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オスプレイ訓練・高島住民説明会   京都新聞から

「安全性、納得できぬ」 オスプレイ訓練・高島住民説明会・・・日米合同演習につ
いて住民に説明する防衛省職員(26日午後7時50分、高島市・新旭公民館)

 滋賀県高島市の饗庭野演習場で10月に実施される日米共同訓練の初の住民向け説
明会が26日夜、同市新旭町の新旭公民館であった。防衛省近畿中部防衛局の桝賀政
浩企画部長らが、日程や訓練の内容などを説明した。参加した住民らからは地元への
説明が遅いことへの批判や安全性を疑問視する声が相次いだ。

 説明会には約140人の市民が参加した。防衛省から、訓練概要と、嘉田由紀子知
事と福井正明市長が10日に小野寺五典防衛相に提出した14項目の質問書の回答が
説明された。

 住民からは、「演習場の近くに住んでいるが、何の説明もなく不安。飛行ルートは
どうなるのか」「オスプレイは過去に数十回も事故を起こしている。国民は安全性に
納得していない」「沖縄県でオスプレイを使った日米共同訓練は行われておらず、負
担軽減にはならない」などの批判や疑問が続出した。

 これに対し桝賀部長らは説明が遅くなったことを謝罪。安全性について「日米両政
府で確認している」と述べたほか、沖縄の負担軽減に関しては「オスプレイの機体自
体が本土にとどまるという意味で軽減になる」と繰り返した。

 説明会は、住民からの質問が続く中、開始から約1時間半が経過した午後9時に打
ち切られた。

 住民説明会に先立ち、同日午後には同公民館で市議らへの説明会も行われ、説明が
遅いことへの批判が続出、訓練中止を求める声も出た。その一方で、「台風18号豪
雨では自衛隊に助けられた」「高島は駐屯地もあり、自衛隊は仲間という意識」など
と、安全確保にくぎを指しつつ受け入れ姿勢を示す意見も出た。


2013.09.27 H
反戦・反基地ブログ