産地
(原記載)
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トリニダード島西部 (1858年にHoplosoma aeneumとして記載されたのがオリジナル) |
産地
(後記載) |
スリナム:ブロコポンド(Brokopondo)地区・スリナム河流域、ペルー:ウカヤリ河(Rio
Ucayali)水系、エクアドル:ナポ河(Rio Napo)水系、コロンビア:グアヴィアレ河(Rio
Guaviare)水系、メタ河(Rio Meta)水系 |
シノニム(異名同種)の産地 |
C. microps (ミクロプス) Eigenmann & Kennedy, 1903 ブラジル:マットグロッソ・ド・スル州・ブランコ河流域など
C. venezuelanus (ベネズエラヌス) R. von Ihering, 1911 ベネズエラ:カラボボ州(Carabobo)・バレンシア(Valencia) カブリアレス川(Rio Cabriales)
C. macrosteus (マクロステウス) Regan, 1912 ブラジル:サン・パウロ州・ピラシカバ河(Rio
Piracicaba)
C. schultzei (シュルツイ) Holly, 1940 アマゾン河のどこかの流域・詳細不明(背中に沿ってイエローラインが入るタイプ)
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その他の通称 |
「赤コリ」、「白コリ」 |
コリドラス好きなら誰もが知っている「アエネウス」ですが、これもまた知る人ぞ知る奥が深い種類の1つ。意外と知られていませんが、オリジナルの産地はカリブ海南部トリニダード・トバコ共和国のトリニダード島西部。1858年に最初にGillによって記載された後、Regan(1912)、Ellis(1913)、Gosline(1940, 1945)、Nijssen & Isbrucker(1980)などの論考によって、C. venezuelanus (ベネズエラヌス)、C. macrosteus (マクロステウス)、C. microps (ミクロプス)、C. schultzei (シュルツイ)とシノニム(異名同種)の関係にあるという指摘がなされています。しかしながら近年では、これらの種を再び細分類しようとする見解もあります(Isbrucker
2001)。また、上掲の一覧以外の産地からも、いわゆる「アエネウス」グループとして呼ばれるコリドラスたちが輸入されていますので、各地域のヴァリエーションをコレクションするという楽しみもあります。
お店では東南アジアのブリード個体が大量に販売されていて、ノーマルは「赤コリ」、アルビノは「白コリ」と呼ばれて親しまれています。一般的に強健と言われ、繁殖力も旺盛なので、コリドラス飼育の入門種No.
1でもあります! |
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