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9条世界会議・関西DVDのこと

千円だして予約していた、9条世界会議・関西のDVDが届きました。長くても一時間くらいかと思っていましたが、130分と見応えあります。目も耳も劣化して正面画像の文字も読めない、話も聞き取りにくい私にとって、目の前で見たり聞いたりできることは、とてもありがたい。
 オープニングの合唱、松浦さんの開会挨拶、新世代のメッセージ、シロタ・ゴードンさんらゲストの講演、小山さん香山さんの対談、木戸さんの閉会挨拶などと続きます。最後の「メッセージ集」は幕張の世界会議参加ゲストの方々と、ソウルフラワーのメンバーなどです。

 シロタ・ゴードンさんの講演は以前聞いたこともありますが、DVDではぽつぽつと日本語で話しておられました。こういう「生き証人」がまだ健在であることは、極めて基調な存在で、ありがたいことです。
 思い返すと「私は男女平等を憲法に書いた」と、そして「日本国憲法を生んだ密室の9日間」が朝日放送で放映されたのが、93年のことで、戦後はじめて民政局の憲法草案つくりが明らかになりました。
 これを取材したのは朝日放送と提携していた大阪の「ドキュメンタリー工房」です。放映後、要望もあって二本のビデオに収録されたので、大淀区の工房に行ったことがあります。ついでにその時、占領軍が撮影した大阪の焼け跡のフィルムなど見せてもらいました。ともかく、小さな会社の大きな取り組みでした。
 シロタ・ゴードンさんは、在留していた両親に会いたい一心で、民政局に応募したのですが、当時22歳で日本語のできる唯一の方でした。秘密のうちに方々の図書館などから憲法資料をかき集めるなどして、これらは制作担当者にとって大いに重宝されたようです。もちろんこれらの中には日本人自身による憲法案もあったようです。

08/06/08  W
反戦・反基地ブログ