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◆免疫細胞の約70%が腸管に集中
健康維持には腸内環境を整える。という研究が最近注目を浴びてきました。十二指腸、小腸、大腸の長さを合わせるとざっと約7メートルを超える人体中最も長い臓器です。主な働きとして、
・栄養分の消化吸収
・水分の吸収
・便をつくる
・便の排泄
これらが今まで知られてきた主な働きですが、その他にとても重要な働きをしていることが研究で分かってきました。それが免疫系です。

腸が身体の中にあるにもかかわらず外界と接しているため、食物など口を通じて細菌や有害物質が入ってくる場所でもあり、内外から身体を守らなければなりません。そのためにリンパ球をはじめ免疫細胞の約70%が腸管に集中しており免疫系を支えているというのです。

また、腸内には腸内細菌という500種類以上の細菌が生息。大きく分けると善玉菌、悪玉菌、そして腸内の状態により悪玉にも善玉にもなる日和見菌の3種類で、それぞれが縄張り争いをしています。ですから、腸内環境に気を配ることは、免疫にも良い影響を与えることに繋がるのです。



また免疫や痛んだ身体の修復作用は自律神経と深く関わっています。生命活動をコントロールするこの自律神経は、交感神経と副交感神経の二つが互いにバランスを取り合い、とても働きものです。

交感神経は日中の活動時間帯を中心に働くため、身体を活動モードにする神経といえます。反対に副交感神経は一日の活動が終わり休息モードの時間帯を中心に働くため、休むための神経といえます。

しかし身体に過度なストレスや緊張状態が続くと、交感神経、副交感神経のバランスが乱れ、血流、内分泌などホルモンのバランス、内臓機能、そしてリンパ球や顆粒球などの免疫機能、さらにからだ全体に関係する修復作用に影響を及ぼす可能性がでてきます。

◆自然整体のお腹をゆるめるとは…(独自の腹部調整法)
自然整体では、お腹をゆるめることから始まります。これは他の整体には見られない特徴で、腹部の内臓機能は、自律神経と密接に関係しているという点と腹部周辺の筋肉は骨盤の歪みにも関係しているという観点からはじまっています。

「痛い・つらい・くるしい」状態が続いている身体は、交感神経の働きが高まり過ぎているため、お腹をゆるめることにより副交感神経を活性化させ、血行を促進、体温を上げ、緊張しきっている筋肉を解きほぐし、歪んでいる骨格を調整することにより本来人間に備わった回復力を引き出していくのです。


















腸に関しての研究が進んできました。腸には腸神経という網目状に神経網が張り巡らされており第2の脳とも呼ばれているほどです。
近年、腰痛館には精神的トラブルを抱えている患者さんが多く来院されるようになりました。(現代の厳しい社会情勢の影響でしょうか…)そしてストレス性の不調で来院される患者さんのほとんどは、おなかの調子も良くありません。

腸の活動に関係している自律神経の司令塔が、脳の視床下部。個人差もありますが、ストレスや不安、緊張が重なると、視床下部の情報伝達に乱れがおき、自律神経の働きが不安定となり腸の活動に不調が生じたりします。また、うつ病や過敏性腸症候群、胃潰瘍等は心と消化器の両方に症状が現れるとも研究者の間で言われております。


そして、腸と脳内物質の関係も注目されてきました。例として脳内物質の一つにセロトニンがあります。脳幹にあるセロトニン神経から分泌される神経伝達物質の一種で、脳内では目覚めの状態に関係しており、精神的には平常心を保ち、肉体的には痛みを押さえる鎮痛作用、抗重力筋の緊張を高めるなどの作用をします。

そのセロトニンの約90%は腸に存在しているというのです。おなかを健康に保つことはまさしく、心も身体も健康に保つ鍵なのかもしれません。


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