脊髄損傷　回復へのトレーニング

　2002年事故により頚椎損傷（C４・５）を受傷し四肢麻痺となったが、懸命な在宅トレーニングで回復への挑戦を始められた方がいます。
その方のトレーニングをお手伝いし共有する中で、脊髄損傷の現状を徐々に知るようになっていきました。

いったん脊髄損傷（脊損）で失った機能は回復しないと言われている現実。
ほんとうに回復は出来ないのだろうか！

　在宅トレーニングが一年たち二年たちそのようにしている中で、立ち歩いておられる方がいるという情報がぽつりぽつり入りました！
情報に接しその何人かにお会いすることができ、その見事に立ち、歩く姿を目にしたとき希望の光が大きく広がるのを感じることができました。

その方たちの関連性はまった無く、それぞれ独自の方法において機能の回復を取り戻されていました。

その方たちに共通するのは理屈ではなく「何を言われようが回復するんだ、再び立ち歩くのだ」との回復への強い願望と強靭な精神力、そして長期に渡り疑うことのないトレーニングと介助者の存在でした。

もしかして、

　　動きを取り戻すことが出来るのでは！
　　立ち上がることが出来るのでは！
　　再び歩くことが出来るのでは！
　　回復への希望はあるのでは！

私にとってそれは驚きであり驚愕するばかりでした。

そして何人かの脊損を負われた方のトレーニングを共に行なう中で、その人たちの回復への希望とすさましいまでの気迫を感じたとき、私にも何か出来るのではないかとの思いがこみ上げてきました。
その中には自己排尿を取り戻した方もおられました。
トレーニングジムという形態により、より多くの方たちにその機会を持ってもらうことが出来ないか！

そのような回復への希望を知っていただきたい。
多くの脊髄損傷者へ選択肢の一つとして「あきらめない」人達がいることを発信して行きたい。
TURはそのような思いでスタートいたしました。

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