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10.14「戦争あかん!基地いらん!」集会のこと

自民党中谷議員(元防衛庁長官)は、民主党はテロ特措法に反対だからテロリストだと決めつけた。16日の朝日世論調査では給油継続に44%が反対している。だとすれば国民の44%が「テロリスト」と言うことになる。
 10月14日、大阪城野音で「戦争あかん!基地いら!」の集会では約1200人が参加し、新テロ特措法に反対したが、中谷風に言えば「テロ集団」の集会だったことになる。

 グァム先住のチャモロ族は4千年の歴史をもつ母系社会。スペインからアメリカそして日本、再びアメリカの植民地となるなか伝統文化は破壊され、今新たに環境破壊を伴う軍事基地強化が進められていると、ゲストのキナタさんは訴える。
 沖縄から駆けつけた安次富さんは、教科書検定をめぐる沖縄集会は11万6千人が結集。若い人の関心が増え、これまで黙していた老人が語りだした。これに対し産経新聞は「4万人」説を流し、政府は責任を出版社に押しつけようとしている。
 これらは過去の問題でなく基地負担を押しつける現在の問題でもあり、韓国やグァム民衆と連帯して闘うと報告。このあと韓国平沢の米軍基地反対運動からのメッセージが紹介された。(安次富さんは翌日15日の、沖縄からの政府への要請団に参加するとのことだった。この日「つくる会」など教科書検定推進派も集会を開いたが、「沖縄の集会は1万2千人だった」とウソを報告している。)
 沖縄西表出身の「まーちゃんバンド」の、エイサー太鼓入り民謡など、楽しい演奏のあと、岩国の大川さん(住民投票市民の会)からの報告があった。住民投票に詳しい司会の増田さん(箕面市議)とのやりとりもあり、投票経過などが浮き彫りとなった。残念ながら知事や市議会が変節し、問責決議の動向など岩國市長は極めて難しい状況に追い込まれている。
 このあと辻元清美さんの国会報告。辻元さんはピースボートでグァム島に寄港した際にキナタさんと会っており、24年ぶりの再会だった。国会ではテロ特措法が審議中だが表面的なことに惑わされたらあかん。「安倍より福田はましや」はとんでもない。ガイドラインや周辺事態法、テロ特措法に至るまで、何れも福田や高村や石破ら「実務派」閣僚が関与し、いま着々と駒を進めていることを見なあかん。まあ、こんなことが「元気ねえちゃん」辻元さんの弁でした。
 連帯挨拶では「大阪九条の会」の津村明子さん。来年5月3日の憲法集会や幕張メッセなどのアピール。続いて今回の協賛団体である「大阪平和人権センター」の富永事務局長。同センターは新テロ特措法に反対し10月24日(水)に扇町公園で反対集会を開催し、翌日の東京日比谷公園での全国集会に参加の予定であることをアピール。民主党小沢さんのISAF(国際治安支援部隊)参加発言については、武力行使を伴う限り憲法に反し反対だという。
 最期に実行委を代表して中北さん(しないさせない戦争協力関西ネット)がまとめの発言。沖縄集団死強制をめぐる大阪地裁裁判は大詰めにきている。沖縄の声をうけ、京都・奈良・高知・福岡の府県議会、町村レベルでも検定意見撤回が決議されており、今後大阪府議会への働きかけをすすめたい。24日の扇町公園の集会、11月3日の憲法集会(午後〜中之島公会堂)への参加を訴える。このあと行動提起があり、「まーちゃんバンド」のエイサー太鼓を先頭に、4時頃から玉造までのデモ行進に移った。
 次の日曜日21日午後から、京都円山公園で集会画予定されている。同集会のスタッフの一人と雑談したが、「京都は個人参加方式なのでこれだけ集まるか分からない」という。大阪の集会は確かに労働組合の参加が多く、デモ行進も組合旗が目立つ。関生、全港湾、釜が崎、全労協系自立労組、一部の連合系などである。
 一時、「赤旗がなじめない」という市民個人参加の問題もあったが、労働組合にしてみれば組合旗を畳むわけにはいかないだろう。
 終了後、例によってゲストを交えて交流飲み会、京都のメンバーからの21集会参加野アピール、アジア共同行動10/27〜28日岩國集会案内などがあった。

以上、だいぶん略していますが私の個人的な感想です。

07/10/17 W


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