操作方法

受講生作品

初級者クラス女性

萩原波.JPG

□カメラの操作・設定方法

デジタルカメラになって老若男女が写真を趣味として楽しむようになりました。
撮ったその場で写真を確認できて、何枚とってもフイルム代も現像代もかからない。
いらない写真はすぐに消すことができる。夢のようなカメラです。

ただしその操作方法や設定などは複雑化して、取扱説明書を読んでも難しいのです。
先ずは用語がわからない、機能が多すぎて何を使って良いかわからない。
結局はカメラまかせのフルオート機能で失敗なく撮ることになります。

人間は不思議ですね。とても便利なフルオート機能がついているにもかかわらず、まだ機械に支配されたくない気持ちがあるのか、自己存在の証として少しくらいは自己主張したくなるものです。

そのような想いの方のためにフルオートではない機能の操作方法を知りましょう。


□撮影モード(露出モード)とISO感度

露出をカメラまかせではなく自身の意図で行います。
露出は「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」の組み合わせで決まります。
「シャッタースピード」の違いは、動きのある表現の違いになって現れます。
「絞り」の違いは、ボケ効果やピントが全面に合う被写界深度に関わってきます。
ISO感度」は、光量が少ないところで高感度で撮影することに適しています。

撮影モードは、
・P(プログラム)モード
・S/T(シャッタースピード優先)モード
・A(絞り優先)モード

があります。

これも撮る被写体や撮影の意図や目的によって使い分けしましょう。
※メーカによって呼び方が違います。


□フォーカスモード

ピント合わせをどのようにするのかを決めます。ピント合わせは一般的にオートフォーカスとマニュアルフォーカスがあります。ここではオートフォーカスのピントの合わせ方の種類を知りましょう。

・1点フォーカス
静止している被写体の一点にピント合わせをする。
(花や風景、静止している人物撮影に適している)

・追尾フォーカス
動いている被写体にピントを合わせ続ける。
(スポーツや乗り物、動いている人物などの撮影に適している)

※メーカによって呼び方が違います。


□測光モード

光の測定をどの場所でどのように測光するのかを決めます。

・スポット測光
中央の一点で限られた場所の光を測定します。人物写真などで顔の露出重視するときなどにつかいます。

・中央部重点測光
スポット測光より広い範囲で中央部分光を測定します。中央周辺の被写体を中心にした花や人物撮影に適しています。

・評価測光
画面に写る全域の平均した光を測定します。風景撮影や街の撮影などに適しています。

※メーカによって呼び方が違います。


□ドライブモード

写真を1枚ずつ撮るのか、連写で撮るのか、セルフタイマーで撮るのかを決めます。

・1枚撮影
通常は一枚ずつ写真を撮りますからこのモードで撮ります。

・連写撮影
動きのある被写体を撮影するときに連写モードにします。1秒間に数コマ撮れますので動きの瞬間や良い表情が撮れます。

・セルフタイマー
記念撮影で自分自身も画面に入るときや、カメラブレ防止などに使います。


※メーカによって呼び方が違います。


□ホワイトバランス

光源による色の変化を補正する機能です。

・太陽光・曇り・電球・蛍光灯などの光源の違いで生まれる色合いをこの機能で補正します。通常は「オート」で概ね補正してくれます。
大きく色合いが変わるときにはホワイトバランスで補正しましょう。

※メーカによって呼び方が違います。


□ピクチャーコントロール(ピクチャースタイル)

撮影時に「ピクチャーコントロール」で、シャープネス・コントラスト・彩度・色合いを設定して思いの画像に仕上げることができます。
撮影後の画像処理の手間も省けますのでぜひこの機能をお使いください。

※メーカによって呼び方が違います。


□画質と画像サイズ

使用する用途や目的によって撮影する写真の画質と大きさを決めます。
大きいプリントにするときや印刷物として使うときには一番良い画質と大きいサイズが適しています。
逆にブログなどに使う写真であれば低画質・小サイズでかまいません。

何に使うか決まっていないときは高画質・大サイズで撮っておきましょう。
あとでリサイズで小さくできます。

※メーカによって呼び方が違います。


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