11月の撮影実習
11月の撮影実習は、『神代植物公園』がテーマです。
□講評ポイント
1.バラやダリアの花の美しさや魅力が撮れているか?
2.構成・構図がうまく撮れているか?
3.花を活かすために背景が適切に処理されているか?
★総評
神代植物園内のバラとダリアを撮影対象にして撮影実習をおこないました。
バラの落ち着いた貫禄のある装いとダリアの華やかさをいかに写真にまとめるかが問われるところです。
園内に咲く数多い花の中からいかに被写体を選び構成するかを考えることが重要です。
生徒の皆さんは、わずかな時間にもかかわらずバラやダリアの素晴らしさを見いだしうまく捉えていました。
それと一番大事なこととして花の美しさや魅力を引き出すための構図や背景処理もずいぶん上手くなってきているように思います。
生徒の皆さんお疲れ様でした。
受講生作品
作品1
作品2
作品3
作品4
作品5
作品6
作品7
作品8
作品1
言葉のいらない写真ですね。写真を見ていて引き込まれていくようです。主役のバラと背景の脇役のバラのバランスが絶妙です。秀逸の一枚として目に焼き付きます。
作品2
雨上がりの好条件の中で、赤いバラの雨粒をみごとに捉えているのが素晴らしい写真です。背景の黒い部分に雨粒があるために浮きだってみえていることも良い点です。
作品3
赤いバラに光と影が出来ている写真ですが、そのコントラスト良く味わいのあるものになっています。さらに背景もすこしミステリアスな感じになっています。
作品4
これからまさに花開こうとするつぼみをメインにして、背景にすでに花開いている黄色の花を配置している構成はお見事です。
作品5
淡いピンクのダリアが繊細に咲いているところを、大胆な切り取りで画面に緊張感を与えています。背景処理、空間処理がいかされている写真です。
作品6
通常撮られるバラの撮影からほど遠いような写真にインパクトと思いっきりの良さを感じます。ある意味挑戦的な作風が持ち味の作品です。
作品7
きめ細やかなセンスを感じるじつに魅力的な作品です。被写体のダリアの持つおもしろさを存分に引き出し、なおかつ巧みな空間がいやしさえ感じます
作品8
見ているだけで楽しく不思議な世界を感じ取れる作品です。黄色の花と花が無い茎とがバランス良く絡み合う秀逸な作品です。