【大阪空港の米軍利用急増】 本日の長崎新聞に、昨年の米軍機民間空港利用の記事が出ていますが、伊丹空港が37回で4位に浮上しています。 大阪空港への米軍機の着陸は http://groups.yahoo.co.jp/group/nomorewar/message/5619 によると 97 98 99 00 01年 1 4 4 18 2 だから、昨年はダントツに多い。00年は伊丹での日米共同演習のため。 これは昨年11月にブッシュが伊丹を使ったので、安全確保とか調査とか輸送で米軍機盛んに使用したためでしょう。ただ、これが慣例になって米軍の大阪空港使用が常態化するのでないか。今年のデーターがないので分かりませんが。 ブッシュ来日前の大阪空港軍用機。 http://www.wn-btw.com/special/2005/0511_osaka/osaka.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 長崎新聞6月30日 米軍機の民間空港発着 長崎空港、再び全国最多 昨一年間に米軍機が長崎空港(大村市)に着陸した回数が百十二回に上り、全国の民間空港で最多だったことが国土交通省のまとめで分かった。米軍機の着陸回数が全国的に減少する中、同空港は全国トップの“常連”で、二〇〇四年は福岡空港に次いで二位だったが、昨年再び最多を記録した。 同省航空局によると、昨年の国内民間空港への米軍機の着陸回数は、多い順に長崎百十二回、福岡七十七回、奄美六十一回、大阪三十七回、熊本三十四回―など。〇四年は福岡百十三回、長崎百三回で一、二位逆だったが、福岡が回数を減らしたため、一位に押し出された格好だ。 昨一年間の全国の総着陸回数は三百九十八回。前年の五百八十七回に比べ大きく減少した。長崎空港も数年前までは三百回前後で推移したが減少傾向となり、〇二年の三百六回からほぼ三分の一に急減している。 長崎空港は、専用の空港施設を持たない米海軍佐世保基地の滑走路の役割を担っており、利用が常態化している。関係者によると、米海軍は長崎空港などに定期就航していた人員輸送機C9(通称ナイチンゲール)を廃止。小型機のC20中心の運航に切り替えた上、運用を厳格化したのが全国的な減少の要因という。 米軍の動向を監視している佐世保軍事研究会の篠崎正人事務局長は「娯楽のための人員輸送など、米軍が野放図な運用に制限を掛け始めた。しかし、それは純粋に軍事的な運用になったということでもある」と話した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (朝日2002年4月30日08:36) 米軍機の日本民間空港着陸、昨年は20空港で808回 国内の民間空港への米軍機の着陸が昨年、20空港で808回に上ることが、国土交通省の調べで分かった。00年に比べて、空港数も回数も減ったが、地元自治体が使用自粛を要請しているにもかかわらず着陸した例もあった。一方、自衛隊機の着陸は、73空港で3万6528回。前年比で1空港、1286回増えた。自治体側には、武力攻撃事態法案などが成立すれば、日米合同演習の増加で軍用機の着陸が増えるとの見方もある。 国交省航空局によると、防衛庁や米軍管理の空港を除く民間空港は88カ所。同局の統計では01年の米軍機の着陸空港は、前年より4カ所減って20空港、回数は同24回少ない808回だった。 米軍は日米地位協定に基づき、空港の使用や着陸料の免除が認められている。着陸に際しては事前に通告があるのが通例だが、無い場合もあり、着陸目的はほとんど公表されていない。 沖縄県の下地島、波照間両空港は99、00年と米軍機の着陸がなかったが、昨年は計38回。主に4-5月、在沖縄米海兵隊がフィリピンでの合同演習への往復の際、給油のため使用した。県は以前から県民感情を理由に、民間空港の使用自粛を米軍に要請。演習の際には、改めて自粛を申し入れた。 大阪空港では6月、2日続けて米軍機が着陸。地元の兵庫県伊丹市などが、国交省大阪空港事務所に「軍用機の発着禁止は従来申し入れている」と抗議した。前年も着陸が18回あり、「騒音に悩む住民感情を逆なでする」と抗議していた。 また、熊本空港は米軍機の着陸が45回と前年の3倍になったほか、中標津空港(北海道)も21回と2倍以上に増えた。国交省は、いずれも付近で日米合同演習があった影響としている。 一方、自衛隊機の着陸は演習の増加などで、昨年に比べて空港数も回数も増えた。那覇、名古屋では400回以上、秋田、長崎では200回以上、新潟では100回以上も前年を上回った。 沖縄県の幹部は「有事関連法案が成立しても急増はしないだろうが、習熟度を高める目的から日米合同演習が増え、それに伴って、軍用機の民間空港の使用が徐々に増える可能性はある」とみている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「朝日新聞」2001年4月4日 米軍機の民間空港への着陸、2000年は832回 米軍機が国内の民間空港に着陸した回数が、昨年1年間に24空港で計832回にのぼり、99年に比べ31回増えたことが3日、国土交通省の調査でわかった。米軍機の空港利用は日米地位協定に基づくものだが、新しい日米防衛協力のための指針(ガイドライン)関連法をにらみ、着陸増加に警戒を強める自治体もある。国土交通省は米軍側に対し、地域の事情への配慮を求めている。 同省航空局によると、全国94カ所の空港のうち、米軍や防衛庁が管理する三沢、小松などを除く民間空港は88カ所。