平成12酒造年度全国新酒鑑評会開催要領
目的
本酒造年度生産清酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質向上に資することを目的とします。
1 日程等
(1) 搬入から公開までの日程は次のとおりです。
イ 搬入
平成13年4月16日(月)午後5時まで
ロ 予審
平成13年5月8日(火)から11日(金)まで
ハ 決審
平成13年5月21日(月)、22日(火)
ニ 製造技術研究会・公開きき酒会
平成13年5月30日(水)午前9時30分から午後3時まで
(2) 場所
搬入、審査、公開の場所は次のとおりです。
イ 搬入及び審査
広島県東広島市鏡山3丁目7番1号
独立行政法人酒類総合研究所(現 国税庁醸造研究所)
ロ 製造技術研究会・公開きき酒会会場
広島県東広島市西条町田口67−1
東広島運動公園アクアパーク体育館
TEL 0824-25-2525
2 出品
(1) 出品資格
平成12酒造年度新酒鑑評会から出品制限枠を廃止します。従って、次の出品資格を有し、過去5年間において酒税を含む国税について滞納処分を受けたり、酒税法違反の行為等を行っていない製造者で希望するすべての製造場が出品できます。
イ 清酒製造免許を有する製造者
ロ 別紙1「出品資格について」に定める出品資格基準に合致する製造者
(2) 出品酒の規格
平成12酒造年度中に自己の免許製造場おいて製成した「清酒の製法品質に関する表示の基準」(平成元年国税庁告示第8号)に定める吟醸酒原酒であって、かつ付香味を付さない酸度1.0以上の酒とします。
(3) 出品点数
1製造場につき1点とします。
(4) 出品区分
次に掲げる出品区分のうち、いずれか一方の区分に1点のみ出品ができます。
イ 第T部
原料米として山田錦以外の品種を単独または併用、あるいは山田錦の使用割合が原料米の50%以下で製造した吟醸酒
ロ 第U部
原料米として山田錦を単独、または山田錦の使用割合が50%を超えて製造した吟醸酒
(5) 出品申込み手続き
出品申込みから出品までの手続き等は、次のとおりです。
イ 全製造場に対し、3月上旬に醸造研究所から、出品酒調査表等書類を送付します。
ロ 出品資格を有し、出品を希望する製造場は、同封されている「商標ラベル貼付票」及び「全国新酒鑑評会出品調査表」に所定事項を記入の上、醸造研究所あて送付してください。
(注) 送付した書類に記載してある事項に記入誤りや漏れ等がありましたら、加除訂正をお願いします。
(イ)書類送付の締切り
平成13年3月23日(金)までに必着するようにお願いします。
(ロ)書類の送付先
〒739-0046
広島県東広島市鏡山3丁目7番1号
国税庁醸造研究所
TEL 0824-20-0800(代表)
(6) 出品料及び出品料の振り込み
イ 出品料は、1点につき15,750円(消費税込)です。
なお、出品料には、製造技術研究会入場料(入場券は5月に各出品者に送付します。)2名分が含まれています。
ロ 出品希望者は、出品料を次により口座振込をお願いします。
事務の整理上、出品料の振込みが、期日までにない場合は「出品されないもの」として取り扱いますので、ご注意ください。
なお、出品料の領収書は、口座振込書をもって代えます。
(イ)出品料振込期間 平成13年4月3日(火)から4月16日(月)まで
(ロ)出品料振込先
広島銀行西条支店
普通預金 1523708
独立行政法人 酒類総合研究所
広島県東広島市鏡山3丁目7番1号
(注)独立行政法人酒類総合研究所は、4月1日に設立されますので、振込みは4月3日以降にお願いします。
(7) 出品酒の出品数量・容器・送付方法等
イ 容器は500ml規格統一瓶(通称アール瓶)詰めとし、1点につき20本とします。
ロ すべての瓶に、商標ラベル及び全国新酒鑑評会酒類審査カード(以下「審査カード」という。)を全国新酒鑑評会酒類審査カード貼付要領により貼付してください。
なお、整理の都合上、出品区分を明確にするため、第U部に出品される場合は審査カードの左端を別紙3のとおり黒く塗りつぶしてください。
ハ 出品酒は、12本入りはっ水性カートン2箱に梱包し、外箱上部に出品酒送付票)を貼付のうえ、送付してください。
なお、出品酒は、開梱作業の都合上、包装紙等による包装を行わないようお願いします。
(8) 出品酒の送付先
〒739−0046
