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3/19イラク開戦抗議大阪集会ミニレポ

3月19日、<イラク開戦5周年抗議!3.19大阪集会>は、〜在日米軍再編強化反対!米軍の少女暴行事件抗議!沖縄教科書検定撤回!〜など掲げ雨の中、夕刻より扇町公園で約3500人が参加し開催された。始めに主催者の大阪平和人権センター田淵理事長、しないさせない戦争協力・関西ネットの増田代表の挨拶があり、続いて参議院議員の山内徳信さんの、「民衆よ!平和と人権を求め、立ち上がれ!」と題する熱のこもった「情勢報告」があった。このあと集会決議を採択し、最後に「団結がんばろう」を三唱し、雨のなか二手に分かれ、シュプレヒコールをあげながらデモ行進に移った。
 なお、閉会挨拶で大野議長(全港湾)は、海自は「あたご」衝突事件で自粛するかと思きや3月22〜24日、またしても海自護衛艦が天保山に入港することが報告された。かつては目立たぬ南港入港だったが、だんだんとド厚かましくなった。(この件後尾に抗議集会など記載)

<集 会 決 議>
 明日3月20日、米軍と同盟軍によるイラク戦争から5周年を迎える。ブッシュが主張したイラク戦争の大義はウソであったことは、アメリカ自身認めざるを得ず、派兵国40カ国の内、17カ国がイラクから撤退した。イラクは泥沼化し、イラク市民の犠牲者は65万人にのぼり、米軍死者は3900人、脱走兵は4700人を数えています。
 武力では平和は守れない。自衛隊のイラクからの撤退を求めよう。参議院での与野党逆転のもと、「テロ特措法」は期限切れを迎え、一時的であるが、インド洋・ペルシヤ湾から海上自衛隊を撤退させた。「テロ新法」は、1月11日参議院否決後、福田政権は、衆議院本会議で与党の数の力で成立させ、自衛隊派兵を再開した。テロ新法は1年間の時限立法のため、福田政権は「自衛隊海外派兵恒久法」の策定へと動き出した。
 「いつでも どこでも戦争できる」自衛隊の海外派兵に反対しよう。山口県岩国市では、「札束と恫喝」の力で、米軍移駐を買収した。沖縄では、東村高江地区での米軍ヘリパッド建設の強行、カデナ基地ではPAC3が配備され、名護市辺野古新基地建設では、海上自衛隊掃海母艦「ぶんご」を出動させ事前現況調査を強行した。だが、沖縄県民の多様な闘いが展開されている。辺野古に生息するジュゴンについて、自然保護団体が米国国防総省と国防長官を訴えた「沖縄ジュゴン訴訟」で、1月24日サンフランシスコ連邦地裁は、基地建設による生態系への影響調査を国防総省に命じ、90日以内に報告せよという勝利判決を勝ちとり、建設が困難となる打撃を与えた。神奈川県横須賀市では、8月19日米原子力空母ジョージワシントン母港化反対に向け、横須賀市民による「原子力空母母港化の是非を問う住民投票条例」制定運動が展開されている。
 このような中で、2月10日、在沖縄米軍海兵隊兵士による少女暴行事件が起こった。在日米軍は、「綱紀粛正」を約束したが、その後も米軍兵士による不祥事は後を絶たない。日本に基地がある限り、市民の安全はない。さらに、2月19日、海上自衛隊イージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」を撃沈し、石破防衛大臣や海自幹部は、情報隠蔽、事故隠しに躍起となっている。
 在日米軍再編強化に反対しよう。沖縄辺野古基地建設反対、横須賀母港化反対など、全国の仲間と連帯しよう。3月23日こ開催される「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する沖縄県民大会」と連帯しよう。
 1945年3月、米軍50万人が沖縄に上陸。渡嘉敷島、座間味,慶留間では、日本軍の命令・強制・関与により、悲劇的な「集団自決」が起き、約700人から800人住民が犠牲となった。 日本軍による強制的集団自決の教科書記述を否定した「検定意見書」について、文部科学省に対して、検定意見書の誤りを認め撤回することを要求する。
 格差社会NO! 武力で平和は守れない! 2008春闘と結合し、日本と世界の平和のために、連帯して闘おう! 以上、本集会の名において決議する。
                           2008年3月19日
 「イラク開戦5周年抗議!― 在日米軍再編強化反対!
   米軍こよる少女暴行事件抗議!沖縄教科書検定撤回! 3.19大阪集会」
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●自衛艦大阪港入港抗議3.21集会 (集会後デモ)
 ・3月21日(金)18:30〜 天保山公園(地下鉄中央線大阪港下車)
 ・主催:南大阪平和人権連帯会議 協賛:大阪平和人権センター

2008/03/19 W
          
反戦・反基地ブログ