そこにあるあめ玉は何個?この答に、はんぱな数はありませんが、リンゴジュースがペットボトルの半分くらい残っている。というように、身の回りにはずいぶん、はんぱな数はあるものです。
折り紙を半分(2等分)にしたとします。その半分を 1 2 と書き、「2分(ぶん)の1」と読みます。
横の棒「――」を括線(かっせん)といい、括線の上の数を分子(ぶんし)、下の数を分母(ぶんぼ)と言います。
ちょうどお母さんが子どもをおぶっているようです。
下の図の青い部分は、折り紙を5等分したうちの1つぶんなので 1 5 です。
1 5 を一つずつ積みかさねていくと 2 5 、 3 5 、 4 5 となります。
2 5
3 5
4 5
1 5 から 4 5 までの分数のように、分子が分母より小さい分数を真分数(しんぶんすう)といいます。
さらに 1 5 を積みかさねると 5 5 になりますが、 5 5 は 1 になります。
5 5 = 1
さらに積みかさねて 6 5 にします。
5 5 や 6 5 のように、分子が分母の数以上の分数を仮分数(かぶんすう)と言います。
また、 6 5 は 1 と 1 5 があわさっているので 1 1 5 と書き、帯分数(たいぶんすう)と言います。読み方は「1と5分の1」です。