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大江・岩波沖縄戦裁判控訴審始まる

 6月25日午後から、大阪高裁大法廷で大江・岩波沖縄戦裁判控訴審第1回口頭弁論が開始された。70席の傍聴券抽選のため156人が並んだが、一審とは逆に大江・岩波支援者側の方が多かった。また、一審で原告側は34人の代理人をたてたが、控訴審では6人に激減した。6人の代理人には参院議員の稲田朋美弁護士は入っていなかった。被告側は従来通り3人の岩波書店の顧問弁護士が当たった。

 原告側は期日に遅れ「控訴理由書」やその「訂正書」など提出したが、裁判長はその「訂正書」自体の誤り部分数カ所を指摘するなど、原告側代理人の準備のずさんさが浮き彫りになった。
 双方代理人の陳述のあと、原告側は歴史学者秦郁彦氏を証人申請した。これに対して裁判長は、「雑誌『諸君』の今年二月号に掲載された同氏の論文で充分ではないか」と指摘した。三人の裁判官は別室で協議した結果、秦氏の証人採用は「必要なし」と判断し却下した。

 次回の控訴審第2回弁論は9月9日午後2時から開廷予定。一審経過や準備書面文書などは以下のホームページで見ることができる。
◆http://okinawasen.web5.jp/ 
◆大江・岩波沖縄戦裁判支援連絡会 事務局
 530-0012 大阪市北区芝田2-4-2「うずみ火編集部」TEL&FAX:06-6453-2448

08/06/27  W
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