菊池川の支流の小川で幼いころからタナゴやフナ、オイカワなどを釣りながら育ち、少年時代は菊池川本流で潜ってフナや鯉、うなぎなどホコで突き刺して捕っていました。
小さいころは鮎は専門の漁師がコロガシや友釣りで釣ったり、投網漁で捕るくらいでほとんど見たことも、食べたこともありませんでした。
20歳のころ勝手に弟子入りして鮎つりを覚えました、初めて25センチくらいの鮎を釣ったときは大感激でした。
最近は、水量も減ってしまって、鮎つりをできる場所もわずかしかなくなりました、手っ取り早く網で捕ってしまおうと8月と9月は月に5〜6回は網張りに行きます。
菊池川の鮎より球磨川の鮎がおいしいと思いますが、大きさでは負けていません。
地元では瀬張(せばり)という張り網で、いわゆる刺し網です、鮎は目がいいので細いテグスの網を使用します。
丈は120センチくらい、長さは30メートル余りあります、上流域では舟はあまり使用せず、もっぱら徒歩(かち)で川に入って漁をします。
はみ跡を見ると鮎がいるかどうかすぐわかるので鮎はかわいそうです、しかし警戒心が強く、すばやいので潜っても見ることはありません。
とても網を入れることができないような急流にはみ跡多いのですが、警戒心が強いので人の気配で深いところに移動します。
深いといっても小さな川なのでせいぜい2〜3メートルしかありません、そこに網を張ります。
瀬張りの遊漁鑑札は漁協が新規発行を10年以上やっていないので、漁をする人の数も減るばかりです、瀬張りの鑑札が欲しいだけの理由で、正組合員になった人もいます。
たくさん捕っても配る先もないし、気合を入れて捕りすぎると、そこの瀬にはなにもいなくなってしまうので、加減が必要です。
球磨川や筑後川みたいに大きな川だったら、思い切り捕って売りにいけるのですが、菊池川では無理だと思います。
数年前から、七城町あたりで持ち込まれたアマゾンチドメグサの大繁殖で川もおかしくなっています。
昨年は初めてブラックバスが網にかかりました、イズミダイ(テラピア)やも一年中残れるようになってきているし、もともといた四つ目(オヤニラミ)やビチャ(タナゴ類)などもあまり見かけなくなりました。
テラピアもジャンボタニシも七城町からでした。
川原も公園化され、コスモスを植えたり、歩道を作ったりして葦の茂みも減り、人間と共生したがらない野鳥や、川にすむ動物も見かけなくなりました。
昭和30年代までニホンカワウソがいました。
宮崎県の五ヶ瀬川や北川などにいくと、昔の菊池川を思い出します。
下水が流れ込まいので水はきれいです。
背の立たない所で網を張るのは重労働です
年寄り向きの遊びではないのですがやめられません
30センチのものは毎年1、2匹しか捕れません。