０１４５７	６－２１５５	沙流郡日高町３０３－２
その他	㈱道南バス平取	０１４５７	２－２３１１	沙流郡平取町
その他	㈱道南バス日高	０１４５７	６－２４３９	沙流郡日高町
ＴＡＸＩ	（有）振内交通	０１４５７	３－３０２２	沙流郡平取町
その他	日高町営バス	０１４５７	６－３１７１	沙流郡日高町

緊急連絡用に作成しました電話番号お気に入りに
保存スマホでワンプッシュ宜しければどうぞ。
ここへ

一泊、二泊コースの場合

一泊コースの場合

１．幌尻山荘泊・幌尻岳・幌尻山荘・・・・林道ゲート
２．幌尻山荘泊・幌尻岳・七つ沼カール上肩・幌尻山荘・林道ゲート
３．幌尻山荘泊・戸蔦別岳・幌尻山荘・・・林道ゲート
４．幌尻山荘泊・幌尻岳・七つ沼カール上肩・戸蔦別岳・幌尻山荘・林道ゲート
　　その他、緊急時はテントを張れます
　　　安全第一で有れば当日山荘一泊、翌日山頂、また山荘一泊し林道ゲート

二泊コースの場合

１．幌尻山荘泊・幌尻岳・七つ沼カール・戸蔦別岳・幌尻山荘泊・林道ゲート
２．幌尻山荘泊・幌尻岳・七つ沼カール上肩・戸蔦別岳・幌尻山荘泊・林道ゲート
３．幌尻山荘泊・幌尻岳・七つ沼カール上肩・幌尻岳・幌尻山荘泊・林道ゲート
４．幌尻山荘泊・戸蔦別岳・・・幌尻岳・・幌尻山荘
その他、緊急時はテントを張れます山荘周辺、七つ沼カール(テント泊結構います)戸蔦別岳(テント泊)等
　　あくまでも私なりの考え、参考程度に計画は自分で確認納得して立てましょう。

注、初めて登山する方は幌尻山荘から幌尻山頂の方が少し楽、戸蔦別岳回りからは急登の連続で大変疲れます。又、山荘経由で帯広、中札内方面に縦走したり、中には静内、新冠方面から縦走する猛者も居ます。眺めを優先するので有れば、幌尻岳～七つ沼カール上肩～戸蔦別岳～幌尻山荘コース稜線から日高山脈の山並みを見てみたい人にはお勧め、私は戸蔦別岳から眺める幌尻岳が好きです。

林道ゲート・取水ダム・幌尻山荘

幌尻岳近辺地図gif

ゲートゲート全景

入林ボックス　お知らせ看板
2003年新看板７月より山荘に管理人が常駐します。
山荘を利用する場合は事前に必ず山岳会へ連絡して、
利用状況を聞いて下さい。連絡しない場合、
利用出来ないことがあります。
平取町山岳会０１４５７－３－３８３８

仮ゲートトイレ
ゲートの登山届ポストとトイレ

林道ゲート～取水ダム～幌尻山荘

最寄の警察に届けていない時は、林道ゲートの右手前に入林ボックスが設置されておりますので入林日、予定下山日、名前、住所、人数等を記入してから入林しましょう(注意平成１７年度から現在林道ゲート２．５km手前に仮ゲートが設置されシャトルバスはここまでで当然林道ゲートまで歩くと約３０分多くかかる事になります、ここに入林ボックスとトイレがあります)。又、下山したら念のため下山日時も忘れずに！国有林に入林する時は必ず記入しましょう。
まず林道を歩き、約１時間から１時間半位で北海道電力取水ダム（奥新冠発電所に注ぐ）に到着ここには小屋と数台駐車出来るスペースが有り北海道電力関係者、山荘関係者、町民登山関係の車がたまに駐車している従ってそれ以外の車はとよぬか山荘までとなる、取水ダムから沢歩きだが、左側川沿いの斜面を上がって行く（道は上り、下りがあり足場は悪い）右岸の巻き道がしばらく続き、取水ダムから約１時間位で渡渉ポイントに、ここからは渡渉となる、石に渡渉開始のマーク、対岸の木に赤の印等が有る、ここで登山靴から渓流靴に履き替え、約１０分３回の渡渉で心洗の滝（岩に赤ペンキで書かれている）が有る四の沢出会いに着き、十数回位渡渉して約１時間から２時間位で幌尻山荘到着小屋には簡易水道、トイレがあります
ポイント
１．渡渉点目印ですが、赤のペンキ、テープ、等の印が有る。
２．心洗の滝が有る四の沢手前までは徒渉しなくても歩ける。
３．雨量の多い時は注意、腰上位まで水につかる急流もある。
４．２カ所ほど、増水時の為の高巻きがあります。
５．この渡渉には滝越えが無いので安心。
６．急流を避けすり足で流れに逆わらず上流から下流気味に蟹歩きの様なすり足がよい。
７．渡渉でよく足を取られ転倒し怪我をする登山者も多人数いますので気を付けて進みましょう。
８．当日山荘一泊が一般的　
林道ゲート0:00北海道電力取水ダム1:30渡渉ポイント0:50幌尻山荘1:30合計3:50
仮ゲートからの分３０分+で合計４：２０になります。

