益子焼 手づくり工房 「室田窯」へようこそ
益子焼の魅力に取り付かれ
浜田先生の始められた民藝の心、益子焼の伝統的な釉薬、技法をもとに室田嘉一郎独自の感性と工夫によって、毎日身近に置いても飽きの来ない使えるものを作りたいと言うと、当たり前のことをいまさらと言われそうですが、窯によって発色が違う事、偶然出来た面白い線や釉掛けで遊ぶ、筆に任せてなど、残りの人生の仕事肩の力を抜いて気楽にラジオで今風の音を流しながら行けたらと思いつつ、チョッピリ悩んでいます。
今年で益子焼の窯元になって35年目に成ります。
気楽な一人旅で益子の民宿に泊った明くる日から、益子に住み続けて今に至ってしまいました。
先のことも考えず焼き物の予備知識も無いままに紹介された製陶所に雇ってもらい、未知の世界だった焼き物の世界に住み続け、石油危機やいまだに続いている不況にもてあそばれながら、多くの皆様、
民芸店、友人、家族らに支えられ、企業が手を出さない隙間や趣味の世界を埋めてここまでたどり着きました。
室田窯のホームページでは柿釉、糠白釉、並白釉などの、益子焼の伝統的な釉薬の魅力、
作陶展、折々の窯出し、窯の出来事などの話を中心に皆様にお伝えできたらと思っております。
2021/06/25 更 新
2018/06/01 更 新
2017/01/13 更 新
2006/01/15 公 開
更新履歴
作 陶 展 の ご 案 内
室田嘉一郎 作陶展
年一回の作陶展を毎年2月に開催し、皆様に支えられながら18回も続けることが出来ましたが、昨年春頃から体調に自信が持てなくなり、締め切りもあり準備に時間もかゝる個展の仕事を考えたとき、人様に迷惑をかける前にと中止することにしました。
これまで皆様方の顔を思い浮かべながら作陶展の作品作り、また会場でお話させて頂きながらとても満ち足りた時を過ごさせていただきました。
益子焼づくりは続けますので今後もよろしくお願いいたします。
ご支援ありがとうございました。
最終回の個展案内です
益子焼 手づくり工房
室田嘉一郎 作陶展 (第18回)
会場 : 益子町株式会社つかもと「作家館ギャラリー」
地図
日時 : 2017年1月27日(金)〜2月19日(日)まで、9:00〜17:00 木曜は定休日。
電話 : 株式会社つかもと 0285-72-3223
室田嘉一郎は民芸調の益子焼に魅せられ、益子伝統の釉薬で温もりのある陶器作りに励んでいる窯元です。
作品展示は、毎年「つかもと」を会場に年一回の作陶展を開催し、多くのお客様に支えられ今回18回と重ねてまいりました。
今回の個展も、これぞ民藝益子、という釉薬を生かし偶然出来た流掛の面白い線や、窯焼によって違うそれぞれの焼き上がり、釉薬の組み合わせの妙を感じていただけると思います。
民藝調の益子焼は作者が少なくなってきましたが、「お年寄りには懐かしく、若者には新鮮に」映るようです。
他にルリ釉、練込作品、などを含め食器を中心に茶道具、花器など約200点準備しておりますので作品を手にとってじっくり確かめ、陶器の持つ素朴な温もりを感じていただきたいと思っております。
会場では作者に気楽に声を掛けて頂ければ励みになります。
第18回 作陶展作品の一部です(写真をクリックしてください)
黒釉糠白掛扁壺 | 黒釉柿流掛角瓶 |
柿釉青十字掛象嵌角鉢 | 練込木の葉皿 |
鉄砂釉手付き面取蓋物 | 瑠璃釉面取蓋物 |
鉄砂釉糠黒流青差し茶碗 | 糠白釉ポット |
柿釉面取急須 | 柿釉象嵌コーヒーカップ |
柿釉抜絵夫婦湯のみ | 輪紋点打ち飯碗 |
柚肌黒 茶碗 |
地元のギャラリーで作陶展を始めたのが平成12年、
一部の作品は民藝店でご覧頂けますが、普段は嘉一郎の作品全体を見ていただく機会がなかなかありませんので毎年この時期に個展を開催させて頂いております、嘉一郎作のましこやきを手にとって楽しんで頂きたいと思います。
室 田 嘉 一 郎 作 品 集
