師と一問一答
1. 厩舎の屋号(?) 美浦北J-8 開業当初は『美浦南G-10』だったが、昨年に移動。今後もまだ流動的で数ヶ月で移動になるかもしれない。
2. スタッフの人数 9名 調教師に人事権は一切無く、調教師会や組合の中で従業員は振り当てられる。
3. 馬房数 14馬房 他馬は北海道の育成牧場や近隣外厩に出したりして入れ替えている。
4. 厩舎の期待馬 全馬 (笑)
5. 2歳馬の予定 16頭 が既に決定。
6. 最近の的場師 普段は朝3時起き! 午前中は調教で、事務的な仕事も一杯。夜9時には寝たいが、いつも就寝は11時頃。睡眠不足で痩せた(苦笑)。日曜の競馬が終わったら、ほとんど北海道の牧場(ご実家ではなく)巡り。
7. 調教 2〜4頭 は師自ら調教されるとのこと。一頭あたり30分程度。
8. 厩舎のモットー を大切にしたい。目標が高い為、なかなか難しい。
9. 主戦JK 特に決めていない。最近は自ら騎乗馬の管理をする騎手は少なく、マネージャー任せが多いそう(師の現役時代は自らやられていいたとか。さすが!)。現在、関東で馬のことまで考えて乗れるのはN・Y騎手とY・S騎手。若手のT・K騎手は地味だが腕は確か。
10. ロケットパンチ 脚部不安。レントゲンにも写らない程度だが、師は不安を感じるので放牧へ出された模様。前走後、もう一度ダートを使う予定だった。
11. 調教 難しい。心肺を強くするためにはある程度強い調教が必要だが、やりすぎると脚をおかしくしたり、お腹を壊したりする馬もいるので大変。カシマドリームのダービー(せん痛で回避)もそうだった。あのダービーは出たかった!!
12. 他厩舎の馬 ほとんど興味なし。JK時代は気になったが、今は自厩舎の馬で精一杯。でも、ファインモーションってのは凄い馬だ。ああいう馬に早く出会いてぇ〜なぁ〜(笑)
13. クラシックの予想 分からない(笑) 理由は↑に同じ。
14. 好みの馬 スマートな馬 がどちらかというと好みだが、筋骨隆々な馬も好き。黒毛は強そうに見えるし、栗毛は気品がある。
15. ノーザンポラリス 出遅れ さえなきゃ...。でもダービーはまともに出ていてもブライアンには...? 無事に菊花賞を迎えたら?(という質問をしたが、明確な答えは返ってこず)
16. 休日 ほとんど無し。好きなゴルフの回数も激減(泣)
17. 勇人(ハヤト)くん これからが大変 だが、それを大変がっていてはジョッキーにはなれない。本人の頑張り次第。
18. ドリームシチー サンデー産駒らしくない馬。もう少し体高が欲しい。(優駿HCで募集のあったノーザンヴィ-ナス2001のことです)
19. クリスタルウォール 気性は意外と良い。しかし、初戦(2着)はメンバーに恵まれたので、もう少し力を付けないと。
20. 新聞のコメント 言ってもいないことが書かれる(苦笑)。あまり信用しないで欲しい。
21. 的場会HP 忙しくて最近あまり見れてない が、妻から聞いている。機会があったらまた書き込みお願いします。(とお願いしておきました)

とまぁ、こんな感じで快く気さくに答えてくださいました。
尚、内容についての御質問にはお答えしかねますので、ご了承下さい。

訪問にあたって

直々にちょっとお話したいことがあり、ちょっとご縁のある方に頼んで面会を依頼してもらいました。この日の午後ならお時間があるとのことでしたので、お言葉に甘えて訪問させて頂きました。
師と@001

美浦TCへのアクセス

東京近辺から公共の交通機関で行くとすると、高速バスが便利。東京駅八重洲南口から出ている関東鉄道バス江戸崎ルートに乗ると、1時間半くらいでトレセン前まで運んでくれます。但し本数は少ない(1時間に1便)。
関東交通バスチケット 関東交通バス車内 美浦近く、車内から見えた 美浦TC前1 美浦TC前2

美浦TOWN

美浦トレセンという看板はいくつも見たのに、なかなか受付事務所が無い。おそらく関係者が住んでいると思われる公団のような住宅街には、銀行、郵便局、スーパー何でも揃っている感じでした。東京では散りかけの桜もこちらは今がちょうど満開!都心とはけっこう気温差があるみたいです。
美浦TC看板 案内板 美浦住宅街 喫煙所

トレセン入門

受付で「入門票」に氏名、住所、訪問先などを書いて提出します。身分証明書(運転免許証)の提示も求められました。その票には訪問先(面会者)の確認印を捺す欄があり、そこに(今回は的場師)をもらって、退門(帰る)時に提出します。
入門受付 入門ゲート1 入門ゲート2 TC案内板 厩舎案内板 入門票

入った後

今回は師とアポが取れていた為、お車で受付までお迎えに来て下さいました。その後、奥様も交えてトレセン内のレストランで昼食。以前、札幌OFFの時は緊張しまくりだったが、今回は明太子スパを食べるのに箸をもらう余裕すらあった(笑)。ちなみに師は豚トロ定食を美味しそうに召し上がられてました。軽いインタビュー(上記)みたいなのをさせていただいて、その後厩舎へ移動。広すぎて、車やバイクでも無いと大変。
師@レストラン駐車場

厩舎

大井競馬場は駅に着いた時点で「ボロ」の香りが漂ってくるが、ここはほとんど匂いがしない。なんでも、毎朝回収に来るのだとか。厩舎(馬の居るとこ)の隣に事務所があり、和室とかトイレとかも揃っていて2、3人なら生活出来そうな空間でした。厩舎もキレイに整理整頓されていて、驚くほど清潔感がありました。あと洗い場も見せてもらいましたが、「汚くて...」と謙遜される師のお言葉とは裏腹にこちらもキレイでした。
ポスト 師@厩舎事務所入り口 師@事務所内1 師@事務所内2 調教着
厩舎外観 師@厩舎内 ゴミ箱? 厩舎内 洗い場

馬たち

一番手前に居たハッピートウキョウ、個人的に思いいれのあるクリスタルウォール、ベルグエクセル、「八方やぶれ」のかなざわいっせい氏でお馴染みの(?)川上悦夫牧場産のニジノカナタヘを直に触らせてもらったり、ニンジンをあげたりしましたが、どの馬もメンコクて大人しかったです。ただ、ベルグエクセルは歯替りをしている様子で、ニンジンを落として(吐き出して?)ました(笑)。
クリスタルウォール クリスタルウォール名札 ベルグエクセル ベルグエクセル名札 ニジノカナタヘ ニジノカナタヘ名札

トレセン内

厩舎訪問が終わった後、坂路、北コース、南コース、森林馬道(正式名失念)、馬頭観音などを案内して頂きました。映像で見てある程度分かってはいたもののどこもかしこも広いっ!坂路は入り口しか見れなかったのですが、けっこうな傾斜でした。あと、馬頭観音ではお花をお供えして、ライスを初めとする馬たちの供養と、的場厩者の今後の発展をお祈りさせていただきました(自分のこともちょっと...笑)
坂路 森林馬道 馬頭観音

以上簡単ではありますが、レポートを〆たいと思います。くれぐれも申し上げておきますが、今回はある関係者の御好意により実現しましたが、師をはじめ、関係者の皆さんは多忙な日々を送っていらっしゃいます。押し付けがましい訪問はくれぐれも避けましょう!
尚、ページ内の画像をクリックするとフルサイズでご覧頂けます。