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【抗議声明】新型コロナ10万円要求交渉への不当逮捕を許さない。今すぐ釈放を! 

松井一郎大阪市長

吉村洋文大阪府知事 

コロナ生活補償を求める大阪座り込み行動 

いま最も10万円給付を必要とする野宿生活者の人々が、「住民票がない」という理由で給付対象から排除されてきました。私たちは大阪の野宿者や支援者とともに、一人の給付もれも生じないよう4月から大阪市・府と交渉を重ねてきました。

しかし717日の大阪市交渉で、福祉局自立支援課の職員・野口が警察に被害届を出し、1ヶ月後の817日朝に釜ヶ崎からの参加者Aさんを天満警察が「公務執行妨害」で不当逮捕しました。現在、大阪府警本部に勾留されています。大阪市と警察に強く抗議し、即時釈放を求め、みなさんに支援と抗議を呼びかけます。 

Aさんの怒りの表明は、7/17の大阪市との交渉の場で起こりました。

これまでも、野宿の仲間は行政に不当な扱いを受け続けてきました。2007年には住民票を強制的に削除され、長居公園から行政代執行で強制排除。2019年にはあいりんセンターが強制閉鎖されました。そして今また、定額給付金の網からこぼれ、あいりん総合センターの軒下で寝ている人たちは生活の場を追われ、吉村府知事によって立ち退き訴訟を起こされているのです。 

そして大阪市は、交渉と10万円給付を焦らしに焦らした上で、717日に被害届を出すと恫喝し、勝手に交渉を打ち切りました。住民の「生活権の意見を表明し、行政と交渉する権利」を侵害しました。コロナウイルスの蔓延によって日雇い仕事を失った仲間たちが、生きる権利を補償してほしいと訴えるのは当然です。大阪市の対応は、本来住民の生活権を補償しなければならない義務をかなぐり捨て、住民の福祉と生存権を守る義務を持つ行政のする事と大きく乖離しています。
 

被害を訴えた職員・野口とAさんに直接的接触などなかったにも関わらず、交渉を打ち切る。私たちが86日に福祉局へ被害届を出したかどうか説明を求めに行っても当人は逃亡し、他の職員は「部局として把握していない」とありえない嘘をついた上で、ちゃっかり17日に逮捕する。組織的・確信犯的行為です。 

大阪府警が7/17の出来事を8/17に逮捕したのは、逮捕される行為など存在せず、玉手箱のように後から何でもできる「威力業務妨害」を当てはめる策略を練っていたからです。つまりでっち上げ逮捕です。

しかしみなさん。空前の世界的災害である新型コロナの生活被害者が、国の決めた支援策を役所で求めたら役所に事後逮捕される。まさしく前代未聞ではないでしょうか? そしてAさんではなく、交渉を拒否した福祉局こそ「公務執行妨害」が問われるのです。 

なぜ、今逮捕なのか?

その理由は明らかです。逮捕翌日から議会審議が始まった大阪都構想にコロナ被害者も反対しているため、そして釜ヶ崎センターの立ち退き訴訟裁判が91日に始まろうとしているため、邪魔者を潰そうとしたからです。 

私たちは、大阪市・府・大阪府警に逮捕が不当であると強く訴えます。行政の、住民の権利を無視した弾圧を追及します。 

世論が無視したら、Aさんは9月前半までには起訴され、その後数カ月も獄中に監禁される可能性が高いです。新型コロナの医療/生活被害を受けた全てのみなさまの熱いご協力が必要です。 

①要求と抗議をお願いします(全て頭に184をつければ非通知になります)

●Aさんを今すぐ釈放しろ!

大阪府警:06-6943-1234 大阪地検刑事部:06-4796-2200 大阪地裁刑事部:06-6363-1281

●被害届を取り下げろ!交渉を再開しろ!

大阪市福祉局自立支援課:06-6208-7924 

②私たちはAさんの救援を行います。カンパをお願いします。 

カンパ振り込み

*ゆうちょ銀行からのお振り込み

金融コード 9900

記号番号 00910-7-211728

店番号 099

名義 釜ヶ崎医療連絡会議 

*その他の金融機関からのお振り込み

店名 099

預金種目 当座

口座番号 0211728

名義 釜ヶ崎医療連絡会議 

いずれの場合も、通信欄に[センター開放行動/救援カンパ]とご明記ください。 

2020819

コロナ生活補償を求める大阪座り込み行動 連絡先:080-4239-7360 osakacovid19sit

 

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