広島県東広島市鏡山3丁目7番1号
独立行政法人 酒類総合研究所
TEL 0824−20−0800(代表)
(9) 送料
搬入に係る諸経費は、全て出品者の負担となります。
(10) 搬入期限
平成13年4月16日(月)午後5時までに必着するようにお願いします。
なお、送付に当たっては、平日に到着するようご配慮をお願いします。
3 審査
(1) 審査方法
出品酒は次のとおり官能審査を実施します。
イ 予審審査
プロファイル法により官能評価を実施します。
なお、審査は、出品区分別に実施し、かつ表示して行います。
ロ 決審審査
総合評価法により官能評価を実施します。
なお、審査は、出品区分別に実施し、かつ表示して行います。
(2) 審査員の構成
予審及び決審の審査員は次に掲げる者から酒類総合研究所理事長が指名した者で構成します。
酒類総合研究所職員、国税庁鑑定企画官室職員、国税局鑑定官室職員、地方公設醸造関係 指導機関職員及び日本酒造組合中央会の推薦を受けた者
(3) 審査日程
イ 予審
平成13年5月8日(火)から11日(金)の4日間
ロ 決審
平成13年5月21日(月)、22日(火)の2日間
(4) 審査結果の通知
審査結果については、後日、各出品者に対して報告します。
4 入賞酒及び賞状の授与
予審の結果において優秀と認められ、決審に付されたものを「入賞酒」と称し、決審において優秀と認められたものを「金賞酒」と称します。
金賞酒の製造場に対しては、独立行政法人酒類総合研究所理事長より賞状を授与します。
なお、賞状は、受賞出品者に直接送付します。
5 公開
(1) 製造技術研究会
清酒製造に関与している者が、出品酒の官能審査を行い、醸造技術や品質設計について、自ら検討・研究することにより、清酒の製造技術や品質の向上に資することを目的として開催します。
イ 日時
平成13年5月30日(水) 午前9時30分から午後3時まで開催します。
ロ 会場
広島県東広島市西条町田口67−1
東広島運動公園アクアパーク体育館
TEL 0824-25-2525
ハ 公開対象酒
全ての出品酒を展示します。
ニ 参加資格
次のいずれかに該当する方が参加できます。
(イ) 出品者
(ロ) 酒類製造関係者
(ハ) 酒造技術指導機関関係者及び学識経験者
(ニ) 報道関係者
ホ 入場料
入場料は、1名につき1,000円(消費税込み)です。
(2) 公開きき酒会
清酒産業界が、高品質の清酒を安定的に醸造する技術を有していることを公開し、日本酒の飲酒層の拡大に資することを目的として開催します。
イ 日時
平成13年5月30日(水) 午前9時30分から午後3時まで開催します。
ロ 会場
広島県東広島市田口67−1
東広島運動公園アクアパーク体育館
TEL 0824-25-2525
ハ 公開対象酒
入賞酒(金賞酒を含む)を展示します。
ニ 参加資格
(イ) 製造技術研究会参加者
(ロ) 流通関係者
(ハ) 消費者への酒類提供を業とする者
(ニ) 清酒に特に関心のある者
ホ 入場料
入場料は、1名につき1,000円(消費税込み)です。
(3) その他
公開途中で陳列した出品酒が不足し、きき酒をできない場合がありますことを、ご承知おきください。
6 授賞の取消し等
次に該当した場合には授賞を取り消すとともに、翌年から5年間の出品を認めないこととします。
(1) 出品に際して、酒税法に定める清酒の定義を外れる等の不正があった場合(事後を含む)
(2) 「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」に係わる「清酒の製法品質表示基準」に違反する場合、または前記賞状を用いて「不当景品類及び不当表示防止法」に違反する行為を行った場合
(3) 出品添付書類等に虚偽の記載をした場合
(4) 出品資格等を偽って出品した場合
(5) その他、開催要領に定めた事項に反して出品を行った場合
7 その他
(1) 出品酒については、全て課税移出となりますので所定の手続きをお願いします。
(2) 出品料を振り込み後、都合により出品を取りやめた場合、振込済みの出品料は所要手数料を差し引いた残額を返却します。
また、出品酒を送付し、出品料の振り込みがない場合は、送料出品者負担にて出品酒を返却します。
(3) 公開きき酒会に陳列されなかった出品酒については、予め申し出があれば返却します。
なお、返送料は出品者の負担となります。