第2節 上下系動詞   【目次】  【前文書】  【次文書】  【HOME】

 上下系動詞には、上下動詞カ上動詞カ下動詞ガ上動詞ガ下動詞サ下動詞ザ下動詞タ上動詞タ下動詞ダ上動詞ダ下動詞ナ下動詞バ上動詞バ下動詞マ上動詞マ下動詞ヤ上動詞ヤ下動詞ラ上動詞ラ下動詞ワ上動詞ワ下動詞の22種類がある。
 基本的な活用は上下動詞に含まれており、他の上下系動詞は上下動詞に転換することにより口語活用をする。


1 上下動詞

 上下動詞とは、「語幹+る」が終止形となり、「語幹+ない」が否定形となる動詞である。
 上下動詞として辞書登録されているものは、一般文法の上一段・上二段・下一段・下二段活用の動詞のうち
@「る」で終わる終止形から「る」を除いた語幹が1拍のもの
     ……「着《き》」「似《に》」「見《み》」「出《で》」「経《へ》」など
A「る」で終わる終止形から「る」を除いた語幹が、漢字または片仮名で終わるもの
     ……「真似《まね》」「お道化《おどけ》」「下卑《げび》」「モテ」「逆上《のぼせ》」など
である。

 上下動詞以外の上下系動詞はすべて、イ段またはエ段の活用語尾を伴って上下動詞に転換する。
    カ上動詞+き=上下動詞         起《お》き
    カ下動詞+け=上下動詞         助《たす》け
    ガ上動詞+ぎ=上下動詞         過《す》ぎ
    ガ下動詞+げ=上下動詞         禿《は》げ
    サ下動詞+せ=上下動詞         被《かぶ》せ
    ザ下動詞+ぜ=上下動詞         交《ま》ぜ
    タ上動詞+ち=上下動詞         落《お》ち
    タ下動詞+て=上下動詞         建《た》て
    ダ上動詞+じ,ぢ=上下動詞        恥《は》じ
    ダ下動詞+で=上下動詞         撫《な》で
    ナ下動詞+ね=上下動詞         尋《たず》ね
    バ上動詞+び=上下動詞         滅《ほろ》び
    バ下動詞+べ=上下動詞         調《しら》べ
    マ上動詞+み=上下動詞         沁《し》み
    マ下動詞+め=上下動詞         極《きわ》め
    ヤ上動詞+い=上下動詞         老《お》い
    ヤ下動詞+え=上下動詞         覚《おぼ》え
    ラ上動詞+り=上下動詞         足《た》り
    ラ下動詞+れ=上下動詞         隠《かく》れ
    ワ上動詞+い,ひ,ゐ=上下動詞      率《ひき》い
    ワ下動詞+え,へ,ゑ=上下動詞      与《あた》え

 他の品詞に品詞変換語が付いて上下動詞が形成される結合規則には、以下の1種類がある。
    ザリ未然+ざるをえ,ざるを得《ざるを え》=上下動詞

 上下動詞は、次の7種類の品詞に直接転換する。
440-05 上下動詞=ツン動詞           覚《おぼ》えんのだ
440-10 上下動詞=ザリ未然           逆上《のぼせ》ざる
440-20 上下動詞=推量未然           着《き》なむ
440-30 上下動詞=ナイ未然           落《お》ちない
440-40 上下動詞=受身未然           建《た》てられる
440-50 上下動詞=動詞連用           撫《な》でます
440-60 上下動詞=清音連用           調《しら》べ

 上下動詞の活用語尾は、次の6種類である。
    上下動詞+さ=サ下動詞         出《で》させる
    上下動詞+れ=可能連用         見《み》れない
    上下動詞+る=動詞終止         率《ひき》いるそうだ
    上下動詞+れ=動詞仮定         与《あた》えれ
    上下動詞+り=音便仮定         起《お》きりゃあいい
    上下動詞+ろ=上下命令         起《お》きろ

上下動詞の品詞結合図


2 カ上動詞

 カ上動詞は、一般文法でいうところのカ行上一段(口語)、及びカ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「起《お》」「尽《つ》」などがカ上動詞として辞書登録されている。

 カ上動詞は「き」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    カ上動詞+き=上下動詞
    カ上動詞+く,くる=動詞終止
    カ上動詞+くれ=動詞仮定
    カ上動詞+くり=音便仮定

