AがBでわりきれるとき、BをAの約数と言います。
例 12は3でわりきれるので3は12の約数です。
12の約数を全て求めると、{1,2,3,4,6,12}となります。
Aに整数をかけてできる数をAの倍数と言います。(0は倍数に入れないことにします。)
例 3に2をかけた6は3の倍数です。
3の倍数を小さい数から求めると、{3,6,9,12,…}となり、倍数はいくらでも大きくなります。
AとBがCでわりきれるとき、CをAとBの公約数と言います。(AとBの共通な約数と言いかえることができます。)
例 6と8は2でわりきれるので、2は6と8の公約数です。
12の約数は{1,2,3,4,6,12}、18の約数は{1,2,3,6,9,18}
12と18の公約数は{1,2,3,6}
AとBの共通な倍数を、AとBの公倍数と言います。
例 12は2の倍数であり、3の倍数でもあるので、12は2と3の公倍数です。
公約数のうち、最大なものを言います。
例 4と6の公約数は1、2ですが、そのうち最大なものは2なので4と6の最大公約数は2です。
公倍数のうち、最小なものを言います。(0をのぞきます。)
例 4と6の公倍数は{12、24、36、…}ですが、0をのぞいて最小なものは12なので最小公倍数は12です。
分母と分子を、それらの公約数でわって、分母の小さい分数にすることを約分すると言います。
例 18と24の公約数6で約分します。
A×B=1のとき、AはBの逆数という。(BもAの逆数)
例 2の逆数は 1 2
2 3 の逆数は 3 2
(注 分母と分子を入れかえた数と考えて良い。)