室田嘉一郎は益子焼の伝統的な柿釉、糠白釉、黒釉、銅青釉などの釉薬を生かした素朴で温かみのある「民藝陶器」を目指し作陶しています。
益子焼といえば、黒釉に柿釉の流し掛け、柿釉に銅青釉の組み合わせ、柿釉で抜き絵を施した作品、寺山を原料に使ったしっとりとした並白釉、などの組み合わせ方や技法の中に、諸先輩の優れた作品を数多く見ることが出来ます。
諸先輩の作品を参考にこれからも、生活の友として残しておきたいもの、益子焼の技法で新たに工夫を加えたもの、自分のオリジナル作品、というそれぞれ有意義で実用的な作品を生み出していけたらと思っております。
益子焼作品集 (I) (写真をクリックしてください)
技法により、釉薬により、形によって、メニューを別けてそれぞれの作品の解説をしてみました。
鉄絵作品 | 鉄砂作品 |
扁 壺 | 面 取 瓶 | 柿 釉 |
黒 釉 |
練り込み |
ふたもの |
皿 |
鉢 |
角 鉢 |
角 皿 |
ルリ釉 |
使用例 |
益子焼作品集 (II) (写真をクリックしてください)
今までの作品を種類別にリストアップしてみました。(撮影してあるものだけですが・・・。)
湯 呑 | 飯 碗 |
急須、ポット | コーヒーカップ | 皿 |
角 皿 | 鉢 |
角 鉢 | 蓋 物 |
壺、花器 | 陶板、表札 |
室田 嘉一郎 プロフィール
益子焼の伝統的な釉薬に魅せられ、少数派になりつつある民芸調にこだわりながら、
作り手と使い手の心が通う焼物を目指している、ひとりの力で手造りしている小さな窯元です。
好きな言葉は「而今」です、「今」を楽しみ大切に生きたいと思っています。
ホームページ http://www17.plala.or.jp/masikoyakimurota/
ブログ https://blog.goo.ne.jp/masikoyaki
室田窯地図
近 況 報 告
2018(6/4)
久しぶりにホームページのメンテナンスを始めました、特にリンク切れのないよう点検中です。
近況はブログに書き込むようになりました。
2015
(2/1)
個展に向け準備中
まだまだと思っている間に、6日搬入7日開催と真近に迫ってきました。
品揃えはあらかた終わり会期中の天気を心配しています。
近況はブログをご覧ください。
2014
(3/5)
近況報告コーナーはブログで・・・
このコーナーはブログに書いている内容そのものと思い、今後、近況報告のコーナーはブログ「益子焼 手づくり工房 室田窯」に受け持たせることにしました。
古稀を迎え、動作も鈍く、頭の回転も堂々巡りが多くなってきたことを考えると、これからは身の回りの整理をしてシンプルな生活を心掛けねばと気がつきました。
(2/8)
雪で自宅待機
2月1日「室田嘉一郎作陶展」が始まり2回目の週末個展会場に出勤する予定だったのがこの大雪、残念ながら今日明日の大事な時間が自宅待機になってしまいました。
朝方車にタイヤチエンを巻き終え、店から電話の呼び出しがあれば出動できる体制はできております。
2013
(2/19)
個展会場にレディオベリーが
2月6日に「室田嘉一郎作陶展」の会場びんろうでFM栃木の番組「益子style」が個展の模様を取り上げてくれ、収録したものが今日の12:00から放送された。
レディオベリーの放送を聞いたお客さん来てください!お待ちしています。
自分の声も少し出た、恥ずかしい―・・・。という気持ち、しかしもっと早く放送してくれれば良かったのに、個展も終盤だ―、終わってしまうよ―。
2012
(4/21)
山歩きで負傷
久しぶりに雨巻山へカタクリの群落を見に行こうと出かけ、歩き出して間もなく足を踏み外し右足骨折してしまい現在開店休業状態です。
ギブスをはめてほぼ2週間経過し痛みは薄らいできましたが、足に負担を掛けられぬため仕事が出来ません。
注文の仕事も遅れてしまいお客様にご迷惑をかけています、もうしばらくご猶予くださいますよう、申し訳ありません!
