2008年 10月号 No・355 1984年7月27日 娘(6歳)とスケッチ登山 した時の一枚です。 −西穂高独標にて− |
エゾアケボノソウ 日高山系:幌尻岳にて 撮影:武藤 |
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巻頭言 | |||
今年8月30日の読売新聞朝刊「編集手帳」に曠古の万葉歌人、柿本人麻呂の 『天の海に雲の波立ち月の船 星の林に漕ぎ隠る見ゆ(万葉集巻七)』 という歌が掲載されていた。 1300年も前の古人が何ともモダンでロマンチックな詩を詠んだものかと甚く感銘すると同時に、5年程前の夏に家内と二人で加賀白山の南竜山荘に泊まった時に見た満天の星と雲間を揺れ流れる月の情景が想い出された。 あれから5年、今夏の天の海はどうであろうか。一気に開放された天の水門のごとく怒涛の豪雨が各地を襲い、月の船も難破したかのようである。地球は間違いなく苦悶しているのであろう。 加えて、大地震への懸念を筆頭に、継続する環境破壊、食糧問題、領土紛争の頻発、偽物・産地偽装の横行、二代に亘る国家元首の政治放棄等々、エゴの権化となった人間社会は、将に自滅状態であり、奈落の底へ転落の一途を辿っているようである。もう誰にも止められないし、後戻りも出来そうにない・・・。 そうとなれば限られた余生、山河破れ、かつ、国が滅びる前に、腹を決めて束の間の好天日には、貪るように山の息吹を腹一杯味わい、来るべき時には、せめて山の想い出位については、ほくそ笑んで往きたいなどと妙な妄念に駆られている今日此の頃である。 T・N |
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目 次 | |||
表 紙 表紙のことば 巻頭言 T・N 目 次 例会山行案内 10/04日(土) 雪稜会の集い 10/05日(日) 「大谷山」 10/18〜19日(土〜日) 福井・経ヶ岳 10/26日(日) 登山祭典(野点・擂鉢山) 11/03日(月) 電車山行(繖山〜猪子山) 例会山行予告 11/09日(日) 乙高山 11/15〜16日(土〜日) 紅葉山行(奥美濃) 例会山行報告 09/13日(土) 鈴鹿・霊仙山 09/23日(火) ぶらり比良(擂鉢山) 県連行事参加報告 8/31日(日) 第6回安全登山講習会 運営委員会報告 その他 10/15日(水) 第9回飲み水調査員募集 10月予定表 |
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<比良雪稜会 秋の集い案内> 2年ぶりです。 秋の夕べ、ちょっぴり学び、大いに食べ、飲み、語りましょう! 10月 4日(土) ― 小雨決行 ― 雪稜会の集い“バーベキュー パーティー”に集合!! |
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会 場:マキノ町の白谷山荘(小松さんの山荘) 集 合:事務所14時 又は 現地15時 スケジュール 15:00開会 @イベント用テント建て・照明等の会場設営 A初歩のロープワーク講習 15:40 @バーベキュー準備 A宿泊用テント張り 16:00〜19:00頃 バーベキューパーティー 19:00頃 片付け 19:30頃〜「山の写真スライドショー」 *お気に入りの写真をCD又はUSBメモリーを持参下さい。 ◯◯頃 就寝(山荘及びテント) 5日(日) 6:00起床 朝食&食事片付け テント・照明等撤収 8:00帰宅組 山行組:準備出来次第山行出発(山行案内は別途) 宿泊:山荘及びテント 持参物:シュラフ又は毛布 水2L(夕・朝食用) 食器類 折り畳みイス(有る人) 翌日の朝食は各自準備 (山行される方は、昼食等も各自用意) お酒類:1人当缶ビール1本程度は準備します。たくさん飲まれる方は各自持参下さい。 4日のみ参加、5日のみ参加もokです。 参加費:実費(バーベキュー費用) 乗り合いの交通費(車のガソリン代)・・・申し合わせルールにて 申込:事務所(西村) tel&fax 077-594-0454 又はメールにて 申込締切:10/2(木) 会員家族&会友&元会員の参加も大歓迎ですのでぜひ誘って下さい! (直近2年以内位に退会の元会員へ参加を案内します。各会員個人からもお誘い下さい。) ワイワイと賑やかに、大いに親睦を深めましょう! |
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<例会山行案内> |
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二日酔いかもしれませんが、話題の高島トレイルシリーズの一部を歩きませんか。日頃この辺りはわざわざ計画されないと思います、結構穴場で期待出来るのではと思っています。 〔コース概略〕 集い会場=今津・ビラデスト〜平池〜近江坂〜滝谷山分岐〜大御影分岐〜大谷山〜寒風〜マキノスキー場=事務所 ※車デポ地間の距離があり2台以上の車が必要なので、集い参加者の車提供もお願いします。 山行参加者で集い準備中にマキノスキー場駐車場まで車デポに行く。 山行当日朝帰りの人に、ビラデストまで送っていただきたいので協力して下さい。 〔日時〕:10月5日(日) 日帰り 〔出発〕:後片付け終了後 〔装備〕:日常日帰り登山装備、地形図25000分の1(饗庭野・海津・ 駄口)昭文社・比良山系 〔担当〕:C・L菅 宏 申し込みは集い参加申し込みと同時にお願いします。 |
