中国ビジネスを斜めに切る
♪
いっちば~ん綺麗な~色ぉって何だろぉ~? ♪
・・・知らねぇよ。人によるよ。
と、
普段は温厚な私をしてこんな毒を吐かれる歌手が気の毒な北京オリンピックだが
五輪の視聴をボイコットした身としては自然な反応だ(ま
だ遣っているようだが)。
「スポーツに政治を持ち込むべきではない」という人、それでは真実が覆い隠される。
大
体、聖火マラソンからしてあんな状態で 一体ナニが平和の祭典か。聖火防衛隊?
その、”防衛”しなきゃならない元凶作ったのは、他で
もなく中国政府でしょうが。
私、自分を何様だと思ってるか知らない高慢知己な民放コメンテーターが嫌いなので
NHK
派なのだが、今回無理矢理親中ムードを演出するNHKも、ちょっと不気味に思った。
ここ数年、私の中国への不信
は大いに増した(ロシアもな)。東シナ海のガス田問題。
チベットの人権を無視した同化政策、災害救助に優先された国の威信。食の安全
問題に
環境汚染のとばっちり。そして 反日教育 等々。
私の場合、これらに加えて中国をビ
ジネスパートナーにする際のリスクも指摘したい。
安易に低コストな労働力目当てに中国に進出し、ヒドい目にあった例がここに。
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2006/12/21/post_494/彼
女の報道もまた賛否あるので「これは極端な例でないのか?」と思われるだろうか。
かつての勤め先の例を挙げよう。当時の部長から漏れ
聞いた話だが。
社長? 会長? の命令で、中国の某家電メーカーと手を組んだ。
やってきた
中国人チームとの仕事は試作品の共同開発で、仕上がりは雑だがスピード
だけは早い。「それなりの熟練工だろう」と安心しきっていたあ
る日、企業秘密級の
設計図が無くなっていた。中国へと持ち出されてしまったのである。先方に抗議を
入れても提携
をタテになかなか返さない。
このようなトラブルが相次いだのか、後日こちらのケースも案の定提携解消となり、
結
果は量販店における自社製品の展示スペースが今なお元提携先メーカーに「占拠」
されていることと、技術の流出を招いただけだった。
ど
うも、産業スパイが紛れ込んでた懐疑があるのだ。リスク管理があまりに低かった。
目先の安い人件費に目が眩み、
こんな売国の危険を冒しているメーカーもある。
そこでは中国人研修制度を使い、大量の研修生を招いたのだが、その中に「ちょっと
こ
りゃどう見たって年齢詐称だろ」って感じの中国人が混ざっていた。当然、民需
で採用するのだが、すぐ隣の敷地では軍需も遣っている。
人には年輪も鱗もないので
本当の年齢など判らないし、かといってあからさまに産業スパイを疑って国際問題に
発展
しても困る(私個人としては、ひとつ問題提起も兼ねてそうして欲しかったが)。
で、どうしたかというと、それら
中国人研修生を含めた社員全員が識別バッジを付け、
この色のバッジの人以外はこっちの建物入らないでね~と、表面上は中国人だけに
そ
うしているのではないようにカモフラージュしつつ出入り制限をした。現場作業者
にこのバッジは大不評だったが仕方ない。ちなみに疑惑
の研修生らは早々に違約金を
払い、中国へ戻った。
末端のモノ造りの現場では、かようにお互
いを信用しきれない悲しい現実があるのだ。
幾ら「日中親善」だ「戦略的互恵関係」と掲げたところで、向こうさんが政策として
反
日教育を掲げているなら意味がない。それは真の仲直りでも、友好でもないからだ。
追記:どんな手口を使って儲け
たか(多分コピーだろう)日本の庶民には考えられない
額の富をにわかに得た中国の富裕層が、日本ブランドを買い漁る記事を少し前に見
た。
日本の高級車を、現地(日本)のオークションで、新品よりも高く買うことが醍醐味で
あるらしい。そして、そ
の記事の趣旨としては「これはビジネスチャンス」であった。
どっちも下品だわ・・・。