会報・ぶな
02月 号
N0・323

   −−− 目  次−−−   
                         
巻頭言                           中西

例会山行案内
・02/05(日)    綿向山              槇
・02/12(日)    ぶらり比良探訪・雪山編@ 西村高
             A:北小松〜釈迦岳
             B:蓬莱〜小女郎ヶ池
・02/17〜19(日) 技術アップ講習会       土方
・02/19(日)    雪の黒河林道散策      山本
・02/25〜26(日)西方ヶ岳とカニ食い      山本

例会山行報告
・12/23       黒河林道スノートレッキング   西尾智
・12/14       ぶらり比良探訪G      西村高
           鵜川〜嘉嶺ヶ岳
             一口感想            中西
・2006年元旦    初日の出山行         小原
             写真報告            山本
・01/09       新春山行・武奈ヶ岳     田中政
             写真報告            山本
スキー場跡地協議会                   藤田
リーダー部たより                     山本

冬のおたのしみ
「山スキー」の季節が
やってきました!
昨年行った鑓温泉は、忘れられません・・あ〜今年も行きたい・・  
      ひじかた
野坂岳のぶな林
            巻頭言

     ........ボクの中の戦争と平和........

 文芸春秋(昨年の9月特別号)に「運命の8月15日56人の証言」が掲載されていた。各界著名人達の記憶集で終戦当時の状況や思いが寄せられていてどれもそれなりに胸を打つものがあり改めて当時の悲惨さが胸に込み上げて来た、私は当時6才でこの方達とは年齢視線が異なるがやはり終戦日前後のことはどうしても忘れられなく胸に刻み込まれている。
 軍需工場に勤める父(そのため兵役にも取られず)は病気の妻(私の母)や6人の子供をかかえて西宮の成尾村(今の阪神甲子園)に住んでいたが終戦のひと月前には周囲は数軒を残して焼け野原の状態であった。
 恐らく父の胸の中にはバラバラと欠けていくより一家全員で全てを終えてもと覚悟があったのか兄や姉誰一人学童疎開にも生かせず昼夜を問わず空襲の中ふとんをかぶって逃げまどう日が続いていた。8月に入り遂に我が家も焼けやっと父のふる里である信州松本へ親類を頼って一家で疎開し2〜3人ずつ分散して親戚に預けられた。西宮と違って飛行機の音も焼け跡もなくきれいな小川と青い田んぼが目に残っているほんの一週間ばかりで終戦日を迎えた、親類の大人達が「今日は一歩も外へ出たらダメだ!敵の飛行機が来てやっつけられるぞ!」と言っていたのを思い出す。なぜなのか後年まで判らなかったが終戦と同時に敵も安心してこんな田舎にも偵察調査に来ることを予想したためだろうと思う。
 9月の初めに大阪から父が迎えにやって来て遠い田舎の道を父が焼け跡の柱の切れ端で作って呉れた重たい下駄をはいて暑い中を駅に向かって歩いている時、父より「お母さんが死んじゃったよ」と知らされたが泣かなかったと思うが兄の後を歩きながらさびしい気持ちを必死で堪えていたことを記憶している。
母は33才の若さで6人の子供を残して逝ってしまった。これまで67年間、母の生涯の2倍も生かされて来たがいろんなことがあった中でやはり6才だった私にとっても終戦日前後が強烈な記憶に残っている。
平成4年86才で他界した父の葬儀の時6才で母の死を知らされた私よりも6人の子供を一人でどう育てて行こうかと心細い中で母の死を子供に知らせた父の方がどれ程悲しかったことかと思った。でも今の平和も私の幸せもそんな記憶があるから....と思う。小雪がちらつく昨今であるが新芽が吹き出す山の春はもうそこまで来ているボクはウキウキ
嬉しい。これからもどうかよろしく山へ連れてって!!
                           記 怜  2006.1.17


   <例会山行>
   シリーズ 感動を求めて!T 鈴鹿の樹氷を満喫
     1110m 綿向山へ

 平野から一気に頭をもたげている山頂は360度の展望が広がり周辺
の人々からは水源の山として親しみをもって登られている。

日 時:2006年 2月 5日 (日曜)
集合場所:会事務所  出発時間 6時 40分
交 通:車

装 備:日帰り登山セットお湯・ヘッドライト・コンパス・
雪山ですから ワカン スノーシュー アイゼン 防寒具 等が必要です。
担当 槇・ 西尾
申し込み 1月 30日まで
槇 090・2044・9007 
雨天中止


  <臨時例会山行案内> ぶらり比良探訪 雪山編@

2月12日(日)(雨天荒天中止)
    A:北小松〜ヤケオ〜釈迦岳
          又は
    B:蓬莱〜小女郎ケ池(往復)
       (雪の状況を見て2〜3日前にはどちらか決めます)
 Aは稜線上の美しい霧氷に期待、Bは氷と厚い雪に覆われた小女郎ヶ池に立ってみたい!
コース
 A:事務所=比良山岳センター〜涼峠〜ヤケ山〜ヤケオ〜釈迦岳〜旧釈迦駅〜(リフト下)〜イン谷口=事務所
 B:事務所=八屋戸=湖西道路下辺り又は堰堤下〜(小女郎谷)〜小女郎峠〜小女郎ヶ池〜(往路を戻る)〜駐車地点=事務所

装 備:25000分の1地形図(比良山・北小松) 
雨具・磁石・ライト等通常の日帰り装備+防寒具・スパッツ・ワカン・ストックなどの冬山装備
集 合:事務所 7時   
交 通:車 
担当&申込:西村高 tel&fax 077-594-0454 又はメール  締切:2/9(木)   


 <例会案内>  雪の黒河林道の散策

日 時:2月19日 (日)
コース:マキノ黒河林道をワカン、スノーシューにて散策します 
集合場所&時間:事務所 7:30
装 備:ワカン・スノーシュー・スキー板・ストック・防寒具・日帰り装備・その他
交 通:車   雨天・荒天は中止です。

※積雪の状況によっては小松さんの小屋の除雪奉仕作業を、一時間程度行いたいと思っています。用意の出来る人はスコップ等の道具の持参をお願いします。

担当 やまもと 090-7752-1585・ 中西 077-592-2927


 《臨時例会案内》   西方ヶ岳(敦賀)登山とカニ食い

日 時:2月25〜26日(土・日)

コース:2/25 西方ヶ岳 往復 三方五湖畔のホテルにて宿泊
     /26 午前中に帰宅

装 備:雪山日帰り装備・その他
集合場所&時間:事務所7:30 
交 通:車                  
会 費:一泊二食 10、500円+飲み代+交通費

担 当:やまもと・090−7752−1585山口弥077−594−4180 
   ※ 10名の予約をしていますので早い順です。


 リーダー部便り

山行計画書届け状況      (2005・12・21〜1・20山行届出数)

例会山行     3    
個人山行      6    中止   1          

積雪量が多いので雪山も楽しめますが、雪崩には注意が必要です。
                      リーダー部