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〈予告例会山行案内〉 2008年10月18日〜19日 福井:経ヶ岳 |
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先月に案内した六呂師高原往復コースから変更し、法恩寺山から経ヶ岳を超えて保月山までの尾根コースを縦走しようと思います。運が良ければ、麓の緑と上部の紅葉、そして雪の白山の大パノラマを堪能できるかも。歩6〜7時間 日程とコース: 18日‥事務所=敦賀=大野(食事と買い物)=中の原避難小屋(宿泊) 19日‥避難小屋‐法恩寺山‐北岳‐経ヶ岳‐中岳‐杓子岳‐保月山登山口 雨天の時は希望者で決行したいと思います。 宿泊:中の原避難小屋(車で行くことができ、無人ですが綺麗な小屋です。) 集合:事務所 午前10時 装備:日常日帰り装備、自炊用具、シュラフ、マット、入浴セット ※18日(夕)、19日(朝)の食事は共同で、19日(昼)は各自行動食 共同装備は検討します。 締め切り:10月16日(木) 車を提供できる方、よろしくお願いします。 |
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<登山祭典兼野点山行の予告案内> 比良 摺鉢山〜烏谷山〜荒川峠 “ 黄紅葉の静かな比良・秋をたっぷり、楽しみませんか! ” |
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〈例会山行案内〉 ---電車シリーズ--- ―繖(きぬがさ)山〜猪子山― 平成20年11月3日(祝) |
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湖東の近江商人発祥の地、五箇荘から近江源氏の一族佐々木六角氏の居城観音寺城跡を経て、絶妙景観の縦走路を繖山から猪子山と歩き、能登川へ出るコースです。最高標高が432mの低山をのんびり歩きましょう。 〔コース概略〕 (JR線) 安曇川(7:37)=和邇(8:02)=小野(8:05)=堅田(8:08)=山科(8:29-8:36)=近江八幡(9:05) (近江鉄道) 近江八幡(9:16)=八日市(9:34-9:53)=五箇荘(10:00) 五箇荘(10:00)〜弘誓寺(10:30)〜結神社(10:45)〜観音正寺(11:30)〜観音寺城跡(11:40)〜繖山(12:00-30)〜地獄越鞍部(13:00)〜明神社(13:20)〜猪子山北向岩屋十一面観音(13:45)〜能登川駅(14:30) (JR線)能登川(15:06)=山科(15:38-47)=堅田(16:10)=小野(16:13)=和邇(16:16)=安曇川(16:27) 〔集合〕;上記湖西線電車に乗り、車中又は山科駅で会いましょう。 〔装備〕;通常日帰り装備、地形図、コンパス、ヘッドランプ 〔担当〕;秋本 〔締切〕;10月30日(木) ・原則雨天中止。中止判断は前日参加者に連絡します。 以 上 |
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《予告例会案内》 11月9(日) 湖北・己高山〜鶏足寺(紅葉山行) |
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いずれも紅葉の名所でたおやかな山です。 〔ルート概略〕 R161号=木之本=己高閣側駐車場〜六地蔵〜馬止め岩〜鶏足寺跡〜己高山山頂 〜鶏足寺〜駐車場 (難度:初級 歩行時間約5時間) 〔留意事項〕 ・帰路、入浴します。 荒天の中止。 交通:車 集合:11月9日(日) 事務所前 午前7時30分 装備等:日帰り装備、入浴用具・着替え 担当:T・N 申込先:T・N |
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《予告例会案内》 11月15(土)、16(日) 奥美濃・蕪山〜舟伏山(紅葉1泊山行) |
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奥美濃の山は自然林が多く、紅葉がみごとです。蕪山は樹齢500年の株杉の群生もみられます。錦秋の下での山歩を楽しみましょう。 〔ルート概略〕 11月15(土)事務所=彦根IC〜美濃IC(名神・中央経由)=岐阜板取・21世紀の森バス停〜尾根道登り口〜ナメ滝〜奥牧谷分岐〜蕪山山頂〜963mピーク〜尾根道登り口=板取温泉入浴=白岩私設小屋泊 11月16(日)白岩小屋=車で移動=あいの森駐車場〜桜峠・石仏〜みのわ台〜舟伏山頂〜小舟伏山〜阿弥陀如来〜あいの森駐車場=武芸川温泉入浴=美濃IC (難度:いずれも初級 歩行時間約5時間) 〔留意事項〕 ・宿泊人数に限りがありますので、申込順に10名位までとさせて頂きます。 集合:11月15日(土) 事務所 午前7時 装備等:日帰りセット、入浴用具・着替え ※ 私設小屋のため、シュラフ・マット等持参願います。 担当:T・N、K・M 申込先:T・N |