<例会山行報告> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
−−2006年7月−− | ・深山シリーズG ・北ア:双六〜槍ヶ岳 |
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<例会山行報告> 7月8日(土) 深山シリーズC 参加者:菅CL、石川(忠)、今在家、正木、山口(弥)、中西(怜)、菅(泰)(記録):計7名 |
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雨を覚悟のはずが、7:00事務所スタートから天気は上向き、芦生までの2時間の林間ドライブ。車窓から入る緑の香りがもう最高。9:10芦生公民館無料駐車場に車をデポして京都大学研究林事務所(入山届けを出す)からトロッコ軌道を水平移動。1時間弱は入ったところで橋の架け替え工事のため通行止め。当初の計画を断念して灰野谷まで戻り、天気も上々、佐々里峠へ向かい、時間の許すところまで登る事に変更する。はっきりした踏み跡が急登ながらジグザグに続く。途中にオブジェ風の杉の古木や若いブナの木を観ながら深山を想う。須後への古道分岐と大段谷山分岐を通過(11:46)して、右は佐々里峠、左は小野割岳への分岐へと出る。今日はここまでとした。ここが主稜線、今後の山行に役立つ。元来た道へ引き返す。バンドリ場の由来のある味な峠道という感じ。大段谷山分岐点(12:15)で昼食にする。山口さんの「オカリナonステージ」優雅な時を過ごし癒される。 13:00須後方面へテープ等の標識と薄いふみ跡に導かれる。古道復活的コースで、地形図でも須後に向かってダイレクトに下っている尾根コースで、広い尾根に支尾根があり、コースどりに若干迷うが、ふみ跡とテープをみつけながらの面白いコース。最後はブッシュで、行き詰まり、右の潅木帯へ。まもなく事務所からすぐの鉄橋から200m位のトロッコ道へ出る。14:40 車デポ地へ。 やはり皆さん水平歩行より上昇?歩行がお好きらしい。間違いなく登山適格者です。あるいは上昇依存症です。次への芦生山行に想いを馳せながら帰路に着いた。 |
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<一口感想> 会員としてのデビュー山行です(体験が多くなり済みませんでした)。トロッコ軌道脇の野生の都わすれのたたずまい、又、オカトラノオの群生が華を添えてくれました。あれもしたいこれもしたいと思ってきたその一つが「登山」です。やっと時間が取れるようになりました。雪稜会は、私のドリームメーカーです。 例会に頑張って参加します。また、個人山行にもお誘い下さい。 菅 泰子 |
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<夏山例会山行報告> 〈 月日 〉 平成18年7/28(金)〜7/31(月) テント3泊4日 〈目的地〉 北アルプス(双六〜槍ケ岳) 〈参加者〉(CL)西村高・(SL)菅・(装備)槇・(救急)松田昭・ (会計)藤野・(食事)菅(泰)・(記録)秋本邦和:計7名 |
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〈 行程 〉 7/28:晴〜曇〜雨 事務所(9:30)=養老SA(名神)=一宮JCT=長良川SA(東海北陸・12:15〜13:10)=飛騨清見(14:20)=深山荘P(16:35〜50)〜ワサビ平テント場(18:30) 7/29 雨 ワサビ平(6:15)〜秩父沢(8:00)〜鏡平(10:40〜55)〜弓折岳分岐(12:12〜30)〜双六テント場(14:00) 7/30:快晴 双六(6:10)〜樅沢岳(6:50〜7:00)〜千丈沢乗越(10:15〜30)〜槍ケ岳肩(12:50〜13:30)〜槍穂往復 7/31:快晴 槍ケ岳(5:40)〜大喰岳(6:10〜20)〜中岳(6:50〜7:00)〜南岳(8:40〜50)〜槍平小屋(13:00〜20)〜新穂高(17:20)〜深山荘P(17:35〜18:00)=飛騨清見=関SA(21:30〜22:10)=栗東=事務所(24:20) 〈レポート〉 7/28:西日本は梅雨明け、いきなりの夏空で事務所をスタートした。米原から名神、一宮Jctから東海北陸道を経て高山あたりまでは好天だったが、新穂高バスターミナルからの林道歩きでポツポツときた。ワサビ平では降り出した雨の中でのテント張り。6人テントに7人入って夕食となった。 7/29:昨夜はずっと大雨。山行の先行きが案じられる。朝食後テント撤収。 完全装備で雨の中を出発。雨々々‥‥。鏡平小屋で行動食を口にしたが、美味しくない。鏡平を過ぎて初めて槍ケ岳が姿を見せた。お昼前のひと時のみ晴れ上がり、槍穂高の稜線〜北鎌尾根、焼岳、乗鞍岳、大天井岳とむさぼるが如く眺めていた。それも一時間ぐらいでガス。 テント場に着く頃には又雨の中のテント張り。今日は双六岳往復も検討していたが、中止。3時頃からテント内でビール乾杯。雑談に花を咲かせたが、西村会長は酔っ払って寝てしまった。 |
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(シシウドガ原にて) |