幌尻山荘・幌尻岳

ルートＭＡＰgif

１．幌尻山荘、幌尻岳コース一般的

２．幌尻山荘、戸蔦別岳回りコース　

３．奥新冠ダム幌尻湖コース

４．日高千呂露川戸蔦別岳コース

５．帯広伏美岳方面縦走コース

６．帯広戸蔦別川コース

７．その他縦走コース有り

幌尻山荘～幌尻岳・・コース１から登る

登山靴を履き山荘出発、登山開始！！山荘横の登山道に入り一路幌尻岳山頂を目指します、トドマツ、エゾマツの針葉樹林帯の急登です（上に出ると眺めも良く、傾斜も緩くなってくると体に鞭）、尾根まで来ると、額平川源流をへだてて向こうに戸嶌別岳が見えるようになります、山荘から約１時間から２時間位で（命の水）と命名された水場に到着、命の水を過ぎてもまだ急登が続き、ハイマツが現れてきた頃、傾斜が緩やかになり一気に視界が開け、命の水から約３０分位で北カール淵、カールを挟んで幌尻岳頂上が見え、カール付近には、高山植物の群生が次々と現れてきます、チングルマ、ツガザクラ、エゾツツジ、イワギキョウ、ヨツバシオガマ、ミヤマアズマギク、エゾノハクサンイチゲ等の花が咲きます、高山植物を見ながらの気持ちの良い尾根歩き、しばらく歩くと右下に幌尻湖が見えて、一面のお花畑が続き頂上が見えてきます、右に新冠川からのコースが合流し、やっと山頂到着です山荘から約３時間半から５時間位。
ポイント
１．命の水、道から下ると水が流れている、ここはブヨのような虫が多い。
２．ハイマツの根の出た歩きにくい稜線、稜線上は吹き上げてくる風強い時がある。
３．幌尻岳～戸蔦別岳～山荘の場合山荘までは５回ほど渡渉がある山荘前からは戸嶌別岳先の下山ルートが見える帰りの為確認。この場合渓流靴必要
４．幌尻岳山頂から望むカムイエクウチカウシ山1980ｍ・エサオマントッタベツ岳1902ｍ・札内岳1896ｍ・十勝幌尻岳1846ｍ・ピパイロ岳1917ｍの稜線が目に焼き付けれます。
５．コース１からの登山が一般的、幌尻山荘～幌尻岳山頂～幌尻山荘
幌尻山荘0:00命の水1:30幌尻岳山頂2:00合計3:30

