男性型脱毛症の治療(プロペシア®とザガーロ®)について

男性型脱毛症とは思春期以降の男性の進行性の脱毛症のことです。
プロペシア®は男性型脱毛症の治療薬(飲み薬)です。
内服を開始してから最初の3か月で抜け毛の減少や生え際のうぶ毛の増加がみられます。
その次の3か月間でうぶ毛が太くなり伸びるようになるため、薄毛が目立たなくなりはじめます。
その後毛髪のボリュームの増加を実感できるようになります。
1年間の内服で58%の方で改善、40%の方で脱毛の進行がなくなり、3年間の服用で78%の方で改善、20%の方で脱毛の進行がなくなるというデータがあります。
留意していただくことは、内服をやめると再び脱毛が進行すること、女性には効果がないことです。また肝臓に負担をかけることがあります。

2016年6月、新しい男性型脱毛症の治療薬(飲み薬)であるザガーロ®が発売されました。
プロペシアよりも効果が強いというデータが出ています。
具体的には6か月間内服した後に頭頂部の直径2.54cmの円内に増えた毛髪の本数を数えた試験で、プロペシアは56.5本増加し、ザガーロは89.6本増加したという結果でした。
副作用は両者で差がありませんでした。
留意していただくことはプロペシアと同じです。

当院ではプロペシア®錠、ザガーロ錠®の処方を行っております。

プロペシア
 保険適応外 28錠(28日分)   8,800円(診療費や消費税を含んでいます。)
ザガーロ
 保険適応外 30錠(30日分)   10,660円(診療費や消費税を含んでいます。)