カ上動詞の品詞結合図


3 カ下動詞

 カ下動詞は、一般文法でいうところのカ行下一段(口語)、及びカ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「助《たす》」「掛《か》」などがカ下動詞として辞書登録されている。

 他の品詞に品詞変換語が付いてカ下動詞が形成される結合規則には、以下の3種類がある。
    一般名節,サ変名節,ナリ名節+づ,付《づ》=カ下動詞   関連付《かんれんづ》ける
    進行連用+退《 の》=カ下動詞     言って退《の》ける
    動詞接頭+除《の》=カ下動詞      払い除《はらいの》ける

 カ下動詞は「け」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    カ下動詞+け=上下動詞
    カ下動詞+く,くる=動詞終止
    カ下動詞+くれ=動詞仮定
    カ下動詞+くり=音便仮定

カ下動詞の品詞結合図


4 ガ上動詞

 ガ上動詞は、一般文法でいうところのガ行上一段(口語)、及びガ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「す」「過《す》」がガ上動詞として辞書登録されている。

 ナリ名節などに「す」「過《す》」が付いてガ上動詞を形成する。ただし、ナ活形容には「さ」を介して付く。
    ナリ名節+す,過《す》=ガ上動詞     艶やか過ぎる
    タリ名節+す,過《す》=ガ上動詞     艶然過ぎる
    副詞名節+す,過《す》=ガ上動詞     ゆっくり過ぎる
      
※上の結合結果は「過度にゆっくりである」という意味なら「ユックリスギル」で1文節であるが、「ゆっくりと過ぎる」の意味なら「ユックリ□スギル」で2文節である。それらを考慮して、上の結合規則の結合度は低く抑えてある。
    ナ活形容+さす,さ過《す》=ガ上動詞   無さ過ぎる
    *活形容+す,過《す》=ガ上動詞     悲しすぎる

 ガ上動詞は「ぎ」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ガ上動詞+ぎ=上下動詞
    ガ上動詞+ぐ,ぐる=動詞終止
    ガ上動詞+ぐれ=動詞仮定
    ガ上動詞+ぐり=音便仮定

ガ上動詞の品詞結合図


5 ガ下動詞

 ガ下動詞は、一般文法でいうところのガ行下一段(口語)、及びガ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「挙《あ》」「焦《こ》」などがガ下動詞として辞書登録されている。

 ガ下動詞は「げ」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ガ下動詞+げ=上下動詞
    ガ下動詞+ぐ,ぐる=動詞終止
    ガ下動詞+ぐれ=動詞仮定
    ガ下動詞+ぐり=音便仮定

ガ下動詞の品詞結合図


6 サ下動詞

 サ下動詞は、一般文法でいうところのサ行下一段(口語)、及びサ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「褪《あ》」「被《かぶ》」などがサ下動詞として辞書登録されている。

 サ下動詞使役未然から転換するほか、上下動詞などは「さ」などを伴って使役の意味のサ下動詞を形成する。これらは使役の助動詞に該当する。
610-10 使役未然=サ下動詞           走らせる
    上下動詞+さ=サ下動詞         調べさせる
    サ促動詞+しさ,せさ=サ下動詞      達しさせる
    ザ変動詞+じさ=サ下動詞        信じさせる

 また、動詞接頭からも複合サ下動詞が形成される。
    動詞接頭+果《おお》,こさ,来さ=サ下動詞    書き果《かきおお》せる

 サ下動詞は「せ」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    サ下動詞+せ=上下動詞
    サ下動詞+す,する=動詞終止
    サ下動詞+すれ=動詞仮定
    サ下動詞+すり=音便仮定

サ下動詞の品詞結合図


7 ザ下動詞

 ザ下動詞は、一般文法でいうところのザ行下一段(口語)、及びザ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「混《ま》」「爆《は》」などがザ下動詞として辞書登録されている。

 ザ下動詞は「ぜ」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ザ下動詞+ぜ=上下動詞
    ザ下動詞+ず,ずる=動詞終止
    ザ下動詞+ずれ=動詞仮定
    ザ下動詞+ずり=音便仮定

ザ下動詞の品詞結合図


8 タ上動詞

 タ上動詞は、一般文法でいうところのタ行上一段(口語)、及びタ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「満《み》」「落《お》」などがタ上動詞として辞書登録されている。

 タ上動詞は「ち」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    タ上動詞+ち=上下動詞
    タ上動詞+つ,つる=動詞終止
    タ上動詞+つれ=動詞仮定
    タ上動詞+つり=音便仮定