幌尻岳

幌尻岳山頂～七つ沼カール

幌尻岳山頂～七つ沼カール

山頂から緩やかな稜線をゆっくり時間をかけながら移動し、下降して行きますと眼下に七つ沼、正面に戸蔦別の鋭い山頂がよく見えてきます、ここは本当に伝説通りの絶景です、少し休んで目に焼き付けましょう。戸蔦別岳への登山道から途中でカールに入り、カールを下って行くと七つ沼に到着します、ここにテントを立て一泊ナキウサギの鳴く声が聞こえて本当に別世界に来ているような錯覚さえ覚えます。
ポイント
１．カール下り浮き石が多く足場の悪い注意。
２．一泊２日の場合幌尻山荘泊、命の水、幌尻山荘、幌尻岳山頂、取水ダム、林道ゲートが一般的。又、時間的に余裕があれば七つ沼カール上で引き返して幌尻岳山頂、取水ダム、林道ゲート
３．七つ沼カール２泊目テント、当日山荘付近が満員時はここで１泊目テント。
４．七つ沼カールに下らず戸蔦別岳で２泊目テントの登山家もいる。注緊急時以外テントを張ることが出来ないことになっている。
幌尻岳山頂0:00七つ沼カール上0:35カール分岐0:25カール底0:30合計1:30

七つ沼カール・戸蔦別岳

七つ沼カール翌日～戸蔦別岳

戸蔦別寄りのカール壁を登って、稜線経由で戸蔦別山頂まできつい登り、稜線に出てから山頂まではそれほどきつくもない山頂到着、山頂には標識等全く有りません自然の姿です。
ポイント
１．戸蔦別山頂までの急登、細かい浮き石が多く足場が悪い。
２．ガスが出た時に道を間違えて東側に行ってしまいトッタベツヒュッテ方面に下山してしまった登山者が前にいた様です。
３．正道である北戸蔦別岳方面への道は西側、木にテープが巻いて有ります。
４．七つ沼カールに下りず七つ沼カール上肩、戸蔦別岳回り一般的。
４．地質は超塩基性カンラン岩
５．戸蔦別川源流の水辺日高山脈固有種ヒダカキンバイソウ、雌しべが長く直立するのが特徴。
七つ沼カール0:00稜線合流点0:45戸蔦別岳0:45合計1:30

戸蔦別岳・幌尻山荘

このページの画像は国土地理院発行の数値地図５０ｍメッシュ（標高）を使用しカシミール３Ｄで作成しました。

戸蔦別岳山頂～幌尻山荘

戸蔦別岳の頂上稜線から約３０分程途中で分かれて戸嶌別岳先の下山点、つまり中戸蔦別岳１８８１峰のピークを踏まず左へトラバースすると幌尻山荘への分岐になります、ここには幌尻山荘へ分岐おり口の看板が有ります、山荘までの下降開始、急な下りの連続ハイマツがおわって木が現れてきましたが急勾配でなかなか沢が見えてきません、やっと笹原になり、勾配が緩く成って来て、１８８１峰山荘分岐から約１時間半位で六の沢出会に到着。靴を渓流靴に履き替え数回渡渉をして幌尻山荘に到着
ポイント
１．急勾配の為足のつま先、爪等が痛くなるので注意しながら下って下さい。
２．中戸嶌別岳のピークを踏まず左へトラバースする、幌尻山荘への分岐になる。
３．沢からは赤テープの印に沿って下る、最初の対岸に渡る所で靴を履き替える。
戸蔦別岳山頂0:00中戸蔦別岳１８８１山荘へ分岐0:30六の沢出会1:30幌尻山荘0:45合　計2:45

鋭い山頂の戸蔦別岳と中戸蔦別

幌尻山荘・林道ゲート

幌尻山荘～林道ゲート

渓流靴に履き替え下山開始、約１時間半位で渡渉ポイントここから約５０分位で取水ダムに到着ここには一寸した建物や広場が有り森林管理事務所等の駐車場で影の方に行くとなぜかテッシュペーパーが・・・無言！！、約１時間半位でゲートに到着、後は気を付けて帰りましょう、ちなみに林道ゲートから歩いて豊糠の民家が有るところまで行くと約２３ｋｍ４時間３０分位？かかります、歩いている人見かけません・・・
１．取水ダムここでテントを張る登山者も居ました、近くに滝が有りそこから水使用出来かも、但し水は直接飲まない方が良いと思います。
２．林道で群がるアブに注意、又、笹藪に居ると思われるダニには気を付けましょう
　　悪性のウイルスを持ったのも居るみたいです、虫除けの対策も必要です防虫スプレイ、ハッカ油等。

幌尻山荘0:00渡渉ポイント1:30取水ダム0:50林道ゲート1:30合計3:50
仮ゲートまでの分３０分+で合計４：２０になります。