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メタボリック症候群 を知っていますか?

 高カロリー食、高脂肪食、運動不足などが重なって、知らず知らずのうちに動脈硬化が進み、最終的には、脳・心臓・腎臓の障害を起こして死に至らしめる病気をまとめて、生活習慣病と呼んでいます。
 その代表が肥満・糖尿病・高血圧症・高脂肪症などです。
 これらの生活習慣病を誘発するいろいろの危険因子が、一人の個人に集積し、複合して動脈硬化を進展させ、心筋梗塞や脳梗塞を発生させる危険性が高まっている病態をメタボリック症候群といいます。
 本症での1つ1つの危険因子は、それほど異常となる数値ではありません。    (図示)


T 有病率
 40歳以上の男性、閉経後の女性に多い。
 狩猟民族の欧米人に比べ、農耕民族の日本人はインスリンの分泌能力が半分程度と言われており、糖代謝異常を簡単に起こし易い。
 さらに車社会に伴う運動不足と食事の欧米化により、有病率は急増しています。

U 4大危険因子
a 肥満
標準体重の20%増以上を肥満といいます。
標準体重はBMI(Body Mass Index)で表す。
BMI=体重(kg)÷〔身長(m)×身長(m)〕
  22が標準で、26.4以上が肥満、内臓脂肪型肥満が特に危険です。
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体重: kg 、身長: cm 、BMI:

メタボリック症候群のウエスト 男≧85cm 女≧90cm

糖代謝異常
日本の糖尿病になっている人は740万人と言われています。
空腹時血糖 (mg/dl) 2時間値(mg/dl)
糖尿病 ≧126 ≧200
正常 <110 <120
メタボリック症候群 ≧110
インスリン抵抗性(インスリンを持っていても、うまく働かない)も特徴的です。

c 高血圧
収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
高血圧患者(要治療) ≧160 ≧95
正常 <140 <90
理想値 <135 <85
メタボリック症候群 正常値より高値

d 高脂肪症
総コレステロール ≧220(mg/dl)
トリグリセリド(中性脂肪) ≧150
HDL-コレステロール <40
<50

V 対策
メタボリック症候群は4大危険因子から成り、次のような特徴を持っています。
@ 日本人の多数が罹患している。
A 心筋梗塞に代表される動脈硬化症の主要な基礎疾患である。
B 治療を必要とする高血圧症、糖尿病、高脂血症などに移行し易い。
C 脂肪細胞が関与したインスリン抵抗性を有する。
 従って、メタボリック症候群の早期改善は動脈硬化に伴う心筋梗塞、脳梗塞の危険性を著しく軽減することができます。
 そのためには、高カロリー、高脂質、糖質過多の欧米型の食事をあらため、和食を中心とし、車の利用をできるだけ控え、適当な運動(1日30分の歩行)を推進してゆく必要があります。
 そして、すでに運動不足で肥満傾向のある人は早めに検査を受けることが望ましいと考えられます。
 一度、自分達の生活様式を振り返り、できるだけ早く危険因子を取り除く努力をし、健やかにすごそうではありませんか。

 生活習慣病についての参考サイト
  Dr.さとうの健康コラム