タ上動詞の品詞結合図


9 タ下動詞

 タ下動詞は、一般文法でいうところのタ行下一段(口語)、及びタ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「当《あ》」「建《た》」などがタ下動詞として辞書登録されている。

 一般名節に「立《だ》」が付くと、タ下動詞が形成される。
    一般名節+立《だ》=タ下動詞      順序立《じゅんじょだ》てる
      
※上の語例は「ジュンジョ□タテル」の可能性もあるので、上の結合規則の結合度は低く抑えてある。

 タ下動詞は「て」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    タ下動詞+て=上下動詞
    タ下動詞+つ,つる=動詞終止
    タ下動詞+つれ=動詞仮定
    タ下動詞+つり=音便仮定

タ下動詞の品詞結合図


10 ダ上動詞

 ダ上動詞は、一般文法でいうところのザ行上一段(口語)、及びダ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「恥《は》」「綴《と》」などがダ上動詞として辞書登録されている。

 ダ上動詞は「じ」「ぢ《じ》」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ダ上動詞+じ,ぢ《じ》=上下動詞
    ダ上動詞+ず,づ《ず》,ずる,づ《ず》る=動詞終止
    ダ上動詞+ずれ,づ《ず》れ=動詞仮定
    ダ上動詞+ずり,づ《ず》り=音便仮定

ダ上動詞の品詞結合図


11 ダ下動詞

 ダ下動詞は、一般文法でいうところのダ行下一段(口語)、及びダ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「愛《め》」「撫《な》」などがダ下動詞として辞書登録されている。

 ダ下動詞は「で」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ダ下動詞+で=上下動詞
    ダ下動詞+ず,づ《ず》,ずる,づ《ず》る=動詞終止
    ダ下動詞+ずれ,づ《ず》れ=動詞仮定
    ダ下動詞+ずり,づ《ず》り=音便仮定

ダ下動詞の品詞結合図


12 ナ下動詞

 ナ下動詞は、一般文法でいうところのナ行下一段(口語)、及びナ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「尋《たず》」「委《ゆだ》」などがナ下動詞として辞書登録されている。

 ナ下動詞は「ね」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ナ下動詞+ね=上下動詞
    ナ下動詞+ぬ,ぬる=動詞終止
    ナ下動詞+ぬれ=動詞仮定
    ナ下動詞+ぬり=音便仮定

ナ下動詞の品詞結合図


13 バ上動詞

 バ上動詞は、一般文法でいうところのバ行上一段(口語)、及びバ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「滅《ほろ》」「媚《こ》」などがバ上動詞として辞書登録されている。

 バ上動詞は「び」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    バ上動詞+び=上下動詞
    バ上動詞+ぶ,ぶる=動詞終止
    バ上動詞+ぶれ=動詞仮定
    バ上動詞+ぶり=音便仮定

バ上動詞の品詞結合図


14 バ下動詞

 バ下動詞は、一般文法でいうところのバ行下一段(口語)、及びバ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「述《の》」「比《くら》」などがバ下動詞として辞書登録されている。

 バ下動詞は「べ」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    バ下動詞+べ=上下動詞
    バ下動詞+ぶ,ぶる=動詞終止
    バ下動詞+ぶれ=動詞仮定
    バ下動詞+ぶり=音便仮定

バ下動詞の品詞結合図


15 マ上動詞

 マ上動詞は、一般文法でいうところのマ行上一段(口語)、及びマ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「省《かえり》」「染《し》」などがマ上動詞として辞書登録されている。

 一般名節などに「じ」「染《じ》」が付いてマ上動詞を形成する。
    一般名節,サ変名節,ナリ名節+じ,染《じ》=マ上動詞   気違いじみた声

 マ上動詞は「み」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    マ上動詞+み=上下動詞
    マ上動詞+む,むる=動詞終止
    マ上動詞+むれ=動詞仮定
    マ上動詞+むり=音便仮定

マ上動詞の品詞結合図


16 マ下動詞

 マ下動詞は、一般文法でいうところのマ行下一段(口語)、及びマ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「醒《さ》」「極《きわ》」などがマ下動詞として辞書登録されている。

