ヶクモハ90形式
昭和40年、国鉄は地方線の近代化を推し進めていたが、軽便線もその例外では
なく、殊に通勤通学者の増大で輸送力が限界に近付いていた嶺積軽便線には
全国でここだけと言う、「新性能軽便国電」が投入された。
試作編成である900番代はモハのパンタが第一エンド側に寄っている為か、
何となく垢抜けない感じがするのは否めない。
ヶ90系はその形態を見るまでも無く101系をスケールダウンしたデザインと
なっている。軌間が狭い為に大出力の電動機が積載出来ず、結果劇的なスピー
ドアップには至らなかったが、収容人数の増大や両開き扉の採用で沿線には好
評を以って受け入れられた。
当初はぶどう色塗装であったが、後に黄色5号に変更。現在でも当線の主力
として旧型車に混じって活躍している。
ヶクモハ90901+ヶクハ90901
ヶクモハ90001+ヶクハ90001
ヶクモハ90002+ヶクハ90002
ヶクモハ90003+ヶクハ90003
ヶクモハ90004+ヶクハ90004
ヶクモハ90005+ヶクハ90005