1 食糧事情の悪化で平壌のアパートでは住民がベランダでニワトリを飼育。騒音、悪臭問題。 2 ほとんどの企業で羊・豚などの家畜を飼育。食糧危機によって都市部の住民たちが農家のまねごと。 3 北朝鮮当局によっても推奨(特に乳と 毛皮も取れる羊)。 4 アパート地下室でキノコの栽培。 5 ’98年中盤より二毛作を積極的に奨励。 6 稲の収穫後に白菜を植え「三毛作に成功」と鳴り物入りで報道。 7 しかし地力の回復を待たない二毛作で土地は痩せ、1995~96年の洪水で良 いときは8トンあった収量が4トンレベルに落ち込む。 8 国策で白頭山にジャガイモ栽培。 連作による土地痩せのため外国の専門家はジャガ イモ栽培成功の可能性には懐疑的。仮に栽培に成功しても劣悪な鉄道事情と道路事情がネック。 9 肥料が不足しており、ピョンヤ ン、普通江に大量の群衆を動員してヘドロを採取、トラックで農村に送られた。 10 燃料不足のためトラクターより牛馬車を奨励。 11 平壌ですら1~5分の停電が日に50~60回は起こる。 12 ロシア大使館によれば、北朝鮮の電気は220Vに対し、170V~180V水 準で、60ヘルツに満たないうえ冬は30ヘルツに落ち込む。このため電気器具はしばしば故障する。コンピュータは一年も満足に耐えられない。 13 外国大使館はディーゼル発電機を持ち込む。 14 外人専用ホテルと外国人居留地区、金正日の銅像の照明にはなんとか電気が絶えない。 15 北朝鮮の劣悪な電気事情は発電所の施設の老朽化にある。30~40年前に旧ソ連が建設したものを今もそのまま利用している。東平壌の発電所は発電機四台の うち二台だけが稼働。 16 停電で地下鉄事故。北朝鮮の言論は常套的にこのような事実はまったく報道しない。←注意!日本の報道機関も、大事な出来事の代わりに、どーでもいいニュースや報道しない自由で煙幕を張っている。 17 2000 年3月から国際電話と国内電話が分離。携帯電話は使用禁止。 18 当局は可能な限り外国人が北朝鮮の住民と接触できないようあらゆる手段 で徹底的に統制している。 19 世界食糧計画所属のジープが盗難。翌日発見された盗難車は主要部品のほとんどがはぎ取られ、ボディの部分だ け置き去りに。北朝鮮当局者は犯人は絶対に北朝鮮の人間ではないと言いきり、外国人の仕業だと強弁していた。 20 すべての外国人はスパ イという思いで常に尾行され、監視されている。電話は盗聴されている。 21 いわゆる大使館村の外国人たちは、事務所や家に盗聴器が仕掛 けられているのをあまり気にしていない。 22 国家からの配給の食料さえくれれば生きていけるという安易な考えが、すべての人間を怠け者 にしてしまう。←注意!日本でも働けるのに働かない「生活“保護”」者で財政圧迫、「ベーシックインカム」導入論が盛んに喧伝されている。 23 幹部たちも研究者たちも、新しい技術開発に対する報奨があるわけでもないから、発展させようという気構えがまったく ない。 24 金正日の指示でアヘン栽培。 25 四年間に二万人を公開処刑。 26 脱北(亡命)を阻止する国境警備隊の間隔は年々狭まり、今や50m間隔で見張っている。 27 国境警備隊は脱北幇助の金儲 けに溺れる。 28 幹部は外国の銀行にドルを貯めている。 29 (食糧不足になってから)ここ数年軍人たちが食べたのは主食 が「ヨムヤン粉」であった。外国から入ってくる羊や山羊、馬、牛などに与える飼料の粉である。 30 この「ヨムヤン粉」ですら、北朝鮮では軍 優先主義により軍人だけが食べ、住民たちには配らない。 |