コラム

フォトコラム

第1回 写真の選び方


写真の選び方1−4
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□目的は何? 

最終的に写真を選択する時の大きな要因は、何のために写真を撮っているかにつきます。この目的がはっきりさえしていれば比較的写真選択を悩むことはありません。好きな写真を撮っているのであれば、一番好きな写真を選ぶ、良い写真をめざして撮っているのであれば、一番構図やアングルが良く撮れている写真を選ぶ、自分らしい魅力ある写真を目指しているのであれば、構図などより内容が自分らしいものを選ぶ、何かに必要な写真を撮っているのであれば、目的に合った写真を選べぶとよいでしょう。
写真の選び方は、まず自身が何のためにその写真を撮っているのか、目的をはっきりさせてることが大事ですね。そうすると写真を選ぶこともある程度できるようになります。(写真の選び方・終了)


写真の選び方1−3
ストック18.jpg


□撮った写真を客観的に見る

似たような写真をついついたくさん撮ってしまいます。前回、早い段階で似た写真は捨てていくことを言いました。パソコンに取り込むと意外に捨てられないものです。そうすると選択肢が増えてしまい、余計に選ぶのが難しくなります。微妙に違う構図、アングル、フレーミング、露出。一枚一枚見ていたらどれも良く思えてきます。そのようなときにはインデックスなどでまとめて何枚かを見比べることです。自分の撮った写真を俯瞰で見る、客観的に見る、大極に立って見る、一歩引いて見る、周りも見るなどの意識を持つと良いでしょう。大きい写真を1枚見るのではなく、小さい写真を何枚も一度に見ることを習性づけることで自分の撮った写真の全体像が何となく見えてきます。 次回へ続く


写真の選び方1−2
ストック6.jpg


□捨てられない! 

たくさん撮った中から写真を選ぶことが難しいのは、せっかく撮った写真を捨てられない心理があります。自分なりに考えて撮った写真は、同じようなシーンでもどれも自分にとってはかわいい写真です。時間が経てば経つほど余計に捨てられません。私自身もたくさんの写真を撮ります。捨てられない心理も皆さんと一緒です。私が心がけているのは撮ってすぐにいらないものはカメラ内で削除していくことです。明らかに同じようなカットは、同じ写真2枚は入らないと認識し早い段階で削除します。できればその日のうちに、パソコンに入れる前に捨てる。この行為をするだけでも写真の枚数を減らすことができます。捨てることができれば選ぶこともできるようになります。 次回へ続く


写真の選び方1−1
花2.jpg


□写真選びはむずかしい

撮影実習では受講生の皆さんにいろいろな写真を撮ってもらっています。その結果、多くの写真ができて「選ぶのが大変」ということになります。写真教室の講評は、一人10点程度が決まり。たくさん撮った中から選ばなくてはなりません。写真作品は、我が子のようにかわいいものです。選ぶというよりも捨てられないという気持ちかも知れません。「この写真は好き」「この写真はうまく撮れた」「この写真は良い写真だ」などということになります。誰もが直面する写真選び、どうすれば良いのでしょうか!? 次回へ続く