(1/22)
室田嘉一郎作陶展に向かって準備中
窯焼きも終わり毎日出品作品の整理や荷造り作業をしています。
DMも発送を待つばかりに成りました。
2011
(7/9)
久しぶりの山歩き
花で人気のある那須大峠で気分転換してきました。
運良く梅雨明けに当たり天気上々、花も見晴らしも上々、帰りは那須の温泉で疲れを癒し、巧くいき過ぎていい想いでたっぷり作れた一日に成りました。
これからは盛りだくさんの旅行よりこのように一つのことをのんびり楽しむ事にしようと考えています。
(5/15)
ショップ「室田窯」オープン
今までの「室田窯売店」をリニューアルし、今風のショッピングカートシステムを取り入れたネットショップに改造し利用しやすいお店にました。
益子焼ショップ「室田窯」をぜひのぞきにきていただきたいとおもっています。
(3/30)
東北関東大地震の被害について
このたびの地震、津波、原発に被災された多くの方々にお見舞い申し上げます。
益子町でも地震の被害は大きく、なかには何から手を付けていいのか落胆のあまり片付ける気持ちになれないと、ただ途方にくれている人もいます。
大谷石で積み上げた家が崩壊した話も聞きます、屋根の棟瓦が落ちてしまっている家もそこらじゅうにあります。焼き物の被害は7.7億円と報道され、登り窯はほぼ全滅だろうといわれています。
今主流のガス窯、灯油窯でも地震の影響で移動してしまったり煙突が損傷したり、手を加えねば使えない窯元が多い様子です。
震源地からの距離が変わらないのに同じ益子でも、地盤によって被害の大小があるようで、盛り土や山の上のほうが大きな被害が出ているような気がします。
当窯の地震による被害は地下に岩盤があるせいか比較的小さくて済み、おかげさまで後始末も終わり、今ではほぼ平常に暮らすことが出来るように成りました。
多くの方々からご心配頂きました事、本当にありがとうございました。
(03/20)
今回の地震でたくさんの方々から「どうですか?」とお電話やメールいただきました、ありがとうございました。
益子でも民家の屋根や塀、陶器を扱っている店や窯元では商品や窯に被害が出ました。
窯元のなかには、登り窯が崩れたり、ガス窯が大きく移動してしまって使えない状態になっていたり、製品がほとんど落下して割れてしまったりと大きな被害を蒙っているという話もありますが、我が家では、棚や倉庫に積んであった焼き物の被害も小さなほう、窯も煙道の崩壊がありましたが自分ひとりで治せる程度で少しづつ後片付けして行こうと思っています。
(02/06)
作陶展が始って最初の日曜日、期待したほどのお客様の数には至らなかったけれど、初日から今日まで楽しい出会いや再会をさせていただき、充実した日々を過ごさせていただきました。
「益子の雛めぐり」エベントを開催している割には、今年の寒さの影響か益子町を訪れるお客さんも例年に比べ少ないようです。
これからの季節、偕楽園に観梅のお客様など人々の動き出すこと、益子にお立ち寄りに期待しながらギャラリーに出向くことにいたします。
(01/04)
新年おめでとうございます
2月の個展に向かい、正月返上で窯焼きしているところです。
2010
(07/11)
ホームページ全体を見直し
「HTML-lintによる文法検証」によって、より早く、正確で安定したページが表示されるように修正しました。
今回の作業は、見栄えや内容は代わり映えしないけれど、大切な事らしいのでこれから作るページの勉強にもなるので、隅々まで手を抜かずがんばってみました。
(04/21)
ホームページ「作品集(2)」コーナーを増築
今までの作品集を(1)とし、「作品集(2)」を新たに増設しました。
このホームページもページ数が増えリンクも複雑になり改築がより複雑になってしまいました。
間違いや不備があったらゴメンなさい、その時はぜひお知らせください。
(04/02)
ホームページ「作品集」コーナーの模様替え
作品集の内部リンクにサイドバーを付け足し、より解りやすく使いやすくなったのでは・・・と思います。
(03/02)
今年の個展は週末になると雪がちらつき、天候にはあまり恵まれませんでしたが、
皆様方に素晴らしい一期一会のひと月を体感させていただきました。
現在ホームページの手入れを含めた個展の後片付けを始めているところです。
しばらくは余韻に浸りながら次のステップに進もうと思います。
(02/19)
ホームページの中に「室田窯売店」という小さな売店をを作ってみました。
この売店によって本物の益子焼の愛好者が増えればと思っています。
(02/14)
今年の個展は寒波や雪などの天候不順、おまけに不況にもかかわらず、ご常連のお客様や益子観光のお客様方に支えられながら折り返し点に差し掛かりました。
お客様とお話しながら毎年来ていただいていることになかなか気付かずに、失礼を連発していたり、行き届かぬことが多いと反省しております。
「顔も頭も歳取ったな・・・」とお許しください。
(02/03)
11回目の個展開催
秋頃の体調不良や窯の不調などで大幅に出遅れてしまった今回の個展ですが、おかげさまで今年もスタート台に立つことが出来ました。
初日は、未明まで雪がちらついていたにもかかわらず、遠くは宇都宮や佐野からお運びいただきました。
明日から展示を整えて生きたいと思っています。
「2009〜2006」に書いた近況報告