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| 2006年(平成18年)08月09日 |
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| 報 道 写 真 |
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イスラエルのレバノン侵攻が続くなか、ロイター通信のカメラマンがレバノン戦闘写真を修整、誇張して報道する事件が発覚した。
世界平和を願って注視している人々の心を欺く、報道の使命を逸脱した言語道断の行為と言わざるを得ない。
「写真は真実を写す」と書くが、その写真にパソコンを使って「立ち上る煙を多くし、黒く見えるように修整」事実を歪曲してしまった。あるいは悲惨さをアッピールするためにとったとしても、許されざる行為だと思う。
昨日のNHKニュースでは、破壊活動で白砂が黒く油汚染されたレバノンの海岸と、重油にまみれたカニのアップ写真が写し出されていた。すべてを言い尽くした迫力ある絵であり、無残さが十二分に伝わってきた。
いささか旧聞だが、ある新聞社のカメラマンが夏の風景を撮ろうとして接着剤でセミを木に貼りつけたり、サンゴの惨状を報道するために自らがサンゴに落書きをしたこともあった。同種の事例は枚挙に遑がない。こうしたカメラマンの人間性はもとより、詳細を知る由もないので今さら非難する気もないが。
被写体によって受け取るイメージは変わるものだが、とにかく「真実」であるが故の説得力がある。 時には正視できない、信じたくもない、そんな写真もある。
これも紛れもない真実であり、常に地球のどこかでそんな光景が繰り広げられている。百歩譲って天災なら如何ともし難いが、人災で……。
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