 推量未然は「し」を伴ってマ下動詞を形成する。これは使役の助動詞に該当する。
    推量未然+し=マ下動詞         言わしめる

 また、動詞接頭からも複合マ下動詞が形成される。
    動詞接頭+括《くる》,包《くる》=マ下動詞   言い包《いいくる》める

 マ下動詞は「め」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    マ下動詞+め=上下動詞
    マ下動詞+む,むる=動詞終止
    マ下動詞+むれ=動詞仮定
    マ下動詞+むり=音便仮定

マ下動詞の品詞結合図


17 ヤ上動詞

 ヤ上動詞は、一般文法でいうところのア行上一段(口語)、及びヤ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「老《お》」「用《もち》」などがヤ上動詞として辞書登録されている。

 ヤ上動詞は「い」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ヤ上動詞+い=上下動詞
    ヤ上動詞+ゆ,ゆる=動詞終止
    ヤ上動詞+ゆれ=動詞仮定
    ヤ上動詞+ゆり=音便仮定

ヤ上動詞の品詞結合図


18 ヤ下動詞

 ヤ下動詞は、一般文法でいうところのア行下一段(口語)、及びヤ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「覚《おぼ》」「聳《そび》」などがヤ下動詞として辞書登録されている。

 ヤ下動詞は「え」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ヤ下動詞+え=上下動詞
    ヤ下動詞+ゆ,ゆる=動詞終止
    ヤ下動詞+ゆれ=動詞仮定
    ヤ下動詞+ゆり=音便仮定

ヤ下動詞の品詞結合図


19 ラ上動詞

 ラ上動詞は、一般文法でいうところのラ行上一段(口語)、及びラ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「借《か》」「足《た》」などがラ上動詞として辞書登録されている。

 ラ上動詞は「り」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ラ上動詞+り=上下動詞
    ラ上動詞+る,るる=動詞終止
    ラ上動詞+るれ=動詞仮定
    ラ上動詞+るり=音便仮定

ラ上動詞の品詞結合図


20 ラ下動詞

 ラ下動詞は、一般文法でいうところのラ行下一段(口語)、及びラ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「離《はな》」「隠《かく》」などがラ下動詞として辞書登録されている。

 使役未然からは直接、受身未然からは「ら」を介してラ下動詞が形成される。これらは、自発・可能・尊敬・受身の助動詞「れる」「られる」に該当する。
610-20 使役未然=ラ下動詞           話される
    受身未然+ら=ラ下動詞         信じられない

 また、動詞接頭からも複合ラ下動詞が形成される。
    動詞接頭+そび,っぱぐ,っ逸《ぱぐ》,逸《はぐ》=ラ下動詞   食いっぱぐれる

 ラ下動詞は「れ」を伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ラ下動詞+れ=上下動詞
    ラ下動詞+る,るる=動詞終止
    ラ下動詞+るれ=動詞仮定
    ラ下動詞+るり=音便仮定

ラ下動詞の品詞結合図


21 ワ上動詞

 ワ上動詞は、一般文法でいうところのア行上一段(口語)、及びハ行上二段(文語)活用動詞に該当する。「強《し》」「率《ひき》」などがワ上動詞として辞書登録されている。

 ワ上動詞は「い」などを伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。
    ワ上動詞+い,ひ《い》,ゐ《い》=上下動詞
    ワ上動詞+う,ふ《う》,うる,ふ《う》る=動詞終止
    ワ上動詞+うれ,ふ《う》れ=動詞仮定
    ワ上動詞+うり,ふ《う》り=音便仮定

ワ上動詞の品詞結合図


22 ワ下動詞

 ワ下動詞は、一般文法でいうところのア行下一段(口語)、及びハ行・ワ行下二段(文語)活用動詞に該当する。「与《あた》」「仕《つか》」などがワ下動詞として辞書登録されている。

 ワ下動詞は「え」などを伴って上下動詞に転換するほか、3種類の文語表現活用語尾がある。この中にはヤ下動詞の活用語尾を含んでいるが、これは、ワ下動詞の中には「唱《とな》ゆる」「控《ひか》ゆる」など、時代によりヤ行に活用した動詞があるためである。
    ワ下動詞+え,へ《え》,ゑ《え》=上下動詞
    ワ下動詞+う,ふ《う》,うる,ふ《う》る,ゆ,ゆる=動詞終止
    ワ下動詞+うれ,ふ《う》れ,ゆれ=動詞仮定
    ワ下動詞+うり,ふ《う》り,ゆり=音便仮定

ワ下動詞の品詞結合図


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