粋は静寂の中にあり。



無量庵





 
 



今回採り上げる店は、シテュエーションに魅力がある。



ここでオフ会を開いた。

オフ会には長崎市外からのご参加が多く、

そして一流の趣味人ぞろいだった。

そんな方たちに満足してもらえること。

そしてなおかつ一般的な価格帯であること。

で、結果決めた場所がこの店だった。

かつての長崎の古い町屋を改築して作られた店。

遠く歓楽街を離れてひっそりと昔の風情にとけ込む。

そのため、参加者は迷いあぐねて店にたどりついた人が続出。

これも酒会の一興だ。

求め求めて手に入れるものほど、ありがたい。



店を見つけるまでに目にするもの。

街を流れる中島川、

そこにかかる石橋、

阿弥陀様を祭った小さなお堂。

街の灯が遠退き、車を拒絶する細い路地に入り込み、

そう、そこに住む人でなければ入り込んではいけない

細い路地の向こうに、店の灯明が見つかる。

この強い物語性。





都市の隠れ家、

いきなり長崎文化のディープなポイントに

行き着いたという満足感。



店は、お座敷がメインだが、

隠れたようにウエイティング・バーがある。

トップ写真はそのバーだ。

広く取られた窓からは、

ライトアップされた昔ながらの長崎町屋の庭が望める。



以下は、参加いただいた方々の感想からピックアップ。

「さんざん迷いましたよっ、と半泣きでゴール」

「そこは、長崎の路地裏、立派なお屋敷を改装したお店。

 中庭を見渡せるカウンター、ずらりと並んだボトル、

 白いソファーとシンプルで座り心地のいい数個の椅子。

 まるで映画のワンシーンのように個性的でオシャレ」



ちなみにこの店の正式サイトは、私がつくらせていただいたもの。