タイ
 娑婆と極楽


■スペースシャトルの落ちた日に
2003年2月2日。夜明け前からビール。ほどなくして、高速バスの窓越しに朝日を迎えた。今回の旅にご一緒するのは、焚き火学会会長さん。すっかり私たちは修学旅行気分だ。世間を脱いで、少年に戻ろう。

機内ディプレイは新年を祝う 福岡から台湾へ。水割りを飲み、、ワインを飲んで、ダウンジャケットを脱ぐ。厳冬の日本から、目指すは灼熱のタイ。温度差30度。

機内のニュースでは、スペースシャトルが砕け散ったとまくし立てられている。ブッシュは尊い7人の命が奪われたと言いつつ、イラクの人命を奪う駒を進めていた。神様も、戦争するなと言ってるんじゃないか?

焚き火学会会長。お会いするのは今回で3回目。おかげさまでいい旅にしていただいた。



ハッピーニューイヤー。チャイナエアラインの中では、新年を迎えたおめでたい日の出来事だった。

■バンコク ブレードランナー的夜

乗り継ぎの台北空港にあったコーラ自動販売機の説明書き。惜しい。もう少しがんばりましょう。

夜のバンコクはまるでブレードランナーの世界だ。
SFチックで巨大なビルや高架橋。際限のないラッシュ。爆音を上げて走る極彩色のトゥクトゥク。スタイル抜群の女性たち。赤ん坊を抱いて座る乞食。ジャンクで薄汚れ、スタイリッシュで悪臭を放ち、経済成長への羨望が渦を巻く喧騒となって街に充満していた。アメリカに潰されても、この国はしばらく猪突する。夜の街はまさに娑婆だ。

夕刻、ホテルに着いてすぐに中心街へ。移動はスカイトレインBTSで。高架を走る列車だ。
直前まで仕事に追われ旅行の準備をする時間もなかった。機内でワッセワッセとタイに関わる本を読んだ。空港に降り立った時には、だいたいバンコクの地理関係がつかめる状況まではいけた。

マーブンクロンセンターへ。デパートというよりも、市場が大型のビルに巣食った様相を呈している所だ。6階の広い食堂はタイ名物の屋台料理が比較的衛生的に食せる入門場のようなところだ。さあ食うぞ。

料理はだいたい30〜45バーツ。1バーツが3円ぐらいの換算だから、90円ぐらい。しかし地元の感覚ではバーツに0を一つ加えたぐらい。つまり300円ぐらいの感覚だ。だから物価は日本の3分の1というところ。ただしブランド品はまったく安くない。いいかえれば、そんなものを買える富裕層と庶民の格差が大きいと読める。
食した感想は右のとおり。

敗戦兵は、帰って寝よう。明日、しきり直しである。
タイと日本には2時間の時差がある。体は日本の時間を憶えていて、10時就寝。
■トライしたタイの屋台料理

汁春雨のようなもの。なんだこりゃ。甘くて辛くて酸っぱくて、オエッ、すべての味覚がバラバラなまま投げ込まれているような味だ。

次、牛スジの煮こみのようなもの。日本では私の好物だ・・・次、行ってみよう。

これは、日本で言えば皿うどんのようなもの・・・クイズ番組の罰ゲームをしている気分になる。

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