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ガザ住民虐殺抗議、大阪

 昨日二九日、パレスチナの平和を考える会の呼びかけで、午後三時にアメリカ領事館前に集まり抗議しました。四○人近く神戸や大阪の有志が集まり、約四○分、参加者数人がそれぞれ意志表明しました。抗議の内容は下記「緊急抗議声明」にある通りですが、これに準じた内容の「申し入れ」を読み上げて領事館警備員に渡しました。最後にシュプレヒコールを揚げて散会した。
 引き続き有志で四時頃から梅田駅前で「抗議声明」入りのビラを約千枚、二○人ほどで約一時間で捲きまきました。ビラの受取りは比較的よかったように思います。
 以下は「緊急抗議声明」です。
               
 08/12/30  W

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  No More War Crimes!! Boycott Israel!!
◆イスラエルはガザ地区における戦争犯罪行為をただちに止めろ!
◆今こそイスラエルに対するボイコットを!!

<ガザ住民虐殺に対する緊急抗議声明>

 十二月二七日から今日に至るまで、イスラエル軍は、ガザ地区全土に大規模な空爆を行い、多くの一般市民を含む三○○人近くのパレスチナ人を殺害し、一○○○人以上の負傷者を出しています。攻撃は今なお続けられていると聞きます。
 今回の虐殺の舞台となっているガザ地区は、四○年以上にわたるイスラエルによる軍事占領によって、住民の権利と尊厳が奪われ続けている地域であり、また、昨年来の封鎖政策によって、厳しい人道的危機に直面させられて続けている地区であります。そしてガザ地区は、イスラエルに対する抵抗運動のもっとも盛んな地域の一つでもあります。今回の攻撃は、ガザ地区を統治するハマース政権の治安施設二○○ヶ所以上を標的としており、それはパレスチナ人の抵抗運動を徹底的に壊滅しようとするものであるだけにでなく、ハマース政権そのものを潰そうとというイスラエルの意志表示であるといえるものです。
 マスメディアでは、ハマース等のパレスチナ抵抗組織によるイスラエルに対するロケット弾攻撃が今回の虐殺原因であるかのように語られていますが、その背景について語られることはめったにありません。ハマースが停戦合意の延長をせずロケット弾攻撃を再開した背景には、イスラエルによる電気や水、食糧・医療物資等の基本物資の供給・搬入の中止や妨害、度重なる活動家の暗殺といった明白な国際人道法違法を、国際社会が止めようとしたしなかったと言うことがあります。今回の虐殺行為の責任は、当然のことながら第一義的にはイスラエル政府にありますが、イスラエルの違法な占領政策・人種主義政策を放置してきた国際社会の側にも大いに責任があると言わねばなりません。
 以上の認識に基づき、私たちはパレスチナ人たちのおかれている非人道的状況を座視することことのできない一市民として、今回の虐殺の犠牲者に深く哀悼の意を表すると同時に次のことを求めます。

1、イスラエル政府は、ガザ地区における虐殺行為をただちに中止し、責任者の処罰、真相究明、被害者への謝罪と補償を行うこと。
2、イスラエル政府は、ガザ地区封鎖を解除し、全占領地における軍事占領を終結すること。
3、アメリカ合衆国政府は、イスラエルに対し、ガザ地区における残虐行為の即時停止と封鎖解除、全占領地からの撤退を強く要求すること。また、イスラエルに対する経済援助、軍事援助を終結すること。
4、アメリカ合衆国政府は、二〇〇六年一月パレスチナ評議会議員選挙の結果を尊重し、ハマースを「中東和平」の不可欠のプレイヤーの一員と認知し、同組織との公的な協議を開始すること。
5、日本政府は、イスラエルに対し、ガザ地区における残虐行為の即時停止と封鎖の解除、全占領地からの撤退を強く要求すること。
6、日本政府は、二〇〇六年一月のパレスチナ評議会選挙の結果を尊重し、ハマースを「中東和平」の不可欠なプレイヤーの一員として認知し、ハマースとの政治交流を開始すること。

  最後に私たちは、広く日本社会に対し、以下の二点を呼びかけます。

7、イスラエル当局に対し、ガザ地区におけめる虐殺行為の即時停止と封鎖の解除を求める声を集中して下さい。
8、世界中で取り組まれ始めているBOS(イスラエル・ボイコット)キャンペーンの一環として、イスラエルが国際法を遵守し、占領を終結し、パレスチナ人を対等な人間として尊重するようになるのまで、同国の商品をボイコットし、また
 同国への投資や商取引を控えて下さい。

二〇〇八年一二月二九日
            イスラエルによるガザ住民虐殺に抗議する関西市民有志

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