幌尻岳(日高山脈襟裳国定公園) は、標高2,052m、日高山系で最も高い山です。(アイヌ語で・・ポロ・・大きい・・シリ・・山) 中、上級者の登山者等に親しまれてきた山で日本百名山にも選ばれた名山です。毎年7月頃から咲く珍しい高山植物一面のお花畑、山頂付近のカール状台地や豊富な動物(ナキウサギ、クマゲラ、熊・・おやじ・・には注意)山頂からは2,000メートル級の山が幾重にも重なる日高山脈の山並みが一望できるなど魅力あふれる名山です |
何故か又標高2,052mに戻りました。 2014年4月1日国土地理院が発表全国主要山岳103の内87山岳に測量方法の変更で1m高低に成る北海道の山1m高くなる山、羅臼岳1660mから1661m、オプタテシケ山2013m、低くなる山、幌尻岳2052m、ピパイロ岳1916m、札内岳1895m、カムイエクウチカウシ山1979mGPSで前回も算出されていたと思いましたが?。 |
標高2,053mに成りました。 2008年5月1日百年ぶりに全国三角点改定、幌尻岳2052mから1メートル身長が伸び2053mになりました。国土地理院によると正確に測定できるGPSの導入火山活動,地震等の地殻変動による事などをあげています。 |
日高山脈最高峰幌尻岳の誕生 日高山脈は南北、襟裳岬から狩勝峠まで約150Km、「北海道の背骨」とも呼ばれ約4千数百年前に、地殻変動によって海が押上げられる造山運動で作られ、今でも地殻変動を続けている日高山脈最高峰の山です。世界最高峰エベレスト山8,848m、世界最大アルプス山脈とほぼ同じ山脈造成をして出来た山です。又、カール状台地は円い底の谷とも呼ばれ、氷河期時代、氷河に削り取られたりして作られたと言われています、幌尻岳近辺には七ッ沼カール、北カール、東カール3つのカールが有ります。中でも日高山脈最大のカールは、七ッ沼カールです名前のごとく7つの沼があり雪解け時期に見る事が出来ます。又、アイヌの人々が山の神カムイが遊ぶ庭と称していました、アイヌ伝説で「天上の海伝説」として残る、海の生き物が住み神の山の頂上に海がある、そこにはアザラシ、トドが住着き川に昆布が流れてくるのでわかると伝説にもあり、確かにこの山は太古の昔プレートとプレートが衝突し、海底がせり上がって出来たのだからもしかしたらアイヌの人々が現実に見ていたと私は思います。 |
幌尻岳の三つのカール 北カールエゾノハクサンイチゲ、ミネズオウ、ハクサンチドリ、ミヤマキンバイの花群落、東カール、七つ沼カールも同様に、円い底の谷で時期になると花が咲き乱れていて、登山者を喜ばせております。 |
北カール新種発見 2004年10月02日北カールで新種のユスリカ確認!! 学名ヒダカモンターナ和名ヒダカケユキユスリカ。帯広畜産大学環境昆虫学研究室、岩手大学大学院遠藤和雄さん43歳が2002年8月幌尻岳北カール1,650b付近で発見したユスリカが新種と確認されました、寒冷地に生息するユスリカ科パガスティア属世界で十種類しか確認されていない、体長約五ミリ、濃褐色、雄の交尾器や触角が十種類と違うもので有ることが決定的だった、十種類の内三種は日本の山岳地帯で確認されています。ユスリカ−蚊に似ていて口器は退化、血は吸わない幼虫時池川ですごし生存期間は1、2週間あなたにも新たな出会いがあるかも。 |
花の種類 ハクサンチドリ・コエゾツガザクラ・アオノツガザクラ・エゾツガザクラ・エゾウサギギク・ミヤマアズマギク・チシマフウロ・イワヒゲ・コケモモ・アオノツガザクラ・オオイワツメクサ・エゾノハクサンイチゲ・ミヤマダイコンソウ・ミヤマキンバイ・タカネオミナエシ・ウコンウツギ・エゾツツジ・ミヤマリンドウ・キバナシャクナゲその他 |
額平川流域 オオタカネバラ・ミヤマオダマキ・オオバミゾホオズキ・ニッコウキスゲ・シラネアオイ・その他 |
戸蔦別岳付近アポイ岳811mと同じカンラン岩 戸蔦別川源流の水辺日高山脈固有種ヒダカキンバイソウ、雌しべが長く直立するのが特徴、ミヤマシオガマ・ミヤマオダマキ・エゾノタカネツメクサ・その他 |
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2001年3月27日 20:00:00