フルートとピアノによるフランスの小品集(CD)
人の喜びと悲しみが作り出す、感動的なクライマックスを迎える音楽もいい。
でも、ほのかな芳香と美しい色彩で、ただ咲いている一輪の花のような音楽もいい。
そんな、フランス音楽の香りと繊細な色彩感覚を堪能できる小品集。
作品が持つ魅力と美しさを素直に引き出す、洗練されたフルートとピアノのアンサンブル。
自然な美しい響きで定評のあるエメラルドホールにて、2018年の最新録音。
高品位アナログ・マイクプリアンプと、96kHz/24bitデジタル・マスターレコーダーによる、ナチュラル高音質レコーディング盤。
(℗ poisson rouge musique)
メディア掲載レビューほか
"パリ・エコールノルマル音楽院・室内楽科で学んだ宇佐美 敦博(フルート)と、伴奏者の枠を超えた絶妙なアンサンブルで掛け合う、宇佐美
文香(ピアノ)。フランス音楽のスペシャリストが紡ぎ出す、鮮やかな色彩の世界。 要注目の父娘デュオ、満を持した初録音。"
(クラシックギタリスト・坪川真理子)
"宇佐美のフルートはヴィヴラートが少なめの、素直で、柔らかい自然な音色。瀟洒な味わいのある、フランスものにふさわしい演奏を展開している。ドビュッシーの幽玄さと輝かしさ、シャミナードの、豊かな旋律性のなかの技巧性など、表現も豊かだ。文香のピアノは、ラヴェルの伴奏などで鋭い感性をみせる。父君が「とくに縁故採用というわけではなく、たまたま近くにおもしろい音楽を作ってくれるピアニストがいたから」という言葉も、なるほどと思わせる。"
(音楽雑誌「音楽現代」2018/10月号 推薦盤)
"宇佐美氏がフランス音楽のスペシャリストとしての矜持を示した会心の新作CD"
(音楽雑誌「THE FLUTE」2018/10月号)
限定版は小冊子付き
限定版は、宇佐美敦博による書き下ろし「エッセイ・フランス音楽入門」付き。
音楽の本質に迫り、フランス音楽の魅力にいざなうエッセイ。
(20ページ A6変形判 14.2×12.4cm) |