(西鎌尾根から槍ケ岳) |
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7/30:待ちに待った快晴(この日、中部山岳地帯も梅雨明けだった)双六小屋前から鷲羽岳、水晶岳。朝食後勇躍出発。樅沢岳に上がるにつれ四周が広がり、双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳等黒部方面〜薬師岳立山方面、北鎌尾根の人を寄せ付けようとしない岩稜を左手に従え、槍ケ岳本峰は尖塔を突き上げ、右手に大喰〜中岳〜南岳から一気に大キレットに落ち込み、さらに一気に北穂高岳に突き上げ、奥穂〜西穂高岳迄続く穂高連峰も槍ケ岳の引き立て役となってしまっている様だ。 西鎌尾根は鎖場もハシゴ場もあるが、危険と云うほどではなく、周囲の景観と足下の高山植物を楽しみながらの登高で、小さなピークを越えたり、回り込む度に槍の穂が大きく迫ってき、急登の苦しみを和らげてくれる。千丈沢乗越から1時間40分で槍の肩に飛び出した。 |
(槍ケ岳山頂にて) |
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今日は当初計画では南岳まで縦走し、そこでテントを張る予定だったが、明日の好天も間違いないと思えることから、ガスが湧く午後の縦走を避け、槍のテント場での泊りとなり、テント設営後空身で槍の穂先への登頂を果たした。そこは360°の大景観。北方向は遠く後立山連峰、妙高・火打。燕から表銀座〜東鎌尾根。東方には常念〜蝶。南方は穂高連峰がかたまっており、そのずっと先に中央アルプス、南アルプス、御岳、富士西方には真近に笠ケ岳がその大きな山容をみせている。北アルプスの全てを満喫し、初歩の岩登りも楽しみ、大満足でテントに戻り、全員ビールで乾杯。夕食の後は山談義で大いに盛り上がった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(御来光) |
(槍の肩テン場で朝食) |
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7/31 予想通り今日も快晴。今日はロングランのため一番の早立ち。朝食を終え、5:40南岳へ向け縦走開始。展望は申し分ないが、のっけからの大喰岳への登りは身体が馴染まずきつかった。約3時間で南岳着。 そこから南方には大キレットがパックリ口を開け、北穂の岩壁、鳥も通わぬと云う滝谷の岩壁が険悪な様相を明るい日のもとに曝している。 韓国からの団体さん(装備はバラバラだが、帽子だけお揃いのおじさんやおばさん達)が大キレットに向かっていったが、心配な事だ。 9時前、我々はいよいよ南岳新道の下りに入った。最初のうちは気持ちの良い下りだったが、途中からムチャクチャ急な下りが続き、膝がガクガクした。また、南沢出合では雪渓上のルートが判り辛く、一旦元来た道を上り返したりとロスタイムし、槍平小屋には13:00の到着となった。槍平からのだらだら下りも長く、横を流れている蒲田川が左股と合流し、轟音とどろく頃やっと新穂高のバスターミナルに辿り着き、深山荘Pで痛む足を重い登山靴から開放し、深山荘で入浴。山の垢をごっそり落としさっぱりと着替え、帰路の車上の人になったのは午後7時近かった。 高山あたりで夕食をと思っていたが、午後8時頃になると人通りも少なく、ファミレスなど無く、やむなく東海北陸道に入りSAで夕食を摂り、精算を終え、一路帰滋の途に付いたが、事務所に着いた時は日付が変わっておりました。皆さん大変お疲れ様でした。 (記録:秋本・写真:松田昭・藤野) |
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【付録1】今度の山行で出会った高山植物の花々を紹介します。 小岩鏡、白山一華、稚児車(*1)、深山金鳳花、信濃金梅、四葉塩竈(*2)、衣笠草、兎菊、雄宝香、日光黄菅、嶺薄雪草、御前橘、深山大文字草、小梅尅(*3)、延齢草、深山塩竈、山母子、白山風露、白山千鳥、車百合、深山沙参(*4)、深山黒百合、岩黄耆(*5)、黄花石楠花、深山蒲公英、(*6)高嶺菫(*7)、岩爪草、岩桔梗、深山鳥兜、高嶺矢筈母子(*8)、千島桔梗米葉栂桜、当薬竜胆(*9)、裏白七竈、白山防風、深山延齢草、蛍袋*1チングルマ *2ヨツバシオガマ *3コバイケイソウ *4ミヤマシャジン *5イワオウギ*6ミヤマタンポポ *7タカネスミレ *8タカネヤハズハハコ *9トウヤクリンド |
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(文旨価閤) |
(シナノキンバイ) |
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(ミネウスユキソウ) |
(キヌガサソウ) |
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【付録2】今回食事係りとして大変お世話になった菅泰子さんより食事計画表を頂きましたので、参考資料として掲載します。
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