米軍機の着陸は97年以降減少していたが、99年から再度増加に転じている。自衛隊機は627回減り、72空港で計3万5242回だった。 米軍機の着陸のうち、7割強を長崎、福岡、奄美の3空港が占める。米軍施設のある長崎県佐世保港への物資輸送や給油のためとみられている。また、九州・沖縄サミットなどのため羽田への着陸が7回あり、過去5年間で最多だった。 米軍は日米地位協定に基づき、国内の空港・港湾の利用や着陸料の免除が認められている。着陸にあたって米軍側から事前に通告があるのが通例だが、正式な手続きを経なかったり、空港管理者が断っても着陸を強行したりした事例もある。着陸目的が公表されることもほとんどない。 空港建設にあたり「自衛隊機などの乗り入れは原則として行わせない」という覚書を地元と取り交わしている北海道・帯広空港で昨年4月、空港を管理する帯広市に正式な連絡がないまま米軍機が着陸した。同市は在日米軍司令部に再着陸しないよう文書で申し入れをしたが、今年1月にも小型ジェット機が着陸し、市民団体などが抗議行動を繰り広げた。 前年の4倍以上にあたる18回の着陸があった大阪空港では昨年11月、周辺自治体でつくる「大阪国際空港騒音対策協議会」が、旧運輸省に抗議文を出した。同空港は騒音軽減のため民間ジェット機ですら発着を制限しており、「着陸目的もはっきりせず、周辺住民の感情を逆なでしている。なし崩し的に着陸が増えるのは困る」と訴えた。 これに対し、国土交通省は「日米地位協定がある以上、着陸を断る法的根拠はない」との立場だが、「大阪空港には騒音問題をめぐるさまざまな経緯がある」などと、米軍側に理解を求めたという。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【朝日新聞2000年4月7日】 米軍機 29空港に801回着陸 運輸省昨年調査 前年比、82回増 昨年一年間に日米地位協定に基づき、国内の二十九の民間空港に米軍機が計八百一回着陸したことが六日、運輸省のまとめでわかった。前年より八十二回増え、平均して毎日約二回、どこかの空港に米軍機が飛来したことになる。米軍機の着陸は、過密ダイヤを組んでいる民間機の運航に支障を及ぼしかねないうえ、騒音問題を抱える空港周辺住民にとっては影響が少なくない。昨春には周辺有事の際に民間空港を米軍に提供することなどを盛り込んだ新しい日米防衛協力のための指針(ガイドライン)関連法が成立しており、関係自治体などは、既成事実化する米軍機の空港使用に警戒を強めている。 運輸省によると、全国九十三カ所の空港のうち、米軍が管理する三沢や自衛隊が管理する小松、美保などを除いた民間空港は八十七カ所。米軍機の民間空港への着陸は一九九六年以降減少傾向にあったが、昨年は着陸回数、空港数ともに再び増加した。 自衛隊機も一昨年より七百二十四回増え、七十一空港に三万五千八百六十九回着陸した。 米軍機の着陸回数が例年多い長崎、福岡、奄美は昨年も上位を占め、三空港合わせて全体の七割にあたる計五百六十五回だった。九七年と九八年は一度も米軍機が来なかった旭川は、四十二回にのぼった。 米軍は日米地位協定五条に基づき、国内の空港や港湾の利用が認められており、民間機が納めている着陸料も免除されている。 「米軍機や自衛隊機だからといって、着陸を断る法的根拠は何もない」(運輸省)のが現状で、着陸にあたっての調整や判断は各空港管理者に任されている。 昨年は米軍機の着陸が一度もなかった石垣空港(沖縄県石垣市)に今年二月、米軍普天間飛行場所属の給油機一機とヘリコプター四磯が着陸した。事前通告に対し、県は「民間機の運航に支障が出る。人道的目的と緊急事態以外は断りたい」と申し入れたが、米軍側は着陸を強行した。 県によると、米軍は「日米地位協定五条に基づいて空港を使用するので、着陸料だけでなく空港管理者の許可も必要ない」との解釈を示したという。 三月上旬にも米軍から、同空港への着陸の事前通告があったが、県が抗議集会が予定されていることを伝えた後、「着陸の必要がなくなった」と連絡があったという。 騒音被害対策のため、ジエツト機の発着を制限している大阪空港では、今年に入ってすでに、昨年の四回を超える計十回、米軍機が着陸している。空港周辺の兵庫県伊丹、宝塚、川西の三市は騒音問題などを理由に、空港管理者である運輸省に対し、米軍など関係機関への働きかけを求める要請文を出している。 1999年の民間空港における「軍用機の」着陸回数 米軍機 長 崎 281(309@) 福 岡186(162A) 奄 美 98(77B) 旭 川 42(0) 名古屋 38(21E) 仙 台 30(30C) 広島西 23(10H) 広 島 14(12G) 中標津 11(0) 沖永良部 10(0) 合 計 801(719) 自衛隊機 那 覇11,018(10,931@) 名古屋 6,154(6,347A) 長 崎 5,212(4,887B) 八 尾 4,177(3,863D) 熊 本 3,868(3,902C) 福 岡 1,672(1,607E) 新 潟 932( 906F) 秋 田 850( 796G) 対 馬 256( 206H) 山 形 200( 145I) 合 計35,869(35,145) 運輸省まとめ。カツコ内(○数字)は98年の回数と順位。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-- A |
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