12月の撮影実習
12月の撮影実習は、『平林寺の紅葉』がテーマです。
□講評ポイント
1.モミジやカエデなど被写体選びがうまく出来ているか?
2.構成・構図がうまくとれているか?
3.背景処理が適切に出来ているか
4.色合いや美しさが表現できているか
★総評
平林寺は紅葉のメッカ。
関東各地から多くの観光客が押し寄せます。
敷地内もそうとう広く紅葉した木々も数多く見ることができます。
ただし、今年の紅葉は暖かいせいか見頃が早くなり、撮影実習をおこなった12月はピークを過ぎていました。
枯れた紅葉も目につくなかで生徒の皆さんはいかに撮影に望まれたか?
全体的に美しい紅葉よりも少し地味な紅葉の写真になってしまったようです。
それでも枯れかかった紅葉も絵になることを見せる作品もありました。
全体的に頑張って味のある作品を撮られているように思います。
生徒の皆さんお疲れ様でした。
受講生作品
作品1
作品2
作品3
作品4
作品5
作品6
作品1
写真全体の色合いがとても美しい写真です。一葉のカエデが構図良く配置され、背景処理がうまく出来ているので浮かび上がってきて素晴らしい作品です。
作品2
背景が暗いなかに見事に構成され見るものの心を打ちます。よく見ると光があたる強弱で紅葉の微妙なティールが巧妙で素敵な作品になっています。
作品3
メインとなる3枚のカエデが、まるで踊っているかのように見えて楽しい写真です。単純バックの背景が功を奏し、紅葉が際だって見えて良い作品です。
作品4
燃えるような紅葉ではなく淡い色の紅葉の写真です。少し柔らかい落ち着きのあるしっとりとした作品で真っ赤な紅葉を見慣れているせいか心が和みます。
作品5
枯れた紅葉に目を向けた味わい深い写真です。少し色あせて見える葉が痛々しいですが、同系色の背景によって質の高い作品に仕上がっています。
作品6
赤く映える紅葉を集合で捉え存在感のある写真です。色あいがおもしろくすこし不思議な画面になっていることが効果的で一種独特な雰囲気を感じます。